2018年3月卒業予定者の就職活動に関する調査 【9月1日時点の状況】 

2017年09月28日
アイデムの人と仕事研究所は、2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女633名を対象に調査を実施しました。この度、その調査結果をまとめましたので、一部抜粋してお知らせします。

<調査結果>

≪就職活動の進捗状況≫
【主な活動】
「内定獲得/就活継続段階」10.0%(前年比-1.7ポイント)
「内定獲得/就活終了段階」73.0%(前年比-1.2ポイント)

【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「面接・試験段階」92.9%(前年比-2.5ポイント)
「内定獲得段階(内定獲得率)」84.0%(前年比-2.3ポイント)

≪インターンシップ参加企業への応募・内定状況≫
【夏期】新卒採用選考へ「応募した」58.7%(前年+12.3ポイント)
そのうち、「内定を獲得した」学生は35.1% (前年+3.4ポイント)

【秋・冬期】新卒採用選考へ「応募した」77.0%(前年-0.3ポイント)
そのうち、「内定を獲得した」学生は43.1% (前年+5.4ポイント)

【長期】新卒採用選考へ「応募した」50.0%
そのうち、「内定を獲得した」学生は54.2%

≪インターンシップのプログラム日数≫
【夏期】1位「1日」30.0%(前年+9.6ポイント) 2位「4~5日」27.4%(前年+2.9ポイント)
3位「2~3日」20.2%(前年-1.7ポイント)

【秋・冬期】1位「1日」52.0%(前年+3.2ポイント) 2位「2~3日」24.6%(前年-3.6ポイント)
3位「4~5日」16.0%(前年±0ポイント)

<調査結果の詳細(一部抜粋)>

≪就職活動の進捗状況≫
【主な活動】
「内定獲得/就活継続段階」10.0%(前年比-1.7ポイント)
「内定獲得/就活終了段階」73.0%(前年比-1.2ポイント)

【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「面接・試験段階」92.9%(前年比-2.5ポイント)
「内定獲得段階(内定獲得率)」84.0%(前年比-2.3ポイント)

学生に、2017年9月1日時点の就職活動の<主な活動>について聞くと、「内定獲得/就活終了段階」と回答した学生が最も多く73.0%に上った。前回調査(「2018年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査 2017年8月1日状況」、以下同)から4.2ポイントの増加となっている。前年調査(「2017年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査 2016年9月1日状況」、以下同)からは1.2ポイントの減少、前々年調査(「2016年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査 2015年9月1日状況」、以下同)からは13.9ポイントの増加となった。

また、<主な活動>と<最も選考が進んでいる企業の状況(※)>を合わせて、実際にどのくらいの学生が就職活動の各活動ステータスに到達しているかを見た。「準備活動段階」は、調査対象の全学生のうち97.8%、「エントリー活動段階」95.1%、「面接・試験段階」92.9%、「内定獲得段階(“内定獲得/就活継続段階”と“内定獲得/就活終了段階”の計。“内定獲得率”と同義)」84.0%となっている。
各活動ステータスに到達した学生の割合を属性別に見ると、企業規模に対する志向別で「大企業志向」の学生は、「面接・試験段階」「内定獲得段階」への到達率が高く、進捗が早いようだ。

※最も選考が進んでいる企業の状況:<主な活動>において、「内定獲得/就活終了段階」または「まだ何も始めていない」以外を回答した学生(n=94)に聴取。「準備活動段階」18.1%、「エントリー活動段階」14.9%、「面接・試験段階」59.6%、「内定獲得/就活継続段階」7.4%となっている。

≪インターンシップ参加企業への応募・内定状況≫
【夏期】新卒採用選考へ「応募した」58.7%(前年+12.3ポイント)
そのうち、「内定を獲得した」学生は35.1% (前年+3.4ポイント)

【秋・冬期】新卒採用選考へ「応募した」77.0%(前年-0.3ポイント)
そのうち、「内定を獲得した」学生は43.1% (前年+5.4ポイント)

【長期】新卒採用選考へ「応募した」50.0%
そのうち、「内定を獲得した」学生は54.2%

夏期、秋・冬期、長期インターンシップにそれぞれ「参加した」と回答した学生に、その企業の新卒採用選考への応募について聞いた。インターンシップに参加した学生のうち、その企業の新卒採用選考に「応募した」学生は、夏期インターンシップでは58.7%(前年調査46.4%)、秋・冬期インターンシップでは77.0%(同77.3%)、長期インターンシップでは50.0%に上った。秋・冬期インターンシップに参加した学生においては、他の時期よりも新卒採用選考への応募率が高くなっている。また、夏期インターンシップに参加した学生の新卒採用選考の応募率は、前年から12.3ポイントと大幅増加となった。
さらに、インターンシップ参加企業の新卒採用選考に応募した学生に、その企業から内定を獲得したか聞くと、夏期インターンシップに参加した企業から「内定を獲得した」学生が35.1%(同31.7%)、秋・冬期インターンシップに参加した企業から「内定を獲得した」学生は43.1%(同37.7%)、長期インターンシップに参加した企業から「内定を獲得した」学生は54.2%となった。インターンシップ参加企業で実施される新卒採用選考において、内定獲得率が最も高いのは長期インターンシップだった。夏期、秋期・冬期インターンシップの内定獲得率について前年調査と比較すると、それぞれ前年より高くなっていた。

≪インターンシップのプログラム日数≫
【夏期】1位「1日」30.0%(前年+9.6ポイント) 2位「4~5日」27.4%(前年+2.9ポイント)
3位「2~3日」20.2%(前年-1.7ポイント)

