社会的消費に関する意識調査(20歳以上69歳までの男女対象) 

2017年08月30日
インテージリサーチは、自主企画調査「社会的消費に関する意識調査」を実施しました。全国の20~69歳の男女1万人を対象にしたインターネット調査で、エコやオーガニック、フェアトレード、サステナブルといった7つのキーワードによる購買意欲への影響を尋ねたものです。

【調査結果のポイント】

・買い物する際に社会的消費(環境・倫理的消費)に関連する用語を見聞きした場合、買いたいと影響される人は全体で45%。どの年代においても女性の方が男性より社会的消費に関心が高く、購買意欲を刺激されることがわかった(図表1、図表2)

・社会的消費(環境・倫理的消費)に関連する用語として7の用語を例示した中では、「オーガニック」が最も関心が高く、次いで「エコ」「ハンドメイド」「フェアトレード」の順となっている(図表3)

・社会的消費(環境・倫理的消費)に関連する用語で、男性では「エコ」、女性では「オーガニック」への関心が最も高くなっている(図表4)

・「オーガニック」は30歳代で男女ともに関心が高く、「エコ」は特に男性50歳代以上で関心が高い。「サステナブル/サステナビリティ」「エシカル」はどちらも、男性の方が女性より関心が高い傾向がある(図表5)

【調査結果の詳細】

社会的消費を気にかけている人は45%

1.社会的消費(環境・倫理的消費)に関連する用語を見聞きすると、「買いたいと影響される」は45.0%、「特に影響されない」は38.3%、「却って買いたくないと思う」は16.7%でした。

2.社会的消費(環境・倫理的消費)に関連する用語により「購買意欲が刺激される」のは、男性より女性であることが分かりました。男性の35.2%に対し女性は55.0%(20ポイント高い)であり、どの年代においても女性の方が男性より刺激される割合が高くなっています。また、男女共に最も購買意欲が刺激されるのは60歳代、最も刺激されないのは男性の40歳代、女性の30歳代となっています。

社会的消費で最も関心が高いのは「オーガニック」

3.社会的消費(環境・倫理的消費)に関連する用語として、具体的に7の用語を提示しました。購買意欲を刺激されるとして、「オーガニック」(57.3%)、「エコ」(52.8%)を半数以上の人が挙げており、次いで「ハンドメイド」(40.7%)、「フェアトレード」(26.7%)の順となっています。持続可能、倫理的に関連する「サステナブル/サステナビリティ」、「エシカル」は共に1割に満たず、関心は低い状況でした。

4.社会的消費(環境・倫理的消費)に関連する用語について性別で見ると、購買意欲を刺激されるのは男性では「エコ」が50.1%、女性では「オーガニック」が62.9%と最も高くなっています。

5.社会的消費(環境・倫理的消費)に関連する用語について、購買意欲を刺激されるものには性年代別で特徴が見られます。
「オーガニック」は男女共に30歳代が最も高くなっています
「エコ」の割合が最も高いのは男性50・60歳代
「フェアトレード」は男性20歳代が31.5%と最も高くなっています
「サステナブル/サステナビリティ」、「エシカル」はいずれも割合は低いものの、全体で見ると男性の方が女性より高い傾向があります


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象者:インテージ・ネットモニター 全国20歳以上69歳までの男女個人
サンプル構成:平成27年国勢調査ベース(性別×年代別×居住エリア×未既婚)母集団準拠
設計数10,000サンプル
調査期間:2017年3月30日(木)~3月31日(金)
調査内容:社会的消費に関する関心および関心用語
調査実施機関:株式会社インテージリサーチ

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[インテージリサーチ]
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