世界電子政府進捗度ランキング調査2017 

2017年08月08日
早稲田大学は、国際CIO学会傘下の世界主要11大学と提携して「世界電子政府進捗度ランキング調査2017」の結果を発表しました。今回の結果は、世界のICT先進国を中心に65か国が対象となり、研究活動13年目の成果として世界中の関心を集めています。

今年の上位は、1位はシンガポール、2位がデンマーク、3位に米国、4位に日本が入りました。なお、日本は部門別指標の「行政管理の最適化」及び「政府CIO」の2項目で1位、「電子政府振興」で2位になっています。5位~10位はエストニア、カナダ、ニュージーランド、韓国、英国に台湾と続きます。

早稲田大学電子政府・自治体研究所(所長:大学院アジア太平洋研究科小尾敏夫教授)が中心になるこの調査研究は、世界11大学の代表者が調査チームに参画。本ランキングは、世界唯一の本格的年次調査で国際会議の開催や参加,さまざまな国際機関並びに関係国政府、研究所,大学などとの意見交換によって集大成された。協力関係機関にはOECD、APEC、国連ITU、EUが含まれます。

解説:日本の評価
日本の評価に関して、今回は去年の5位から4位にランクされました。早大による調査分析で下記の課題が浮き彫りになり、また今後に向けた提言も行いました。

◆「電子政府」における日本の課題:
1.ランキングに見る日本の優位性―PDCAサイクル重視の「行政管理の最適化」並びにIT戦略本部をコアに各省にまたがる「政府CIO」は1位に、「電子政府振興」は2位にランクされている。

2.モバイル・ブロードバンドが普及してのモバイル政府化は世界の潮流。マイナンバー等スマホの利活用システム化が遅れている。公的個人認証の高度化がカギとなる。

3.政府は東京オリンピックに向けてサイバーセキュリティ対策に全力投球している。世界最先端IT国家を目指す戦略達成にはまだ道遠い。

4.日本の現状紹介を英語による国際PRが主要国の中では圧倒的に不足している。

第 13 回世界電子政府進捗度ランキング調査 2017 年総合ランキング
1 シンガポール 91.057
2 デンマーク 88.739
3 アメリカ 87.117
4 日本 81.236
5 エストニア 81.198
6 カナダ 77.425
7 ニュージーランド 75.041
8 韓国 74.828
9 イギリス 74.214
10 台湾 73.224

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