第2回 乳幼児の親子のメディア活用調査 速報版 [2017年] 

2017年10月16日
ベネッセホールディングスの社内シンクタンクであるベネッセ教育総合研究所は、2017年3月、東京・神奈川・千葉・埼玉に在住の0歳6か月~6歳までの乳幼児をもつ母親3,400名を対象に「第2回 乳幼児の親子のメディア活用調査」を実施しました。本調査は、2013年に実施した第1回に続く2回目であり、この4年間で生じた母親と乳幼児を取り巻くメディア環境の変化を捉えた大規模な調査となっています。
 調査結果から得られた、乳幼児のメディア利用の実態と保護者のかかわりは以下の通りです。

【調査結果概要】

① 乳幼児メディア利用の実態

1.スマートフォンは、乳幼児の母親の9割超が使用している 
0歳後半~6歳児の子どもをもつ母親のスマートフォン使用率
・2013年:60.5% → 2017年:92.4%(31.9ポイント増加)

2.乳幼児の約2割が、スマートフォンに「ほとんど毎日」接しており、1日あたりの使用時間は約7割が15分未満
0歳後半~6歳児がスマートフォンに接する頻度と時間
・「ほとんど毎日」使う(見る)割合 2013年:11.6% → 2017年:21.2%(9.6ポイント増加)
・平日1日あたりの使用時間が15分未満の割合 70.2%

3.乳幼児の生活時間をみると、メディアに接する時間と、外遊びやおもちゃ遊びなどメディア以外の活動時間とのバランスは崩れていない
0歳後半~6歳児の外遊びや散歩の時間は、約7割が1日1時間以上。おもちゃで遊ぶ時間は約8割が1日1時間以上。一方、メディアごとの視聴時間は、テレビを除き約5~9割が1日15分未満。全体的なバランスは4年前と比較して大きく変化していない。

② 保護者のかかわり

4.第1回調査(2013年)と比較して、スマートフォンが子育ての多くの場面で使用され親子のコミュニケーション手段として一定の役割を担うようになった
携帯電話やスマートフォンなどでさせること(「よくある」「ときどきある」の合計)
・「写真を見せる」84.4%  「母親や子どもが撮った動画を見せる」76.2%
「親が家事で手をはなせないとき」にスマートフォンを使わせる割合
・2013年:7.7% → 2017年:15.2%(7.5ポイント増加)

5.母親は、子どもの過度なメディア利用については懸念を示しており、一定の配慮や工夫をしながら使わせている
テレビ番組やインターネット動画・画像を見せることについてのメリット・デメリット

子どもがスマートフォンを使う場合の主な工夫(自由記述より上位4項目)
・「長時間見せない」「使用させない環境をつくる」「親と一緒に使う」「使う機能を制限する」

 出生数が初の100万人割れとなり出生率は1.44に低下するなど、少子化が進行しています。また、乳幼児が幼稚園や保育所以外の場で友だちと過ごす割合が減少し、母親とのかかわりが密になっています。一方、地域や祖父母世代からの育児に関する協力や知識の伝達は減少する傾向にあります。実際、乳幼児は言葉の発達が十分でないことから、コミュニケーションの取り方に悩んでいる母親が多数います。
 今回の調査の結果から、スマートフォンが子育ての場面において広く利用されており、親子の時間をつなぐ身近なツールとなっていることがわかりました。家事の最中など、場面によってはこれまでTVやビデオ視聴に使われていた時間がスマートフォンの利用時間に代わる傾向もみられます。また、子どもがスマートフォンをはじめとする各種メディアに接する際は、使用時間や環境などに母親が配慮している傾向が見られます。


【調査概要】
名称:第2回 乳幼児の親子のメディア活用調査
調査方法:インターネット調査
調査時期:2017年3月
調査対象:0歳6か月~6歳までの就学前の乳幼児を持つ母親3,400名
※子どもの年齢別の内訳は、0歳児後半 388名、1歳児515名、2歳児515名、3歳児515名、4歳児515名、5歳児515名、6歳児437名
調査地域:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県

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