「ホームパーティ」に関する調査(20歳以上の男女対象) 

2017年11月01日
アサヒグループホールディングスは、全国の20歳以上の男女を対象に「ホームパーティ」をテーマに調査を実施。

【調査結果サマリー】

・3割近くが「ホームパーティを楽しんでいる」-「平日ランチパーティ」を行う女性も
・家族構成やライフステージなど、各年代でホームパーティの開催頻度にも影響
・気心知れた身内と気楽に過ごせる「家族パーティ」が主流!
・20代は「学生時代の友人」、30代は「ママ友」など、世代で変わる人付き合い
・「年中行事」「誕生日」「地域イベント」に合わせ、家族・仲間で盛り上がる
・「完全割り勘制」「参加者の持ち寄り・手土産制」など、参加費の在り方も色々
・「時間制限・気遣いなし」「子連れOK」-仲間内ならではのホームパーティの魅力
・人気グルメは「から揚げ」-「おかず系」にも「つまみ系」にもなる重宝さ
・皆で作って楽しめる「手巻き寿司」「鍋料理」は、パーティの盛り上げに欠かせない
・「ビール」で乾杯し、「ワイン」「シャンパン」が優雅な時間へ誘う

【調査結果】

3割近くが「ホームパーティを楽しんでいる」-「平日ランチパーティ」を行う女性も

まず、皆さんはホームパーティ(自分・誰かの家での食事会や飲み会)を、どの位の頻度で行っているのでしょうか。「2カ月に一回は仕事仲間と女子会を行う。つい最近は10月生まれが4人いたので、誕生会も兼ねた秋のパーティを開きました」(女性50代、東京都)など、「しばしばする」と回答した人は7.2%。さらに「年に何度かする」という声も22.6%を数え、全体の3割近くの人びとが「ホームパーティを楽しむ」機会を年に何度か得ていることが明らかとなりました。自由回答の中には「お友達と休日に一週間の節目の気分転換として、飲み会を開いて疲れを癒している。ディスカウントストアなどで食材を仕入れて、自宅に持ち帰って調理や飾り付けを行っている」(男性60代、大分県)など、週末はホームパーティで過ごすのが習慣というご家庭もありました。


性別で「しばしばする」「年に何度かする」という声を見てみると、男性回答では25.9%。一方で、女性回答は男性よりも8.4%も高い34.3%を数えました。女性回答の中には「ママ友メンバーの仕事休みが重なった日のお昼(11時~15時)、子どもが下校するまでの時間帯。飲み物(アルコール)と1、2品の(食べ物を)持ち寄りして、4、5人で行うことが多い」(女性40代、東京都)など、平日にランチパーティを開くという声も寄せられ、男性よりも頻度多くホームパーティを楽しんでいる女性たちの姿がうかがえます。

家族構成やライフステージなど、各年代でホームパーティの開催頻度にも影響

年代別ではいかがでしょうか。「しばしばする」「年に何度かする」という声は、30代で最も高く37.3%。次に70代以上で37.2%、20代で36.4%が続き、ホームパーティを頻繁に楽しんでいるのは20・30代の若い層と70代以上のシニア層に目立ちました。一方で、50、60代では、ホームパーティの頻度が他の世代よりも低調でした。自由回答の中には「長男、長女が独立し後、ホームパーティをわが家で催すことがなくなった」(男性60代、東京都)など、子どもの成長、独立に伴い、家族で祝う年中行事の頻度が減ったという声も寄せられました。年代間における家族構成やライフステージの変化に合わせて、ホームパーティの頻度にも少なからず影響を与えていることがうかがえます。

その反面、「特別なことがない限り、あまりしない」(35.7%)、「したことがない 」(34.5%)という声は7割以上を占めました。主な理由は「人を呼ぶと準備と片付けが大変なので、あまりパーティが好きじゃない」(女性30代、兵庫県)、「友だちとはファミレスなどの外食で集まるから」(女性60代、福岡県)など、準備や後片付けの煩わしさを考えると、外食のほうが手っ取り早いという声。「騒々しいのが大嫌い。一人でじっくり飲むほうが好き」(女性40代、福井県)など、大勢で集まって何かするのが苦手という声。さらに「部屋が狭くてパーティは難しい」(男性50代、大阪府)、「料理に自信がないので」(女性50代、埼玉県)など、人をおもてなしする環境が整っていないので、端から諦めているという人もいました。

気心知れた身内と気楽に過ごせる「家族パーティ」が主流!

