子どもの夏休みの「学習・生活」に関する調査(中学生の子どもを持つ保護者対象) 

2017年07月20日
「明光義塾」では、全国の中学生の子どもを持つ保護者を対象に夏休み期間中の学習・生活に関するアンケートを実施。明光義塾が運営する保護者のためのコミュニティサイト「メイコミュ」およびネットリサーチ「Fastask」を通じて、617名の有効回答を得ました。

【調査結果サマリー】

■ 52.7%の保護者が子どもの自由研究に関わったと回答
■ 塾の夏期講習に期待すること1位は「成績向上」、「部活との両立」が17.7%も
■ 夏休み中「自然への接触時間」が減ったと感じる保護者は65.0%

【調査結果】

■Q1. お子さんの自由研究の取り組みについて、あてはまるものを教えてください。(単一回答)
52.7%が「アドバイスだけはした」「手助けした」「ほぼ親が完成させた」と答え、子どもの自由研究課題に保護者の半数以上が関わっている様子。「親が手助けしなかった」と答えた保護者は31.0%だった。

■Q1-1. お子さまの夏休みの自由研究や宿題を手伝ったことはありますか。ある場合は、詳しく教えてください。
明光義塾のコミュニティサイト【メイコミュ】に寄せられた回答から
・やるやる言って全く進んでいなかったので、計画を立ててあげて、毎日声かけした。(中学3年生の保護者)
・自由研究は、小学生の頃から毎年手伝っています。中一のときは、市内の展覧会で賞を貰えました。(中学3年生の保護者)
・自由研究等は相談されれば一緒に考えたり、アドバイスすることはあります。完成度は低くても、できるだけ自分の力でやってみる!がわが家の方針です(中学2年生の保護者)
・何をやるかを一緒に考えて、必要な道具などを一緒に揃え、研究中は見守り研究結果をカメラで記録した物を現像の手伝いをしました。(中学2年生の保護者)
・小学校の時は毎年自由研究のテーマを一緒に考えていました。雲の観察をした時は図書館へ行って本を探しました。(中学3年生の保護者)

■Q2. お子さんは夏休みの宿題にどのように取り組みましたか?(単一回答)

「計画はなく、気が向いた時に取り組んだ」、「夏休み終了間近になり、まとめて取り組んだ」、「夏休み中に終わらなかった」の回答を合わせると、半数以上の56.1%の子どもが宿題に計画的に取り組めなかったことがわかる。「計画を立て、コツコツ取り組んだ」と答えた保護者は35.5%に留まった。

■Q3. 昨年の夏休みの間、お子さんは1日平均どのくらい勉強をしましたか? また、今年の夏休みはお子さんに1日どのくらい勉強をしてほしいですか?(単一回答)

子どもの夏休みの勉強時間は、「まったくしない」が6.5%、「30分未満」が15.6%、「30分~1時間未満」が31%だった。一方、保護者が子どもに勉強してほしい時間を聞いたところ、「30分未満」が15.6%から1.6%に減り、「30分~1時間未満」は31.0%から12.5%に減った。1位は「1時間~2時間未満」で37.8%だった。

●保護者がお子さんに勉強してほしい時間と実際の勉強時間の差

休み中に、保護者が子どもに勉強してほしい時間と子どもが実際に勉強している時間には、ギャップが見られ、「実際の勉強時間が短い」は59.7%だった。
多くの保護者が子どもの勉強時間の長短に関わらず、より長く勉強してほしいと思っていることがわかる。

