住宅購入に関する消費者調査(現在の住まいが持ち家ではない20歳~49歳までの男女対象) 

2017年10月19日
ハイアス・アンド・カンパニーは、現在の住まいが持ち家ではない全国の20歳~49歳までの男女を対象に「住宅購入に関する消費者調査」を行いました。

今回の調査では、マイホーム取得にあたっての不安や、住宅会社・不動産会社に求めることなどを聞きました。その結果、住宅購入検討時には約9割が不安を抱えており、不安の内容はお金に関することが上位を占めることが改めてわかりました。その反面、お金の不安を小さくする「返せる額」を考えていくうえで、収入面とあわせて重視されるべき将来の支出やライフプランについては意識が高いとは言えないことがわかりました。

【調査結果】

■マイホーム取得の意向はあるが、不安に感じる 約9割
マイホーム取得の意向があると答えた方のうち、「不安に感じることが多くある」「不安に感じることがまあまあある」と答えた方は約9割(計88.9%)に上りました。

■マイホーム取得に関する不安のトップ3はお金関連、マイホーム取得のハードルとなっている。
不安に感じているという方に対して、その不安の具体的な内容について聞いたところ、第1位は「無理のない返済計画が立てられるか」(59.3%)、続いて第2位が「必要な自己資金を用意できるか」(47.9%)、第3位が「将来の収入の見通しがたたない(38.4%)」と、トップ3を全てお金に関わることが占めています。

また、「マイホーム取得の活動・計画を具体的に進めるにあたって、困難で特に重要だと思うこと」においても、「無理のない返済計画を立てること」(54.7%)が半数以上で1位となり、次いで、「必要な自己資金を用意すること」(36.1%)、「将来の収入の見通しをたてること」(35.1%)と続き、やはりお金に関わることがハードルになっているようです

■マイホーム購入の不安解消のために住宅会社に求めるものは「無理のない返済計画への助言」。
   しかし、収入についての不安が先に立ち、支出についての意識は高くない
マイホーム取得の計画・活動を進めるために住宅会社や不動産会社に求めるものについては、「無理のない返済計画への助言」が半数近くにのぼり、最も割合が高くなっています。一方、収入・支出・家族計画など将来の生活の全体像を踏まえた提案についてのニーズは決して高くありません。

また、前述のとおり、マイホーム取得における困難で特に重要だと思うことにおいても、上位に入っている「必要な自己資金を用意すること」、「将来の収入の見通しをたてること」は、いずれも収入に関することです。対して、本来あわせて重視されるべき「将来の家族計画(結婚・子育ての予定)をたてること」や「将来の支出の見通し(教育・医療・老後)をたてること」といった先々の支出に関することへの意識は、高いとは言えません。


<調査概要>
期間 :2017年7月28日〜29日
方法 :WEBアンケート調査
回答者:無作為に抽出した、現在の住まいが持ち家ではない20歳~49歳までの男女 618名
対象地域:全国

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[ハイアス・アンド・カンパニー]
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