ホームパーティのメンバーは?
1 家族(親・子ども含め) 58.3%
2 夫婦 29.9%
3 親戚 26.3%
4 学生時代の友人 24.2%
5 兄弟姉妹 21.8%
6 会社の同僚 13.4%
7 ママ友とその家族 10.7%
8 ご近所の仲間(同じマンションなど) 9.8%
9 サークルの仲間 8.9%
10 その他(バイト仲間、彼氏の家族、犬の散歩仲間など) 4.2%
MA(複数回答)/n=1465人

次に皆さんがよくホームパーティを行うメンバーを見ていきましょう。最も回答が多かったのは「家族(親・子ども含め)」(58.3%)でした。「5人家族なので、家族の誕生日だけでも5回はある、子どもたちが喜ぶものが基本で、クレープパーティ、ピザパーティ、リッツパーティなど、ネットで調べたものは一通りやりました」(女性30代、秋田県)など、子どもを中心に家族行事の一環として、ホームパーティを催すという声。さらに「夫婦でたこ焼きパーティをする」(女性30代、愛知県)など、2位に「夫婦」(29.9%)、3位に「親戚」(26.3%)、5位にも「兄弟姉妹」(21.8%)が続き、家族や親戚などがランキング上位を占めました。ホームパーティというと、インスタ映えするような華やかな世界を思い描く人も多いと思いますが、実際には気心の知れた身内と気楽に過ごせる「家族パーティ」が主流となっていることがうかがえます。

「家族パーティ」以外では、4位に「学生時代の友人」(24.2%)がランクイン。「学生時代の友人達と俗に言う女子会を持ち回りで行なっている。たこ焼き・お好み焼き、手巻き寿司、鍋パーティなど」(女性20代、埼玉県)など、社会に出た後も、気の置けない学生時代の仲間と定期的にパーティを行っているという声。さらに「会社の同僚と、季節の変わり目などやる。直近では8月の花火大会の日にやりました。我が家が打ち上げ場所の目の前なので」(男性50代、千葉県)など、6位に「会社の同僚」(13.4%)、7位に「ママ友とその家族」(10.7%)、8位に「ご近所の仲間(同じマンションなど)」(9.8%)が続き、様々なコミュニティの仲間たちと交流を深めていることが判ります。中でも「学生時代の友人」という回答が多く、仕事や普段の暮らしに利害関係がないせいか、長く良好な関係が続いていることがうかがえます。

20代は「学生時代の友人」、30代は「ママ友」など、世代で変わる人付き合い

次に世代別ではいかがでしょうか。「家族・親族」以外の開催メンバーを見てみると、20代では「学生時代の友人」(20代=54.2%)、「サークルの仲間」(20代=18.8%)という声が圧倒的でしたが、年代と共に大幅に減少。30代、40代では「ママ友とその家族」(30代=15.5%、40代=16.6%)が一気に急増し、子育て世代ならではの特徴と見えます。年齢と共に友だちや仲間とのホームパーティが全体的に減少傾向にある一方で、シニア層で数値が増えたのは「ご近所の仲間(同じマンションなど)」(60代=11.2%、70代以上=13.8%)。自由回答の中には「仲良しご近所さんとのホームパーティが多い。最近、我が家で新米を収穫したので、新米パーティをしました。向こう三軒両隣なので、皆さん一品持ち寄ってくるのが自然になっている」(女性60代、山梨県)など、ホームパーティを通して、ご近所づき合いを深めているご家庭も少なくありませんでした。また、「会社の同僚」(30代=18.6%、70代以上=12.5%)との関係は30代がピークで、その後、一旦ホームパーティなどの交流から遠ざかる傾向が見られましたが、現役引退を境に関係が一気に修復されていることが判ります。定年退職して利害を超えた「古き良き友人=元同僚」として付き合いが復活し、同窓会感覚でホームパーティを楽しむ姿がうかがえます。友だちやご近所、同僚との付き合いが、世代間で大きく変化している様子が明らかとなりました。

