乳がん経験者へのアンケート調査(がん罹患時に就労していた乳がん経験者対象) 

2017年10月05日
ライフネット生命保険は、2017年8月にがんをご経験された方に「日々の生活」「お金」「就労」などにおける困りごとや実態について幅広く調査した「がん経験者572名へのアンケート調査」の結果を公開しましたが、この度改めて、対象者を「乳がん経験者」に絞って調査結果を公開します。

【調査結果概要】

~ 生活面 ~
■乳がん罹患時に感じた不安
・「再発や転移」への不安が8割。次いで「仕事」「家族への負担」「治療費」
・未婚・子どもなし女性の6割が「恋愛や結婚への影響」に不安
・未婚・子どもなし女性の4割が「がん治療による妊よう性(妊娠する力)の低下」が不安

■乳がん罹患後の生活での困りごと
・最も困ったことは「外見のケア」で、乳がん経験者の2人に1人
・次いで「治療や体調の相談」「買い物」「通院」に困った
・「術後の患部の痛みにより、家事全般に苦労があった」などの声も

■乳がん経験者が生活全般において求めるサポートサービスと利用条件
・「診察日に子どもを預けられる施設」「脱毛時の自宅への出張型美容サービス」「栄養バランスのとれた食事の宅配」などへのニーズ
・サポートサービスへの利用には、6割が「費用面が壁」と回答

~ 経済面 ~
■乳がん罹患前後の収入差
・乳がん経験者全体平均では、罹患後「収入が20%減少」
・収入が減少した人に絞ると、罹患後「収入が43%減少」という結果に

■収入減少に至った理由
・収入減少の理由は、「休職」「業務量のセーブ」「退職」がTOP3

■収入減少後の経済面での困りごと
・2人に1人が、「入院・手術等の医療費」「本人や家族の生活費」に困ったと回答
・教育費に困り、「子どもの塾や通信教育をやめた」という家庭も

■収入減少後の生活の工面
・「貯蓄切り崩し」「本人・家族の生活費節約」が過半数。「自宅売却や転居」というケースも
・一方、給付面では、約半数が「公的制度の利用」「民間保険からの給付」を受けた

~ 仕事面 ~
■乳がん罹患後の仕事への意識変化
・4人に3人が、「ライフワークバランスへの意識が高まった」
・過半数が、「がんを経験したことで、周りのスタッフへの気遣いが高まった」

■企業のがん経験者への治療と仕事の両立支援制度
・勤務先で「サポート制度自体がなかった」44%
・企業に導入してほしい制度「身体を休めるための休憩スペース」「長期休暇から復帰後の、次年度の有給休暇付与」「復職後、元のポストに戻れる仕組み」「フレックスタイム導入」

■がん経験者が企業やスタッフに求める働きやすい「風土」づくり
・「制度があっても、使えない雰囲気があった」34%
・風土づくりへの提言「上司の理解度向上」「企業側が休暇・時短制度を積極的に開示」「誰がいつ罹患しても困らないようにワークシェア」

■がんであることのカミングアウト
・周囲の理解や環境が整えば「職場の同僚にもカミングアウトしたい」8割


【調査概要】
■調査タイトル:「ライフネット生命保険 乳がん経験者へのアンケート調査」
■調査対象:がん罹患時に就労していた乳がん経験者325名
■調査方法:ウェブアンケート
■調査地域:全国
■調査実施時期:2017年6月
■調査協力団体:特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン

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