【秋・冬期】1位「1日」52.0%(前年+3.2ポイント) 2位「2~3日」24.6%(前年-3.6ポイント)
3位「4~5日」16.0%(前年±0ポイント)

夏期、秋・冬期インターンシップにそれぞれ「参加した」と回答した学生に、プログラム日数(複数のインターンシップに参加した場合は最長のもの)を聞いた。夏期インターンシップでは、「1日」が最多の30.0%となり、次点は「4~5日」で27.4%となっている。秋・冬期インターンシップでは、「1日」が52.0%で半数を超えている。次点は「2~3日」の24.6%で、“3日以内”が4分の3以上を占めており、夏期インターンシップよりも短期間の参加が多い。
前年調査と比較すると、夏期インターンシップにおいては、「1日」が20.4%から30.0%へ9.6ポイント増加した一方、「6~10日」の回答割合は7.4ポイント減少している。平均も、前年の6.7日から5.5日に減少しており、短縮化傾向にあるようだ。 秋・冬期インターンシップにおいては、「1日」の回答割合が3.2ポイント増加したが、「2~3日」と合わせた“3日以内”の回答割合は、前年と同程度となっている。

<調査結果の全体>

≪進捗状況≫
◆現在のステータス
【主な活動】
「内定獲得/就活継続段階」10.0%(前年比-1.7ポイント)
「内定獲得/就活終了段階」73.0%(前年比-1.2ポイント)

【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「面接・試験段階」92.9%(前年比-2.5ポイント)
「内定獲得段階(内定獲得率)」84.0%(前年比-2.3ポイント)

◆内定獲得状況
内定獲得社数 平均2.3社(前年±0社)

◆会社説明会参加回数
平均24.7回(前回+0.3回 前年-2.0回)

◆エントリーシート・履歴書提出企業数
平均16.5社(前回-0.5社 前年-1.9社)

◆応募企業数
平均23.5社(前回-0.6社 前年-2.6社)

◆面接選考企業数
平均12.2社(前回±0社 前年-0.7社)

◆1日の活動時間
「就職活動に費やす時間」平均0.8時間(前回-0.2時間 前年±0時間)
「学業に費やす時間」平均3.2時間(前回-0.2時間 前年-0.2時間)

◆新たに企業に応募する予定
「ある」67.5%
興味なし【業界】にも応募 65.1%  興味なし【職種】にも応募 58.5%

≪入社予定企業・内定企業の状況≫
◆入社予定企業のエントリー・応募に至った“最初”のきっかけ
【媒体】
1位「就活ナビサイトを見て」24.1%  2位「合同企業説明会に参加して」11.8%
3位「企業の採用ホームページを見て」8.8%

【きっかけがあった時期】
1位「2017年3月頃」24.3%  2位「2017年4月頃」9.7%  3位「2017年6月頃」9.3%
広報解禁前にきっかけがあった学生は35.7%

≪インターンシップ参加状況≫
◆応募状況
【夏期】46.4% 平均2.9社  【秋・冬期】51.5% 平均3.6社  【長期】10.9% 平均1.7社

◆参加状況
【夏期】35.2%(前年比-2.1ポイント) 平均2.1社 選考通過率は63.0%
【秋・冬期】40.4%(前年比-5.5ポイント) 平均2.7社 選考通過率は67.0%
【長期】7.6% 平均1.3社 選考通過率は66.0%

◆参加日数
【夏期】
1位「1日」30.0%(前年比+9.6ポイント)  2位「4~5日」27.4%(前年比+2.9ポイント)
3位「2~3日」20.2%(前年比-1.7ポイント)

【秋・冬期】
1位「1日」52.0%(前年比+3.2ポイント)  2位「2~3日」24.6%(前年比-3.6ポイント)
3位「4~5日」16.0%(前年±0ポイント)

◆プログラム内容
1位「実施企業の会社概要」・・・・【夏期】66.8% 【秋・冬期】68.8%
2位「実施企業が属する業界の説明」・・・・【夏期】60.1% 【秋・冬期】63.3%
3位「実施企業・業界に関するグループワーク」・・・・【夏期】57.0% 【秋・冬期】61.3%

◆参加メリット・デメリット
【夏期】
メリット…1位「他の参加学生から刺激」37.8%   2位「社会人・働くことの雰囲気を知れる」35.1%
デメリット…1位「給与が低い・支給されない」25.9%  2位「選考のハードルが高い」20.5%

【秋・冬期】
メリット…1位「準備を通して就職活動の雰囲気を感じられる」35.5%  2位「他の参加学生から刺激」35.1%
デメリット…1位「給与が低い・支給されない」25.4%  2位「実施企業の実態は見られない」19.0%

【長期】
メリット…1位「社会人・働くことの雰囲気を知れる」34.1%  2位「実施企業の新卒採用で有利になる」32.9%
デメリット…1位「時間が取られる」28.8%  2位「選考のハードルが高い」25.4%

◆新卒採用選考への応募・内定状況
【夏期】
新卒採用選考へ「応募した」58.7%(前年比+12.3ポイント)
そのうち、「内定を獲得した」学生は35.1% (前年比+3.4ポイント)

【秋・冬期】
新卒採用選考へ「応募した」77.0%(前年比-0.3ポイント)
そのうち、「内定を獲得した」学生は43.1% (前年比+5.4ポイント)

【長期】
新卒採用選考へ「応募した」50.0%
そのうち、「内定を獲得した」学生は54.2%


【調査概要】
調査対象:2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年9月1日~4日
有効回答:633名

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