外食・中食 調査レポート(朝食機会に関する分析レポート) 

2017年06月26日
外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパンは、外食・中食市場における朝食機会に関する分析レポートを公表。

2017年1月に日本マクドナルドが、コーヒーを5年ぶりにリニューアルし、午前7~10時の間、全店でSサイズコーヒーを無料配布するキャンペーンを5日間行いました。その後、セブン-イレブンが2017年3月8日(水)~3月31日(金)に午前4~11時限定でいれたてコーヒーとパンをセットで買うと価格を割り引くキャンペーン(価格が200円で、通常の価格より30円前後安い)「朝セブン」を実施するなど、コーヒーを中心に朝食市場が活性化しています。本レポートでは、ここ最近活性化する朝食市場を外食・中食市場情報サービス『CREST®』を元に分析します。

【調査結果】 

朝食機会の外食市場規模は2年で395億円増(+4.2%)

外食・中食計の朝食機会*2の市場規模を見ると、直近2016年5月~2017年4月計は9,790億円で、2年前の同期と比較して395億円増えました。これは4.2%の伸長にあたります。
外食・中食市場全体では同期間に1.2%しか市場が伸長していないことからも、この伸びは非常に大きな伸びであるといえます。

朝食でシェア2位のコンビニ、+1.3ポイントシェアを伸ばす

朝食ではどの業態が多く使われているのかシェアをみてみると(図表2)、スーパーが最もシェアが高く40%超、コンビニは2番目に多く30%弱を占めます。この2業態で70%近くを占めることが分かります。注目すべきは、その成長率で、2位のコンビニが1.3ポイント増と最もシェアを伸ばしています。

コンビニの朝食で最も多いのはコーヒーと菓子パン

では、コンビニで朝食を買う人は何を食べているのでしょうか。図表3の朝食コンビニのメニュー出現率ランキングを見ると、コーヒーと菓子パンが最も多く選ばれていることが分かります。おにぎり、日本茶は3位、5位です。朝食は菓子パン、サンドイッチ、調理パン等、パン類が選ばれることが多いようです。中でも、調理パンの伸びが大きくなっています

コーヒーで活性化した朝食市場、勝者は?

冒頭に述べましたように、2017年はマクドナルドのコーヒーリニューアルやセブンイレブンの「朝セブン」キャンペーンがあり、朝食市場が活性化しています。「朝セブン」は朝食で最も選ばれているコーヒーと菓子パン、そして成長の大きい調理パンを対象にした“的を射た”キャンペーンでした。このような各社の施策は、市場にどのような影響を与えたのでしょうか。図表4は、2017年1月~3月の月次のカウンターコーヒーにおける業態シェアの推移を朝セブンの対象時間だった4-11時で見たものです。これを見ると、コンビニエンスストアのシェアは2月に一度下がったものの、朝セブンを実施した3月に大きく伸びていることが分かります。これにより、カフェやファストフードのシェアが下がる結果となりました。

朝セブンは5月にも再実施されており、この先もまた実施される可能性があります。朝食市場やコーヒー市場で戦っていこうとしている企業にとって、このようなビックチェーンのプロモーションがいかに市場に影響を与えるのか、勝機はどこにあるのか見極めていくことは非常に重要となるでしょう。


*1   CREST®
外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。

*2  朝食機会
その人にとっての朝食の機会。本レポートにおいては時間帯とは無関係。
(*CRESTにおいては時間帯で分析することも可能。)

「NPD Japan, エヌピーディー・ジャパン調べ」

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