「食品飲料の買い物」に関する調査(食品や飲料の買い物を週1回以上している方対象) 

2017年09月07日
Foods R&Dは、食品や飲料の買い物を週1回以上している方を対象に「食品飲料の買い物に関するアンケート」に関する調査を2017年8月30日に実施いたしました。

【調査結果概要】

 今回の調査結果から受賞シンボル・マークが記載されている商品に対する消費者の購入意欲は高く、食品の場合、キャッチコピーやキャンペーンなどのサービス情報よりも金賞受賞などの受賞シンボル・マークのほうが購入の決め手として考えられていることがわかりました。

【調査結果のポイント】

(1) 食品の購入の決め手として、キャッチコピーやキャンペーンなどのサービス情報よりも金賞受賞などの受賞シンボル・マークのほうを高く考えられている結果に
(2) 受賞シンボル・マークが記載されている商品の購入意欲 全体57.8%
(3) 20代30代OLは65.9%と高く、男性は55.6%
(4) 海外の評価審査機関で、日本で最も認知度が高いのはモンドセレクション。昨年よりも認知度が伸びているのがiTQi(国際味覚審査機構)

(1) 食品の購入の決め手として、「キャッチコピー」や「サービス情報(キャンペーン情報等)」よりも「金賞受賞などの受賞シンボル・マーク」のほうを高く考えられている結果に
 同等の内容量で同価格帯の商品が数種類あり、購入を迷っている場合、購入の「決め手」となるものであてはまるものを選んでいただいた結果、食品では、以下のような結果となりました。

1 原材料44.0%
2 パッケージデザイン43.6%
3 栄養成分表示(カロリー表示等)35.7%
4 金賞受賞などの受賞シンボル・マーク33.7%
5 キャッチコピー29.3%
6 サービス情報(キャンペーン情報等)20.1%
7 この中にあてはまるものはない13.1%

(2) 受賞シンボル・マークが記載されている商品の購入意欲 全体57.8%
 パッケージや、パンフレット、販売POPデザインに受賞シンボル・マークが記載されている商品と、記載されていない商品の購入意欲について、あてはまるものをひとつだけ選んで頂いたところ、以下の結果になり、受賞シンボル・マークが購入意欲を高めているということがいえそうです。
・受賞シンボル・マークが記載されている商品を購入しようと思う(16.4%)
・どちらかといえば受賞シンボル・マークが記載されている商品を購入しようと思う(41.4%)
・どちらでもない(37.1%)
・どちらかといえば受賞シンボル・マークが記載されていない商品を購入しようと思う(1.9%)
・受賞シンボル・マークが記載されていない商品を購入しようと思う(3.2%)

(3) 20代30代OLは65.9%と高く、男性は55.6%
 20代30代OL、主婦、20~60代以上の男性、学生・パートアルバイトの4つの属性別に分析したところ、受賞シンボル・マークが記載されている商品を「購入しようと思う」「どちらかといえば購入しようと思う」と答えた割合が、20代30代OLは65.9%、学生・パートアルバイトは61.8%、主婦は61.3%と高く、20~60代以上の男性は55.6%と比較的低い結果になりました。

(4) 海外の評価審査機関の日本での認知度が昨年よりも増加
 海外の食品飲料などの品質を評価審査する機関の受賞シンボル・マークの認知度については、「よく見る」「たまに見かける」あわせて、Monde Selection(モンドセレクション)は68.7%(昨年67.3%)、iTQi(国際味覚審査機構)は14.3%(昨年10.0%)、DLG(食品品質競技会)は13.6%(昨年12.5%)という結果となり、Monde Selectionが日本の認知度が最も高く、昨年iTQiを受賞したチョコレートやビール会社が広告に活用した影響もあり、iTQiの認知度が伸びています。

■考察
 より付加価値の高い商品や新商品を販売していく際、人口減少に伴いマーケットが縮小していくなか、媒体の広告の費用対効果があわなくなってきていたり、ステルスマーケティングも問題視されています。消費者の信頼を得るために第3者の機関に商品を評価審査してもらい、広告の費用対効果を向上させるために第三者評価を取り入れる企業が今後も増えていくと予想されます。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年8月30日
有効回答者数:566人
男女内訳:男性282人 女性284人
回答者の属性:20代20.4%、30代20.0%、40代19.8%、50代20.0%、60代以上19.8%

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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