SNSと写真・動画の利用実態調査(20代~40代の犬派、猫派男女対象) 

2017年09月05日
Fanimal(ファニマル)が運営する「ペットと人の健康」にまつわる調査・研究を行う機関「Fanimal(ファニマル)総研」は、調査第2弾として20代~40代の男女を対象に、「SNSと写真・動画の利用実態調査」を実施し、犬派と猫派(※)でどのような違いがあるかを分析いたしました。

(「犬派 vs 猫派」の男女を対象に、その趣向やインターネット利用傾向に関する調査を実施いたしました。※)ペットの飼育有無にかかわらず、犬と猫を比較し「犬が好き」と答えた人を「犬派」、「猫が好き」と答えた人を「猫派」と定義

【調査結果サマリー】

①SNSでやりがちな”あるある”行動。犬派は「旅先で撮った写真」や「友達との集合写真」などの投稿が多く、「ワイワイ社交的」。猫派は、身近な人とのツーショットやセルフィーの投稿が多く、「内向きマイペース」という傾向。

②写真を見るSNS:犬派は「Facebook(28.2%)・Instagram(27.5%)」、猫派は「Twitter(25.4%)」、動画を見るSNS:YouTube以外では、犬派は「Facebook(23.9%)・Instagram(22.4%)」、猫派は「ニコニコ動画(23.5%)」

③犬・猫の写真や動画投稿で「いいね!」「シェア」されやすいのは、
第1位「寝姿」 第2位「顔」 第3位「かわいい仕草」

④Instagramの犬・猫関連ハッシュタグ投稿件数TOP3
犬関連: 第1位「#犬バカ部」第2位「#ミックス犬」 第3位「#日本犬」 ※「#犬」を除く
猫関連: 第1位「#猫部」第2位「#黒猫」 第3位「#保護猫」※「#猫」を除く

【調査結果】

Q 1. FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSで以下のような事を行ったことがありますか?
(複数回答)

“SNSあるある”行動比較
犬派は「ワイワイ社交的」vs 猫派は「内向きマイペース」

■犬派のほうが特に多かったもの
① 旅行先で撮った写真の投稿          犬派24.0% vs 猫派17.0%
② レストラン、カフェで食べたご飯の写真投稿  犬派26.5% vs 猫派20.0%
③ 友達との集合写真の投稿           犬派10.0% vs 猫派6.5%

■猫派のほうが特にが多かったもの
① パートナーとの2ショット写真を投稿する   猫派4.5% vs 犬派2.5%
② セルフィー(自撮り)写真を投稿する      猫派7.5% vs 犬派6.0%
③ 空の写真を投稿する              猫派7.0% vs 犬派6.0%

Facebook、Instagram、Twitter等のSNSでよく見られる行動=「SNSあるある」を行ったことがあるかどうか尋ねたところ、犬派は、「レストラン、カフェなどで食べたご飯の写真を投稿する(26.5%)」、「旅行先で取った写真を投稿する(24.0%)」や、「友達との集合写真を投稿する(10.0%)」が上位にランクインしており、お出かけや多くの人との交流などが伺える投稿が多く、「ワイワイ社交的」な傾向が見られました。

一方猫派は、犬派と比べて彼氏・彼女やご夫婦同士などのごく身近な人とのツーショット写真や、自分自身(セルフィー)などの投稿が多く、自分中心の「内向きマイペース」な傾向で、犬派と対象的な結果となりました。

全体的に猫派は、「SNSあるある」をやったことがある割合が少なく、流行に左右されないマイペースさが伺えます。犬派の方が、SNSを活用しており、流行に敏感に反応していることがわかりました。

【SNSあるあるとは?】
SNS投稿でついついみんながやってしまいがちな行動のことを言います。
例:
・自撮り(セルフィー)の投稿(#自撮り部、#セルフィー、#selfieee など)
・ご飯写真の投稿(#夜ごはん、#おうちごはん、#yummy など)
・空の写真の投稿(#空、#青空、#今日の空、#skyporn など)

Q2. SNS(Facebook、Instagram、Twitterなど)、動画サイト(Youtubeなど)、ブログなどで、犬や猫の写真・動画を見ることがありますか?
(単一回答)

