2018年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査(2017年7月1日状況) 

2017年08月02日
企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS新卒」を運営するアイデムは、2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女647名を対象に調査を実施しました。

<調査結果>

≪就職活動の進捗状況≫
【主な活動】
「面接・試験段階」18.9%(前年比-1.4ポイント)、「内定獲得/就活継続段階」21.8%(前年比-0.7ポイント)、「内定獲得/就活終了段階」48.7%(前年比-0.5ポイント)
【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「面接・試験段階」91.2%(前年比-2.2ポイント)、「内定獲得段階(内定獲得率)」71.7%(前年比-0.7ポイント)

≪新たに企業に応募する予定≫
「ある」67.9% (興味なし【業界】にも応募 63.0% / 興味なし【職種】にも応募 54.6%)

≪妥協・譲歩する条件≫
「ある」82.9% 妥協・譲歩条件1位「給与額」40.8% 2位「企業規模」39.7% 3位「勤務地」39.1%

≪内定辞退の状況≫
【内定「2社」の学生】
「まだ1社も辞退を伝えていない」25.3%
【内定「3社以上」の学生】
「入社意思のある数社の内定を残し、他はすべて辞退」28.5%、「まだ1社も辞退を伝えていない」9.0%

保留状態の企業がある学生は前年から増加

<調査結果の詳細(一部抜粋)>

≪就職活動の進捗状況≫
【主な活動】
「面接・試験段階」18.9%(前年比-1.4ポイント)
「内定獲得/就活継続段階」21.8%(前年比-0.7ポイント)
「内定獲得/就活終了段階」48.7%(前年比-0.5ポイント)

【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「面接・試験段階」91.2%(前年比-2.2ポイント)
「内定獲得段階(内定獲得率)」71.7%(前年比-0.7ポイント)

学生に、2017年7月1日時点の就職活動の<主な活動>について聞くと、「内定獲得/就活終了段階」と回答した学生が最も多く48.7%に上った。次点は「内定獲得/就活継続段階」で21.8%だった。前年調査(「2017年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査 2016年7月1日調査」、以下同)と比較すると、ほぼ同程度の進捗に落ち着いている。また、<主な活動>と<最も選考が進んでいる企業の状況(※)>を合わせて、実際にどのくらいの学生が就職活動の各活動ステータスに到達しているかを見た。「準備活動段階」は、調査対象の全学生のうち97.8%、「エントリー活動段階」96.0%、「面接・試験段階」91.2%、「内定獲得段階(“内定獲得/就活継続段階”と“内定獲得/就活終了段階”の計。“内定獲得率”と同義)」71.7%となっている。
各活動ステータスに到達した学生の割合を属性別に見ると、企業規模に対する志向別では、「大企業志向」の学生は、「面接・試験段階」「内定獲得段階」への到達率が高く、進捗が早いようだ。

※最も選考が進んでいる企業の状況:<主な活動>において、「内定獲得/就活終了段階」または「まだ何も始めていない」以外を回答した学生(n=177)に聴取。「準備活動段階」6.8%、「エントリー活動段階」17.5%、「面接・試験段階」71.2%、「内定獲得/就活継続段階」4.5%となっている。

≪新たに企業に応募する予定≫
「ある」67.9%
(興味なし【業界】にも応募 63.0% / 興味なし【職種】にも応募 54.6%)

就職活動の進捗状況において、「まだ何も始めていない」または「内定獲得/就活終了段階」と回答した学生を除いて 、7月1日時点の就職活動において新たに企業に応募する予定があるかを聞いた。「ある」と回答した学生は67.9%で、調査開始以来初の増加に転じた6月15日調査から、引き続き増加傾向となった。6月1日の選考活動解禁で内定を獲得する学生が増える一方、志望企業から思うような選考結果を得られなかった学生も一定数おり、新たに応募活動を行なう学生が増えたことが推測される。
また、新たに企業に応募する予定が「ある」と回答した学生に対し、今まで“興味がなかった業界”や“興味がなかった職種”にも応募するかを聞いた。今まで“興味がなかった業界”にも応募する予定が「ある」学生は63.0%に上り、6月15日調査から増加した。今まで“興味がなかった職種”にも応募する予定が「ある」学生も同様の傾向で、54.6%と増加に転じた。時系列で見ると、“興味がなかった業界または職種”に応募予定が「ある」と回答した学生の割合は、6月1日までは前年を上回る数値となっていたが、6月15日調査で一旦減少し、7月1日で再び増加に転じた。昨年と増減のタイミングが半月から1ヵ月程度早くなっている。