「年中行事」「誕生日」「地域イベント」に合わせ、家族・仲間で盛り上がる

皆さんがホームパーティを行うタイミングを具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「年末年始・クリスマスなど年中行事」(47.2%)でした。「娘夫婦たちが集まるパーティが多い。孫の誕生日や年中行事のクリスマス、盆正月、敬老の日、ハロウィンパーティなど」(女性60代、兵庫県)など、季節毎の行事に合わせて、家族や仲間とわいわいガヤガヤとパーティで盛り上がるという声。さらに「10月に私(10月)と家内(12月)の合同の誕生パーティを開いた」(男性60代、大阪府)など、3位に「誕生日・結婚日・出産祝いなど記念日」(39.2%)、6位にも「花火大会・お祭りなど地域イベント」(14.0%)が挙げられ、年中行事や地域イベントに合わせてホームパーティを開く人も目立ちました。ボージョレ・ヌーヴォ解禁やハロウィンイベントなど、最近では海外発の新しい行事も大きな賑わいを見せていますが、何でも寛容的に取り入れるのは、「お祭り好き」の日本人らしい国民性とも言えるかもしれません。

ホームパーティはどんなタイミングする?
1 年末年始・クリスマスなど年中行事 47.2%
2 普段の週末(土・日) 43.7%
3 誕生日・結婚日・出産祝いなど記念日 39.2%
4 連休・祝日 25.5%
5 休前日 21.4%
6 花火大会・お祭りなど地域イベント 14.0%
7 美味しいお酒や新鮮素材が手に入った時 12.3%
8 気候・季節の変わり目(暖かくなってきたり、寒くなってきたりすると) 7.5%
9 イベントやサークルの打ち上げ 6.5%
10 定期的に開催することを決めている 3.7%
MA(複数回答)/n=1461人

「年中行事やイベントに合わせて」という声が多かった一方で、2位は「普段の週末(土・日)」(43.7%)。「週末にいとことその家族を呼んで、うちでパエリア、スペイン風オムレツ、サラダ、おつまみなどを作り、ワインを飲んで過ごす」(女性40代、東京都)など、「特別な日」ではなくとも、時間と心に余裕のある「週末に開く」という声。同じく4位に「連休・祝日」(25.5%)、5位にも「休前日」(21.4%)が続き、人が集まりやすく、時間に追われずにゆっくりと過ごせる「休前日・休日パーティ」に支持が寄せられました。そのほか、「釣りで釣果が大きかった時にBBQを行う」(男性70代、徳島県)など、7位に「美味しいお酒や新鮮素材が手に入った時」(12.3%)が挙げられ、狩りの獲物を並べて、祝宴を催した太古の昔と同じく、現代でも「食」と祝祭の関係は変わらないことがうかがえます。

「完全割り勘制」「参加者の持ち寄り・手土産制」など、参加費の在り方も色々

ホームパーティに掛ける予算はいかがでしょうか。「一週間前に会社の元同僚で集まりました。予算は一人5,000円くらい。ランチから集まり夜まで、丸一日楽しんだ」(女性60代、東京都)など、一人当たりの参加費を決めて「完全に割り勘で行う」という声。「参加費無し。料理は持ち寄りと、近所のスーパーで適当に選んで買っていく」(男性60代、福岡県)、「予算は特に決めず、自分が招く側の時は自分の費用で用意し、招かれる側の時はデザートやお酒などを手土産に持っていくことが多い」(女性40代、埼玉県)など、各自料理を持ち寄ったり、手土産を買って参加するという声。さらに自由回答の中には「予算は基本的に我が家持ち。来てもらって、お料理を振る舞うのが好きなので」(女性40代、茨城県)など、太っ腹な声も寄せられました。

