調剤薬局や薬剤師に関する調査(20~60代一般男女対象) 

2017年09月07日
アポプラスステーションは、運営するママ薬剤師・男性薬剤師専門の転職サイト「ママ薬(ヤク)」「オレ薬(ヤク)」の合同企画として、20~60代の一般の方(男女各150名ずつ)を対象に調剤薬局や薬剤師に関するアンケートを実施。

【調査結果】

<ジェネリック、男性は約8割・女性は約7割が承諾意向>

まずは、「調剤薬局でジェネリック医薬品(後発品)を勧められたとき、承諾するかどうか」と「その理由」について尋ねました。
「承諾するかどうか」については、男性は77.0%・女性は68.5%が「承諾する」と回答し、「承諾しない」(男性:13.0%・女性:14.8%)を大きく上回りました。承諾理由は男女ともに、1位:費用が安くなるから・2位:効き目が同じだから・3位:こだわりがない という結果でした。
この結果を受け薬剤師からは、「“費用が安くなる”という明確なメリットが承諾率に繋がっているのでは?」というポジティブな意見のほか、「断るやりとりが面倒という可能性も…」という意見も聞かれました。

<男性の6割が処方せんの有効期限の存在を知らない>

続く「処方せんに有効期限があることを知っているか」という設問では、男性の60.0%が「知らなかった」と回答。女性の44.0%と比べると16ptも高く、認知度の低さが明らかになりました。
これについて薬剤師からは「有効期限切れの処方せんはよく見る」「遅れてきたのかと思っていたがそもそも知らないケースが多いのかも」と自身の経験を振り返る声が。期限が過ぎると処方ができなくなるケースもあるため、薬剤師も問題意識を持って周知していくべき事象だと言えそうです。

<「かかりつけ薬局・薬剤師」という言葉は約7割が認知>

では、「かかりつけ薬局・薬剤師」の認知度はどの程度でしょうか。
「知っている」との回答は男性:39.8%・女性:43.8%に留まったものの、「聞いたことがある」という回答まで含めると、「かかりつけ薬局・薬剤師」という言葉の認知度は男性:70.2%・女性:74.1%と、7割を超える結果となりました。
これを受けて“かかりつけ”に力を入れているという薬剤師からは「どこまで内容を把握されているかはわからないがやる気が出る」とポジティブな意見があがりました。今後はその制度を正しく把握して実際に活用してもらうことに力を入れていく時期かもしれません。

<男性の4人に1人はお薬手帳を持ってすらいない 最大40円安も響かず>

最後にお薬手帳の活用頻度について尋ねると、「調剤薬局へ行くとき持参している」との回答は男性:28.0%・女性:43.0%と、こちらも男女差が大きく表れました。さらに男性の約4人に1人にあたる24.0%は「お薬手帳を持っていない」と回答しているほか、「持参すると最大40円医療費が安くなるケースがあるが、これを聞いて持参したいと思うか」という設問にも半数が「いいえ」と回答しており、浸透に向けた課題が明らかになりました。
その反面、女性は「(最大40円医療費が安くなるケースがあることを知って)持参したい」という回答が76.3%あり、子供がいると使うケースが多いことも相まって、まだまだ周知による持参率向上の余地がありそうです。

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