高血圧症に関する医師・患者調査 

2017年11月15日
オムロン ヘルスケアは、高血圧患者を1ヶ月に10人以上診療している医師300人と、高血圧症で通院している30歳~69歳の男女400人に、「高血圧症に関する医師・患者調査」を行いました。

この結果から、高血圧患者の33.5%が、「心筋梗塞」「狭心症」「脳梗塞」「脳出血」「腎臓病」のいずれかと診断された経験があることが分かりました。特に、30代の高血圧患者の22%が「心筋梗塞」、20%が「狭心症」と診断を受け、他の年代の平均「心筋梗塞」5%、「狭心症」9%と比べると高い割合になっています。また血圧値が高い人ほど「心筋梗塞」や「狭心症」と診断される割合が高いという結果になりました。

今回の調査では、医師の98.7%は患者に家庭での血圧測定をすすめており、うち約半数の52%は「毎日朝晩2回測ること」を推奨しています。しかし、患者で、「毎日朝晩2回測っている」のは22.8%。患者の約5割は毎日測っていないことが分かりました。
一方、家庭で毎日朝晩血圧を測っている人の41.8%は「その日の自分のからだの状態が確認でき、行動に反映できる」、40.7%は「血圧値が改善した」と血圧測定の効果を実感しています。
この結果を受け、当社は高血圧が誘因する疾病リスクと、それを予防するための家庭での血圧管理の重要性を情報発信し、高血圧患者を減らすことで「脳・心血管疾患の発症ゼロ」の実現を目指していきます。

【調査結果のまとめ】

1. 高血圧症と診断された後に、3人に1人が「狭心症」や「脳梗塞」などと診断されている。特に、30代でも高血圧患者の22%が「心筋梗塞」と診断されている。

2. 「降圧を達成せずに通院を中断する患者がいる」と回答した医師が9割(「降圧を達成せずに通院を中断する患者はいない」と回答した医師は1割)。

3. 医師が、高血圧に起因する脳・血管・心臓関連の疾患の発症が多いと感じるのは「12月~2月」の寒い時期。

4. 8割の医師が「高血圧が脳や血管、心臓関連の病気を引き起こすこと」を患者に伝えている。

5. 98.7%の医師が「家庭での血圧測定」を推奨する。一方、患者の5割は「毎日測っていない」。

6. 毎日測っている人の4割は「血圧値改善」を実感。

7. 73.5%の患者が、通院後に「生活習慣の改善を実践」。

【調査結果】

高血圧症と診断された後に、3人に1人が「狭心症」や「脳梗塞」などと診断されている。中でも、30代高血圧症患者の22%が「心筋梗塞」と診断されている

■高血圧症と診断された後に、3人に1人(33.5%)が、「心筋梗塞」、「狭心症」、「脳梗塞」、「脳出血」、「腎臓病」のいずれかと診断された経験あり。
■30代高血圧症患者の22%が「心筋梗塞」、20%が「狭心症」との診断を受けている。
■血圧値が高い人ほど、「心筋梗塞」や「狭心症」と診断される割合が高い。

「降圧を達成せずに通院を中断する患者がいる」と回答した医師が9割

■降圧を達成する前に、「通院を中断してしまう患者はいない」と認識する医師は約1割にとどまり、約9割の医師は、降圧を達成する前に「通院を中断してしまう患者がいる」と認識。

医師が、 高血圧に起因する、脳・血管・心臓関連の疾患の発症が多いと感じるのは「12月~2月」の寒い時期

■血圧を意識するのは、医師、患者とも「季節の変わり目(寒くなる時)」。医師が1年のうちで、高血圧に起因して、脳・血管・心臓関連の疾患の発症が多いと感じるのは「12月」「1月」「2月」の寒い時期。
■医師が血圧を意識してほしいと思っているが、患者が意識していないという乖離の最も大きいタイミングは「体重が増えたとき」(医師:63.3%、患者:27.5%)。

8割の医師が「高血圧が脳や血管、心臓関連の病気を引き起こすこと」を患者に伝えている

■医師が患者に伝えていること第1位は「高血圧が、脳や血管、心臓関連の病気を引き起こすリスクがあること」(76.0%)。第2位は「家庭での血圧計測が大切であること」(75.3%)、第3位は「血圧は日中だけでなく、24時間の中で変動すること」(71.0%)。
■患者が医師から言われていることの第1位も「高血圧が、脳や血管、心臓関連の病気を引き起こすリスクがあること」(43.3%)。

98.7%の医師が「家庭での血圧測定」を推奨する
一方、患者の5割は「毎日測っていない」

■患者に「家庭で血圧を測定することを勧めている」医師は、全体の98.7%(必ず勧めている71.0%+ときどき勧めている27.7%)。そのうちの半数の医師が「朝晩2回測ること」を推奨。
■一方患者の家庭での血圧測定頻度は「毎日、朝晩2回測っている」は22.8%。「毎日、1回測っている」は26.3%。患者の5割は毎日測っていない。

毎日朝晩測っている人の4割は「血圧値改善」を実感

■家庭で毎日朝晩2回血圧を測っている患者では、約4割が「その日の自分のからだの状態が確認でき、行動に反映できる」、「血圧値が改善した」ことを実感。

73.5%の患者が、通院後に「生活習慣の改善を実践」

■高血圧症で通院後、73.5%の患者が何らかの生活改善を実践。
■「塩分を控えている」は通院前17.0%から通院後には41.5%に。


【調査概要】
調査対象:
 ①医師 300人(高血圧患者を1ヶ月に10名以上診療している医師)
 ②患者 400人(高血圧症で通院している30~69歳男女)
調査エリア:全国
調査方法:インターネット
調査期間:2017年9月15日(金)~9月16日(土)

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