旅行に関するアンケート調査 

2017年05月08日
クレジットカード利用明細一括管理アプリ『CRECO』を運営するアイ・ティ・リアライズは、2017年4月、クレジットカードの利用履歴をベースにした独自リサーチサービス『CRECOリサーチ』で、旅行に関するアンケート調査を実施しました。
 
旅行シーズンが本格的に始まろうとしている中、スマホユーザーにはどういった旅行会社が利用されているのか?旅行会社を選ぶ際のポイントは何か?などについて聞いてみました。

【調査結果サマリー】

・旅行の頻度は年1~2回程度。世帯年収が増えると頻度も増える。更に予算は国内旅行が「3~5万円未満」、 海外旅行は「10~15万円未満」が主流。
・今年のGWは半数以上が旅行には行かない予定。旅行に行く人の行き先は国内が圧倒的。
・利用経験のある旅行会社は安定大手の「JTB」が過半数。
・WEB旅行サイトでは「楽天トラベル」が多数で、「じゃらんnet」も僅差で追随。
・旅行の情報入手経路は「旅行サイト」がメイン。申込に関してもWEB経由が過半数。

【調査結果】

Q1.あなたはどのぐらいの頻度で宿泊を伴う旅行に行きますか。(国内・海外問わず)(SA)

最も多いのは「年に1~2回」。旅行頻度は世帯年収と関係性が強い。男性高齢層は旅行常連ユーザー。

まずはCRECOユーザーに旅行に行く頻度に関して聴取してみました。全体として最も多いのは「年に1~2回」でおよそ40%の方が選択しています。

各属性別で見てみると、世帯年収が高めの方に関しての旅行頻度は多めで、およそ40%の方が年に3回以上旅行に行っており、その中でもおよそ18%の方が年に5回以上も旅行に行っているという結果となりました。このことからも世帯年収は旅行に関係していることが分かります。更には男性の高年齢層においては46.7%の方が年に3回以上旅行に行っており、この層も旅行のヘビーユーザーと言っても過言ではないでしょう。

Q2.国内旅行の予算は平均してどのぐらいですか。一人あたりの予算でお答えください。(SA)(※国内旅行にはほとんど行かないと回答した方を除く)

国内旅行の予算は「3~5万未満」が多数。旅行頻度の高い男性高齢層は費用も高め。一方子供ありの世帯の費用は控えめ。

国内旅行の際の一人当たりの平均予算を聞いてみたところ、全体で最も多かったのは「3万円~5万円未満」で33.8%の方がこのように答えていました。更に「2万円~3万円未満」「5万円~10万円未満」と続いています。

各属性別では、男性高齢層に関しては半数が「5万円以上~10万円未満」と回答しており、国内旅行にかける金額が多めな状況が見受けられます。反対に男女中年層・未婚子供あり・既婚子供あり・世帯年収の低めの方は国内旅行にかける費用が少なめの傾向が見受けられました。

Q3.海外旅行の予算は平均してどのぐらいですか。一人あたりの予算でお答えください。(SA)(※海外旅行にはほとんど行かないと回答した方を除く)

海外旅行の予算は「10~15万円未満」が中心。高世帯年収層は「30万円以上」も。

前の設問では国内旅行の予算について聴取しましたが、当設問では海外旅行の予算について聴取してみました。全体では「10万円~15万円未満」が25.1%で最も多く、次いで「5万~10万未満」という結果になりました。

各属性別では、世帯年収が高めの方は旅行に使う金額も大きく、全体の14%の方が「30万円以上」の予算をつぎ込んでおり、更には「20万円以上」となると実に全体の30%という結果となりました。また既婚子供なしの方に関しても、海外旅行につぎ込み予算は高めで、13.6%の方が「30万円以上」の予算という回答となりました。

Q4.あなたは今年のゴールデンウィーク、宿泊を伴う旅行に行く予定ですか。(国内・海外問わず)(SA)

半数以上が今年のGW旅行には行かない。但し高世帯年収層は3割以上が行く予定とやや多め。

4月の段階で今年のゴールデンウィークの旅行状況を確認したところ、全体では58.4%の方が「行く予定はない」という回答でした。

各属性層の中で最も旅行傾向が強かったのは世帯収入が高めの方で、33.5%の方が「旅行に行く予定」と回答しており、その中でも20.1%の方は「行く予定で手配もしてある」とゴールデンウィークの準備は万端という状態でした。

Q5.今年のゴールデンウィークに旅行に行く予定の方に伺います。それは国内ですか?海外ですか?(SA)(※ゴールデンウィークに旅行に「行く予定で手配もしてある」「行く予定だが手配はまだしていない」と回答した方が対象)

GWの旅行先は「国内」が圧倒的多数。女性若年層・独身・子供なし既婚者・高世帯年収層は「海外」指向が微量だが高め。

ゴールデンウィークに旅行に行く方の中で、海外・国内どちらに旅行に行くかを聴取したところ圧倒的に国内が多く、全体の83.3%が「国内」と回答する結果となりました。

どの属性層もほとんど同様の傾向ではあるものの、女性の若年層・未婚子供なし・既婚子供なし・世帯年収が高めの方に関しては、全体と比較してやや海外への旅行傾向が高めの状況が見受けられました。

