「ことばの力」に関する意識調査(教育関係者らを対象) 

2017年10月13日
オックスフォード大学出版局は、教育関係者らを対象に「ことばの力」に関する意識調査を実施しました。
情報伝達において重要な役割を担う「ことば」は、多くの人々の日常にとって欠かせないツールであるといえます。情報化の進む現代において、人々が「ことば」や情報とどのように関わっているのかについて調査しました。(有効回答数:233)

【調査結果】

■ニュースの情報源は、手軽さと信頼性で選ぶ
社会情勢を知るために活用する情報源を尋ねたところ、6割以上の回答者がテレビやデジタル媒体の新聞・ニュースサイトを利用していると答えました。情報源を選ぶ基準については、「手軽さ」を挙げた回答者が最も多く、次に「信頼性」が続きました。情報へアクセスする際の効率性が優先される点は、媒体が多様化し膨大な情報が氾濫する昨今の傾向を反映しているといえます。

■感情を正確に、効率的に伝達するために、絵文字や略語を使用
「文字によるコミュニケーションにおいて絵文字や略語、造語を使用するか」という質問に対し、使うことがあるという回答が80%以上にのぼりました。使う理由については、「使うことがある」と回答した人のうち80%以上が「感情表現を補える」ことを挙げ、次いで、「効率的に伝えられる」「コミュニケーションのトーンが和らぐ」「誤解を防げる」といった内容の回答が寄せられました。簡潔かつ正確に伝えるという点に、情報過多の現代ならではのコミュニケーションの工夫が垣間見られます。
一方で、絵文字や略語、造語を「全く使わない」と回答した人の多くが「ことばだけで伝えられる」を理由として挙げており、また、「こどもっぽい」「誤解を生じやすい」というコメントも寄せられました。

さらに、「使うことがある」と回答した人に、頻繁に使用する絵文字、略語、造語を尋ねたところ、笑っている表情や動作を表す絵文字(☺)や略語(lol)をはじめとしたポジティブな感情を示すものが最も多く挙げられました。ほかに、喜怒哀楽に収まらない「焦り」や「困惑」などの複雑なニュアンス込めた「(^_^;)」や、日本の習慣に特有の、謝ったり依頼をしたりする際に頭を下げる動作を示す「m(_ _)m」なども散見されました。

■「人を導く」立場にある人の言葉が強いインパクトを持つ
「人生に影響を与えた言葉」について尋ねた所、「一期一会」や「継続は力なり」といったことわざ・慣用句が多く挙げられました。また、宗教書や宗教家、政治家や軍人、親、恩師といった、人々を導いたり統率したりする立場にある人物の言葉を挙げた回答も多数寄せられました。最も多かった回答は「為せば成る(Where there is a will, there is a way.)」でした。このフレーズは、武田信玄、上杉鷹山、エイブラハム・リンカーンの言葉として親しまれており、本調査では、日本語、英語、両言語による回答が寄せられました。

「人生に影響を与えた言葉」トップ3
1.    為せば成る / Where there is a will, there is a way.
2.    一期一会
3.    継続は力なり


“オックスフォード大学出版局「『ことばの力』に関する意識調査(2017年)」”

[調査概要]
実施方法:オックスフォード大学出版局がオンラインで提示したフォームで実施
実施期間:2017年9月14日~9月30日
有効回答数:233
回答者の属性:
 年齢層は20代以上
 教育関係者 約60%、ビジネスパーソン 約10%、学生 約2%、その他 約28%
 日本語を母国語とする回答者 約67%、日本語以外を母国語とする回答者 約33%

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