「時間制限・気遣いなし」「子連れOK」-仲間内ならではのホームパーティの魅力

では「外食」ではなく、「ホームパーティ」ならではの魅力とはどんな点にあるのでしょうか。最も回答が多かったのは「時間を気にせず、ゆっくりとできる」(57.8%)でした。「時間に追われず、ゆっくり飲んだり食べたりできる。中座も自由なのが良い」(女性40代、東京都)など、外食の場合は「時間制限」が設けられていることも多く、同じ場所で長く過ごせるホームパーティの気楽さを支持する声。さらに「気兼ねなく、ワイワイ出来るのがいい」(男性60代、愛知県)など、3位に「気兼ねや気遣いの必要がない」(41.8%)、4位にも「ワイワイガヤガヤ騒げる」(34.7%)など、周囲の目を気にすることなく過ごせるという声も寄せられました。一方で、8位には「普段ゆっくり話せないことをじっくりと話せる」(24.4%)が挙げられ、羽目を外すのも、じっくり語り合うのも、仲間内だけのホームパーティならではの魅力と言えそうです。

ホームパーティの良い点は?
1 時間を気にせず、ゆっくりとできる 57.8%
2 外で飲むよりも値段を抑えられる 45.0%
3 気兼ねや気遣いの必要がない 41.8%
4 ワイワイガヤガヤ騒げる 34.7%
5 小さな子どもがいても、気にせず楽しめる 29.4%
6 酔ったり、眠くなっても心配がいらない 28.8%
7 家族・親子で参加できる 25.3%
8 普段ゆっくり話せないことをじっくりと話せる 24.4%
9 持ち寄り、差し入れの料理が美味しい 22.8%
10 自宅への招待、訪問で人間関係や交流が深まる 19.6%
MA(複数回答)/n=1554人

外ではなく家ならではの「安心感」という点では、5位「小さな子どもがいても、気にせず楽しめる」(29.4%)、8位「家族・親子で参加できる」(25.3%)も見逃せません。「外では小さな子どもがいると周囲に気を遣うだけでなく、子どもに対してもより注意しないといけないので落ち着かない」(男性30代、神奈川県)など、外食では「大人中心の飲み会」になりがちですが、自宅開催のホームパーティなら子どもにも目も届きやすく、家族そろって参加できるアットホームさも利点です。さらに「泥酔してもそのまま友人宅か、自宅に泊まることができる。居酒屋とかではそうはいかないから」(男性40代、山梨県)など、6位「酔ったり、眠くなっても心配がいらない」(28.8%)が挙げられ、外食にはない「緊張のゆるみ」や「居心地の良さ」がうかがえます。

「ゆっくりできる」「安心感」など、ランキング圏内には精神的なメリットを挙げる声が多かった一方、実利的な回答で目立ったのは、2位の「外で飲むよりも値段が抑えられる」(45.0%)です。「食べ物やアルコール、デザートまで割り勘」(女性50代、神奈川県)、「お酒もスーパーで買って安く済ませる」(男性40代、東京都)など、外食よりも一人当たりの参加費が安くて経済的という声。自由回答の中には「飲み物込みで平均1,500円、残ったお金は次回に繰り越している」(女性40代、神奈川県)など、次回以降の負担を軽減させる工夫を行っている人もいました。