Q6.ゴールデンウィークに旅行に行く予定の方に伺います。今回の旅行の予算はどのぐらいでしょうか。一人あたりの予算でお答えください。(SA)

GW旅行の予算は「3~5万円未満」。旅行先が国内ということも関係。

ゴールデンウィークに旅行に行く方で旅行の予算がどのぐらいなのかを聴取してみました。最も多いのは「3万円~5万円未満」で全体の24.5%を占めています。

各属性別で確認すると、既婚子供ありの方は家族が多い分旅行にかけられる金額が限られているためか、全体と比較して予算は少なめの傾向があります。反対に既婚子供なしの方及び世帯年収の高めの方はお金に余裕がある為か、ゴールデンウィークの予算は高めの傾向が見受けられました。

Q7.あなたが利用したことのある旅行会社を全てお選びください。※WEBサイト利用も含みます。(MA)

全体的に大手旅行会社利用が主。格安会社でもネームバリューのある「H.I.S」の利用が多数。

利用経験のある旅行会社を聞いてみたところ、最も多かったのは「JTB」で全体の55.9%と断トツの利用状況となりました。「H.I.S」「近畿日本ツーリスト」がこれに続いており、大手やネームバリューのある旅行会社を利用する傾向が強い様子が見受けられます。

各属性別では、男性高齢者は全体と比較して利用したことのある旅行会社が総じて多めの傾向があります。また世帯年収が高めの方に関しては「H.I.S」の利用実績が高めではありますが「JTB」の利用実績も高く、旅行頻度が多いことからも利用旅行会社数も多くなっていることが考えられます。

なお3月に破綻した「てるみくらぶ」は、全体での利用経験者は3.3%とCRECOユーザーの中では利用率は少ない状況でした。

Q8.あなたが利用したことのある旅行・宿泊サイトを全てお選びください。(MA)

利用経験ありの旅行サイトは「楽天トラベル」がトップ。「じゃらんnet」がそれに続く。

更に利用したことのある旅行サイトについても聞いてみたところ、最も多かったのは「楽天トラベル」で全体の62.7%の方が回答していました。僅差で続いているのが「じゃらんnet」でこちらも57.6%と過半数の方は利用経験があるという結果となりました。

各属性別では大きく全体と異なる傾向は見受けられないものの、その中でも男性高齢層の方の「一休.com」の利用経験がやや高めの傾向が見受けられました。

Q9.あなたは旅行に行く際、どのようなものから情報を収集しますか。あてはまるものを全てお選びください。(MA)

旅行の情報取得経路はインターネットの旅行サイトで、が最も多い。

旅行の情報の入手経路を聴取したところ、全体の中で最も多かったのは「旅行サイトから(Yahoo!トラベル・楽天トラベル、等)」で71.5%の方が回答していました。次いで「インターネットの掲示板や口コミサイト」が続いており、インターネット関連での情報収集が大半を占めている様子が見受けられました。

各属性別で見てみると、男性高齢層の方は「インターネットの掲示板や口コミサイト」の利用率が高い傾向が見受けられ、その他では女性の若年層の「友人・家族・知人の口コミ」が、女性中年層では「旅行代理店に直接」が全体と比較して高めの傾向がありました。(女性高齢層はサンプル数が少ない為除く)

Q10.あなたは旅行に行く時、主にどのような手段で手配をしますか。最もあてはまるものをお選びください。(SA)

旅行の手配は「ネットの旅行サイトで」が主流で、リアル店舗は少なめ。男性高齢層は「全て個人で手配」が3割以上。

旅行の手配手段として最も多いのは、「ネットで予約できる旅行サイトで」で全体の58.4%がネットで申し込むという結果となりました。

各属性別で見てみると、男性高齢層の方に関しては「全て個人で手配」が最も多く、33.3%を占めているのが顕著な傾向と言えます。

Q11.あなたは旅行を申し込む際、旅行会社を選択するポイントは何ですか。あてはまるものを全てお選びください。(MA)

旅行会社の選択ポイントは「価格が安いこと」。女性若年層は「価格」+「豊富な品揃え」傾向が強い。

旅行会社を選択するポイントで最も多かったのは、「他社と比べて価格が安いこと」で全体の53.6%の方が回答していました。「豊富なプランが揃っていること」が次に続いており、価格・旅行プランの品揃えというのが旅行決定の重要な要素となっていることが分かります。

各属性別に見ると特に上記の傾向が強いのは、女性若年層。その層は全体と比較して上記2つのポイントが高めの傾向が顕著です。その他未婚子供ありの方に関しては、「豊富なプランが揃っていること」「対応が丁寧であること」「対応が早いこと」「大手企業であること」が全体よりも高い傾向が見受けられました。


【調査概要】
調査媒体:クレジットカード管理スマホアプリ「CRECO」
調査対象:『CRECO』利用ユーザー
調査実施期間:2017年4月10日(月) ~ 2017年4月24日(月)
有効回答数:824サンプル

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[CRECOリサーチ]
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