「介護の日」調査(介護従事者対象) 

2017年11月09日
エス・エム・エスは、11月11日の「介護の日」に合わせ、運営する介護職向けコミュニティサイト「けあとも」にて「介護職をやっていて良かったこと、嫌なこと」に関する調査を実施しました。

慢性的な人材不足に悩む介護業界において、2025年には約37万人の介護職員が不足すると言われています(厚生労働省「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(確定値)について(平成27年6月24日)」より)。一般的にいわゆる「3K(キツイ、汚い、給料安い)」と言われる介護職ですが、実際に介護職として従事している方々が「介護職をやっていて良かったこと、嫌なこと」についてどう考えているのか、200名を超える方々に回答をいただきましたので、その結果をご報告します。

【調査サマリー】

●「介護職をやっていて良かった!と思うこと」は以下のとおりとなった
1位 「利用者や家族にお礼や嬉しい言葉を言われたとき」(40%)
2位 「利用者や家族から信頼されているなと感じたとき」(37%)
3位 「利用者が回復したり状態が改善したとき」(34%)

●介護職をやっていて良かった!と思ったときのエピソードには以下のような回答が見られた
・家族から「ここに母を入れて良かった、あんな母の顔、何年ぶりに見たかしら」と涙ぐまれたとき
・担当した方が少しずつ回復していき、半年後には要介護4から要介護2まで状態が改善したとき
・普段、暴言ばかり口にする利用者が、笑顔で「ありがとう」と言ってくれた事があり、とても嬉しかった

●「介護職をやっていて嫌だな、つらいと思うこと」は以下のとおりとなった
1位 「スタッフ間の連携・意思疎通があまりない・悪いと感じたとき」(46%)
2位 「人間関係が悪い、うまくいかないと感じたとき」(41%)
3位 「スタッフや人員不足により忙しい・業務が過密」(37%)

●介護職をやっていて嫌だな、つらいと思ったときのエピソードには以下のような回答が見られた
・サービス提供責任者から嫌がらせをされたり、同じ職場なのに派閥があるなど人間関係がかなり難しい
・父親のように思っていた利用者様が急に亡くなられ、私自身が抜け殻のようになってしまった
・あるデイサービスに勤務していたとき、昼休みがなく介助しながら自分も昼食を食べていた

「介護職をやっていて良かった!と思うこと」は利用者や家族の言動に関わる項目が上位を占め、普段一緒に過ごす時間が多いからこそ、介護職として働く上でのモチベーションに大きく影響していることがうかがえます。また、「介護職をやっていて嫌だな、つらいと思うこと」には、一般的に言われている「給与が安い」ことではなく「人間関係」や「職場内のコミュニケーション不足」と考える人が多く、職場にフィットしていないがために悩む介護職員が多い現状が浮き彫りとなりました。
当社では今後も、介護職に就こうとする人の「自分に合った職場探し」「やりたい介護の実現」を応援していきます。

【調査結果】

●「介護職をやっていて良かった!と思うこと」は以下のとおりとなった
1位 「利用者や家族にお礼や嬉しい言葉を言われたとき」(40%)
2位 「利用者や家族から信頼されているなと感じたとき」(37%)
3位 「利用者が回復したり状態が改善したとき」(34%)

●介護職をやっていて良かった!と思ったときのエピソードには以下のような回答が見られた
・家族から「ここに母を入れて良かった、あんな母の顔、何年ぶりに見たかしら」と涙ぐまれたとき
・担当した方が少しずつ回復していき、半年後には要介護4から要介護2まで状態が改善したとき
・普段、暴言ばかり口にする利用者が、笑顔で「ありがとう」と言ってくれた事があり、とても嬉しかった

◆回答結果(一部抜粋)
・家族から「ここに母を入れて良かった、あんな母の顔、何年ぶりに見たかしら」と涙ぐまれたとき
・担当した方が少しずつ回復していき、半年後には要介護4から要介護2まで状態が改善したとき
・普段、暴言ばかり口にする利用者が、笑顔で「ありがとう」と言ってくれた事があり、とても嬉しかった
・認知症で食事を召し上がることも拒否するようになってしまった入居者さまに、いろんな手段を使って食事量が増えたときは、やりがいを感じる
・特養のデイで、レク体操を担当しており、利用者に「これが楽しみで来ている」「むくみがなくなった」「おめさんがいないと寂しい」とか言われると、とてもうれしいし、会話の端々で頼られてると感じたときに介護職を続けていてよかったと思う
・利用者様が私が訪問に来るのを待ちわびてくれている。上司から「利用者様にいつもお褒めの言葉を頂いている」と言われたとき
・経口胃ろうの方が口から食べられるようになり、ご家族が「病院からはもう二度と口から物を食べられる事ができないと言われたのに」と泣いて喜んでくれたとき、介護職をやっていて良かったと思った
・“○○さんがいるからデイサービスに来ている”と利用者様がケアマネに話していたと聞いたとき
・いつものように汗をかきながらお世話を終了し、足りないところを振り返っていると、上司や同僚から「(利用者のご家族が)さすがプロの仕事だね。って言ってたよ」と聞かされとても嬉しい気持ちになった
・利用者さんからの「ありがとう」。それにつきる

●「介護職をやっていて嫌だな、つらいと思うこと」は以下のとおりとなった
1位 「スタッフ間の連携・意思疎通があまりない・悪いと感じたとき」(46%)
2位 「人間関係が悪い、うまくいかないと感じたとき」(41%)
3位 「スタッフや人員不足により忙しい・業務が過密」(37%)

介護職をやっていて嫌だな、つらいと思ったときのエピソードには以下のような回答が見られた
・サービス提供責任者から嫌がらせをされたり、同じ職場なのに派閥があるなど人間関係がかなり難しい
・父親のように思っていた利用者様が急に亡くなられ、私自身が抜け殻のようになってしまった
・あるデイサービスに勤務していたとき、昼休みがなく介助しながら自分も昼食を食べていた

◆回答結果(一部抜粋)
・サービス提供責任者から嫌がらせをされたり、同じ職場なのに派閥があるなど人間関係がかなり難しい
・職場はいじめが多い。いじめで退職する職員を何人か見てきた。とても情けない
・父親のように思っていた利用者様が急に亡くなられ、私自身が抜け殻のようになってしまった。精神的につらかった
・あるデイサービスに勤務していたとき、昼休みがなく(利用者と一緒に昼食を取る為)介助しながら自分も昼食を食べていた。終業時間に経営者に「タイムカードを押せ」と言われ、残業代を払わない事業所にいたときはつらかった
・営利優先で現場を理解しない経営層の考えが見えたとき
・法人と職員の信頼関係が十分に成り立っていない
・サービス出勤が多く、またサービス残業がシフトに組まれる事がある。有給休暇は使わせてくれず、退職するスタッフにも有給休暇消化をさせてくれない
・ケアよりもその他の業務が多く、ご利用者様と接することができず、寂しい思いをさせてしまっている
・勤務が過密になりスタッフの休みが減った。その上体調を崩すスタッフも増え、ますますスタッフが疲弊していく
・休憩がとれないのがつらい。やっと終わって昼食、と思ってもナースコールがなれば出なければならず、トイレに行くのも難しく休憩も20分あるかないかという感じ 


【調査概要】
・調査対象:「けあとも」に会員登録している介護職員
・調査期間:2017年10月20日~11月6日
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:介護従事者203名

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