■Q3-1.昨年の夏休みに、お子さまはご家庭で1日どのくらい勉強しましたか?またそれについてどう思いましたか?
明光義塾のコミュニティサイト【メイコミュ】に寄せられた回答から
・夏休み入ってすぐの頃は1日2時間位勉強して宿題を一気に片付けました。その後は中だるみで塾以外ではほとんど勉強せず。ラスト5日間で再び自主勉強しました。(中学2年生の保護者)
・1~2時間。ただ、集中せず、だらだらやって、はかどらなかった。(中学3年生の保護者)
・午前中に部活。午後から塾の夏期講習や、家で宿題・勉強を二時間くらい。(中学3年生の保護者)
・自習室に時々いきました。家では下に邪魔されて流されてしまいまして、一緒にテレビやゲームをして勉強はしませんでした。(中学2年生の保護者)
・部活もやっていたので空き時間に勉強していた感じで1日1時間から30分程度。(中学3年生の保護者)
・1日1時間未満。部活動がある日はほとんど勉強しないで、宿題がたまってしまった。(中学3年生の保護者)

■Q4. お子さんが塾の夏期講習を受けるとしたら期待することはなんですか?(複数回答)
保護者が塾の夏期講習に期待することのトップは63.3%で「成績向上」だった。次に「苦手克服」「やる気を引き出す」「学習の習慣づけ」が続いた。
また、学校の通常授業がない夏休みだが、部活の練習や試合がある子どもが多いため、「部活との両立」を期待する声も17.7%だった。

明光義塾のコミュニティサイト【メイコミュ】に寄せられた回答から
・部活の引退が7月末なので、受験勉強が出遅れているのが心配です。受験勉強に集中して取り組むように、サポートしてほしいです。(中学3年生の保護者)
・苦手なところをつぶし、夏期講習の前後の自習で宿題を片付けて欲しい。あと、課題テストでいい結果をとれるよう、課題の分からないところを教えて欲しい。(中学3年生の保護者)
・部活が午後からで、暑さでかなり疲れ、夜の勉強は効率が悪いと思うので、午前中に塾にと思っています。やる気も目標もあるので、教室では、細やかなフォローをしていただけると期待しています。(中学2年生の保護者)
・数学が苦手なので、夏期講習で克服して苦手意識がなくなるようにしてもらいたいです。(中学2年生の保護者)
・9月に、中学で実力テストがあるため、1学期の復習など、1年生の時の復習を夏季講習でやってほしい。(中学2年生の保護者)

■Q5. ご自身が子どもだったころと比較し、お子さんの夏休みの行動はどのように変わりましたか?(複数回答)
保護者の子ども時代と自分の子どもの夏休みを比べると、「自然への接触時間」「友人と遊ぶ時間」が減ったと感じる保護者が多いことがわかる。一方、「ゲームをする時間」が増えたと感じる保護者も多く、子どもの夏休みの過ごし方に変化があることが推測できる。

■Q5-1. ご自身とお子さんの夏休みを比べて、変わったと感じることがありましたら教えてください。

明光義塾のコミュニティサイト【メイコミュ】に寄せられた回答から
・共働きなので、部活から戻っても自分でご飯を用意して食べてから塾へ行くなど、1日のスケジュールを自分で組み立てて行動しなければならないので大変だと思う。(中学2年生の保護者)
・夏休み期間がとにかく短くなりました。宿題以外に自由研究や読書だったり、自分のやりたいこと、学びたいことと向き合う時間も減ってしまったようで、もの足りない気がします。(中学2年生の保護者)
・机上の上の勉強が多く、知育偏重になっており、外へ出ての課外活動が少ない。(中学2年生の保護者)
・勉強量が増えた。友達も塾、部活、習い事で忙しく、予定が合わず、一緒に遊ぶ機会が減った。(中学3年生の保護者)
・学校のプールやラジオ体操の日数が減った。課題の量が増えた。ゲーム時間が多い(中学3年生の保護者)


「明光義塾調べ」

【調査概要】
対象:
 (1)ネットリサーチ「Fastask」:全国の中学2・3年生の子どもを持つ保護者 有効回答数558名
 (2)明光義塾が運営するコミュニティサイト「メイコミュ」: 全国の中学2・3年生の子どもを持つメイコミュ会員 有効回答数59名
 ※子どもの年齢は調査当時の学年です。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年6~7月
調査発表:第1回発表:7月3日 第2回発表:7月20日

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