人気グルメは「から揚げ」-「おかず系」にも「つまみ系」にもなる重宝さ

ではホームパーティに欠かせない人気のグルメとは何でしょうか。次にランキング形式で見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「から揚げ・フライドチキン・揚げ物」(64.5%)でした。「パーティに欠かせないのは、から揚げで。我が家の祖母からの直伝で、皆に大好評」(女性60代、東京都)、「から揚げはアルコールに合い、小さい子どもにも喜ばれるので」(女性40代、神奈川県)など、お弁当のおかずの定番である「から揚げ」は、子どもから大人まで愛される「パーティ料理」の王道という声。さらに「魚のキスの天ぷらがとても美味しい」(男性50代、熊本県)など、揚げたてはもちろんですが、揚げ物は冷めても美味しく、「おかず系」にも「つまみ系」にもなる重宝なメニューと言えそうです。

ホームパーティに欠かせないパーティー料理は?
1 から揚げ・フライドチキン・揚げ物 64.5%
2 寿司(手巻き寿司・にぎり寿司・いなり寿司・ちらし寿司など) 47.7%
3 オードブル(チーズ・スモークサーモン・生ハムなど) 39.1%
4 サラダ 38.5%
5 焼肉・BBQ(バーベキュー) 29.5%
6 鍋物・すき焼き 27.6%
7 ケーキ・スイーツ 24.8%
8 刺身・お造り 24.4%
9 ピザ 23.4%
10 焼き鳥・照り焼きチキン 16.4%
MA(複数回答)/n=1567人

トップと同じく「ガッツリおかず系」で目立ったのは、5位「焼肉・BBQ」(29.5%)。「外のホームパーティなら焼肉などが定番! 一番人気はサムギョプサル」(女性50代、北海道)など、庭や屋上テラスのあるご家庭では、ビアガーデン気分でBBQを味わうという声。またBBQの場合、野菜のカットや肉を焼く作業も各自セルフで行えるため、事前の準備や手間があまり掛からないのも利点と言えます。さらに「手の込んだ料理は避け、皆が簡単につまめる焼き鳥などの料理が欠かせない」(男性70代、兵庫県)など、10位にも「焼き鳥・照り焼きチキン」(16.4%)が挙げられました。海外ならローストビーフや骨付きチキンなど「オーブン肉料理」がパーティの主役となるかもしれませんが、日本では「から揚げ」「焼肉」「焼き鳥」を支持する声が多く、ホームパーティの満足度アップには「食べ応えがある肉料理」が重要な役割を担っていることがうかがえます。

皆で作って楽しめる「手巻き寿司」「鍋料理」は、パーティの盛り上げに欠かせない

「肉料理」以外で目立ったのは、2位「寿司(手巻き寿司・にぎり寿司・いなり寿司・ちらし寿司など)」(47.7%)。「みんなでつまめるから必ず握りお寿司は用意する」(男性40代、愛知県)など、一口で食べやすいお寿司は、素手でもつまめてパーティには最適という声。さらに「自分が好きなものを作って食べられる手巻き寿司は盛り上がる」(女性40代、広島県)など、好きな具材を選んで巻く「手巻き寿司」はエンターテイメント性が加わるため、子どもも大人も楽しめるという声が寄せられました。同じく8位にも「お刺身・お造り」(24.4%)が挙げられ、肉に負けず劣らず、「寿司」「刺身」などの魚介系も参加者のテンションを上げる料理と言えそうです。また、これからの季節のパーティ料理の主役といえば、6位「鍋物・すき焼き」(27.6%)も忘れてはいけません。「これからは、山歩きの趣味仲間と一緒に鍋パーティが増える」(男性50代、大阪府)、「少人数ではなかなか食べきれないキムチ鍋などを作る」(女性30代、愛知県)など、BBQや手巻き寿司と同じく、皆でわいわい楽しんで作れる「鍋料理」は、冬場のパーティの盛り上げに欠かせません。味やシメの方法など、鍋料理はバリエーションが意外に多く、参加人数の多いパーティでは2、3種類用意して食べ比べるのも楽しいですね。