Facebook や Instagram、YouTube 等で犬や猫の写真、動画を見ることがあるかを犬派・猫派で比較 すると、写真は【犬派 41.0% vs 猫派 47.5%】、動画は【犬派 38.5% vs 猫派 48.5%】という結果 に。写真、動画共に猫派の方が、見る人が多いことがわかりました。

また調査では男性よりも女性の方が写真、動画を見ている傾向も出ていました。 

Q3.犬や猫の写真・動画を見るために、以下のサービス・アプリをどの程度利用しますか。
(単一回答)

犬や猫の写真・動画を見る際に、どのサービスやアプリを利用するか調査したところ、写真に関しては、犬派が最も利用しているのは「Facebook(28.2%)」だったのに対し、猫派は「Twitter(25.4%)」が第1位という結果に。

動画については、YouTubeが犬派・猫派ともに第1位となりましたが、次いで多かったものは、犬派が「Facebook(23.9%)」、「Instagram(22.4%)」なのに対し、猫派は「ニコニコ動画(23.5%)」という結果に。

犬派と猫派では、写真・動画を見る際に利用するSNS・アプリの好みが異なることがわかりました。なおその他の回答で多く寄せられたものは、「LINEのタイムライン」。少数回答では「ドコノコ」や「FC2動画」、「Pinterest」といったものが挙げられました。

Q5. 今までにご自身がSNS に投稿した犬・猫の写真、動画の中で「いいね!」や「シェア」、閲覧数が多かったのはどのようなものですか?(自由回答)

<1位 寝姿>
「ねこが仰向けで昼寝をしながら後ろ足でお腹をかく動画」(44歳・男性)
「猫が変な寝方をしている写真」(29歳・女性)

<2位 顔>
「愛くるしいアップ画像」(39歳・男性)
「猫の変顔(箱にはまって困る顔)」(42歳・男性)

<3位 かわいい仕草>
「父親のダウンジャケットを着たもの」(35歳・女性)
「実家の猫がゲージを噛んでる時の顔」(24歳・女性)

今までに自分でSNSに投稿した犬・猫の写真、動画の中で反応が良かったものを尋ねたところ、第1位「寝姿」、第2位「顔」第3位「かわいい仕草」という結果に。犬も猫も、寝姿のかわいさにはSNSでのリアクションが集まりやすい傾向があるようです。
回答ではこの他に「犬の口元をしゃべるように加工するアプリを使って人間の言葉を関西弁でしゃべらせた動画」(38歳・女性)や、「飼い猫が、おじいさんが座椅子に腰掛けてテレビを見ているような座り方で、人の膝に座っている写真」(29歳・女性)など、笑いを誘うような投稿の例も挙げられていました。

Q6.あなたが今までに、思わず写真や動画を撮ってしまった、犬・猫の珍行動を、それぞれお答えください。
(複数回答)

<犬>※犬派の回答
1位 笑う、面白い表情をする(48.1%)
2位 首をかしげる(37.0%)
3位 変な寝相をしている(33.3%)

<猫>※猫派の回答
1位 変な寝相をしている(70.6%)
2位 お腹を見せる(61.8%)
3位 箱や袋などの入れ物に入る(50.0%)

犬や猫の珍行動をおさめた写真や動画は、昨今爆発的な話題となる傾向にありますが、思わず撮影してしまっ
た「珍行動」を尋ねたところ、犬に関しては、「笑う、面白い表情をする(48.1%)」や「首をかしげる(37.0%)」など、顔にフォーカスした写真や動画が多い結果に。

一方で猫派の投稿は、「変な寝相をしている(70.6%)」や「お腹を見せる(61.8%)」、「箱や袋などの入れ物に入る(50.0%)」など、ポーズにフォーカスしたものが多く挙げられていました。

犬は、犬種によって見た目の違いが大きく、人懐っこさもあって笑顔やキメ顔キメ顔などのショットが面白がられるのかもしれません。
一方で、なかなかこちらの思惑通りには動いてくれない猫は、寝顔やお腹を見せて伸びをしている時など、リラックスしてる時や、ふとした瞬間の動きがより魅力的に映るのかもしれません。


【調査概要】
調査の方法:WEBアンケート方式で実施
調査の対象:20代〜40代の男女
有効回答数:400人(性別✕犬派・猫派 100人ずつ)
調査実施日:2017年7月28日〜7月31日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Fanimal総研]
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