そのほか、「オードブルがあると豪華に見えるので」(女性30代、福島県)など、3位に「オードブル(チーズ・スモークサーモン・生ハムなど)」(39.1%)。さらに「アラフォー世代の集まりなので、ヘルシーなおつまみを用意する。サラダのドレッシングはこだわって作っていて、以前作ったアボカドミルクソースは好評だった」(女性40代、兵庫県)など、4位にも「サラダ」(38.5%)が続き、メイン料理ばかりではなく、前菜であるオードブルやサラダでテーブルを華やかに演出し、お洒落なホームパーティを心掛けている人もいました。

「ビール」で乾杯し、「ワイン」「シャンパン」が優雅な時間へ誘う

「料理」に続き、ホームパーティに欠かせないお酒とは一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「ビール」(89.7%)でした。「乾杯はビールと決めているので」(女性40代、広島県)など、パーティの始まりにビールが欠かせないという声。さらに「最近話題になっている目新しいビールや発泡酒、新ジャンルがあるとすごく盛り上がる」(女性30代、愛知県)など、4位にも「 発泡酒・新ジャンル(第3のビール)」(23.9%)が続き、「ビール系飲料」に人気が集中。また、自由回答の中には「クラフトビールや地元の地ビールが好評」(男性40代、千葉県)という声も寄せられ、自分一人の晩酌なら「定番ビール」を飲む人が多いと思いますが、パーティの場合は、期間限定や新発売の発泡酒、地ビール・クラフトビール等、いろいろな種類のビールを用意して飲み比べるのも、参加者との会話を弾ませる工夫の一つと言えそうです。

ホームパーティに欠かせないお酒といえば?
1 ビール 89.7%
2 ワイン 46.7%
3 市販の缶チューハイ・カクテル 35.4%
4 発泡酒・新ジャンル(第3のビール) 23.9%
5 日本酒 18.5%
6 シャンパン・スパ―クリングワイン 18.4%
7 焼酎 18.0%
8 ハイボール 9.9%
9 ノンアルコールビール・カクテル 9.8%
10 ウイスキー 6.4%
MA(複数回答)/n=1570人

「ビール系飲料」以外で目立ったのは、2位「ワイン」(46.7%)。「食べ物は圧力なべで作る牛肉の赤ワイン煮や、チキンと野菜のタジン、パエリア。飲み物は少し高価なワインがあると盛り上がる」(女性40代、東京都)など、お洒落な西洋料理をパーティで振る舞うご家庭も多く、料理とワインのマリアージュを楽しみにする人も少なくありませんでした。さらに「シャンパンやスパークリングワインは女性に人気なので、場が盛り上がる」(女性40代、長野県)など、6位にも「シャンパン・スパ―クリングワイン」(18.4%)が続きました。特に「ワイン」(男性=44.5%、女性=49.0%)、「シャンパン・スパークリングワイン」(男性=16.2%、女性=20.7%)は女性回答に目立ち、果実のフルーティな香りや口当たりの良さはもちろんですが、ワインやシャンパンが持つ、そうした華やかなイメージが女性心をくすぐるのかもしれません。

その一方、男性回答では「ビール」「発泡酒」のほか、「日本酒」(男性=22.7%、女性=14.1%)、「焼酎」(男性=24.2%、女性=11.6%)、「ハイボール」(男性=13.0%、女性=6.8%)にも人気が寄せられました。自由回答の中には「冬はお鍋中心なので、当然ビールと日本酒」(男性60代、石川県)、「冬場は脂の乗っている刺身に冷えたビール、その後は熱燗か焼酎のお湯割り」(男性60代、福岡県)など、寒い冬場は「日本酒」や「焼酎」でチビチビ飲みながら体を温めたいという人もいました。パーティを開く季節によって、欲するお酒の種類にも少なからず違いがあるようです。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:2,275人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年10月25日~10月31日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アサヒグループホールディングス]
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