≪妥協・譲歩する条件≫
「ある」82.9%
妥協・譲歩条件1位「給与額」40.8% 2位「企業規模」39.7% 3位「勤務地」39.1%

新たに企業に応募する予定が「ある」と回答した学生に、その際に今まで希望していた条件から妥協、もしくは譲歩しようと考えているものはあるか聞いた。「今までの希望から妥協・譲歩するものがある」と回答した学生は、82.9%だった。前年調査から4.1ポイント減少しており、やや強気な学生の姿勢がうかがえる。
「今までの希望から妥協・譲歩するものがある」と回答した学生に、具体的な条件を聞くと、回答が多かった順に「給与額」40.8%、「企業規模」39.7%、「勤務地」39.1%、「就業時間や休日数」36.9%となっている。
6月以降、内定が出始めたものの納得のいく結果が得られなかった学生も一定数おり、視野を広げて就職活動を行なう学生も多いようだ。

≪内定辞退の状況≫
【内定「2社」の学生】
「まだ1社も辞退を伝えていない」25.3%
【内定「3社以上」の学生】
「入社意思のある数社の内定を残し、他はすべて辞退」28.5%、「まだ1社も辞退を伝えていない」9.0%
保留状態の企業がある学生は前年から増加

7月1日時点で内定を獲得している学生に対し、内定辞退の状況を聞いた。内定が「1社」の学生は、ほとんど辞退をしていない。内定が「2社」の学生は、25.3%が「まだ1社も辞退を伝えていない」としており、保留状態の企業があるようだ。前年調査と比較すると、「まだ1社も辞退を伝えていない」学生は微増している。内定が「3社以上」の学生は、「入社する意思のある数社の内定を残し、他はすべて辞退を伝えた」が28.5%、「まだ1社も辞退を伝えていない」が9.0%となり、合わせて37.5%の学生が未だ内定企業を1社に絞らず、保留状態の企業を抱えている。また、このような学生の割合は、前年調査から12.5ポイント増加している。
「まだ1社も辞退を伝えていない」以外の回答をした学生に、内定の辞退をどのような方法で企業に伝えたかを聞いた。最も回答が多かったのは、「電話」で82.5%に上った。

<調査結果の全体>

≪進捗状況≫
◆現在のステータス
【主な活動】
「面接・試験段階」18.9%(前年比-1.4ポイント)
「内定獲得/就活継続段階」21.8%(前年比-0.7ポイント)
「内定獲得/就活終了段階」48.7%(前年比-0.5ポイント)

【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「面接・試験段階」91.2%(前年比-2.2ポイント)
「内定獲得段階(内定獲得率)」71.7%(前年比-0.7ポイント)

◆内定獲得状況
内定獲得社数 平均2.3社(前年±0社)

◆会社説明会参加回数
平均24.4回(前回+3.0回 前年-0.9回)
無断欠席経験「あり」39.0%

◆エントリーシート・履歴書提出企業数
平均16.2社(前回+1.2社 前年-0.5社)

◆応募企業数
平均22.7社(前回+1.7社 前年-2.8社)

◆面接選考企業数
平均11.3社(前回+1.9社 前年-0.3社)

◆1日の活動時間
「就職活動に費やす時間」平均1.9時間(前回-1.5時間 前年±0時間)
「学業に費やす時間」平均3.5時間(前回+0.2時間 前年-0.1時間)

◆進捗感
「予定よりも進んでいる」30.3% 「予定通り」30.0% 「予定よりも進んでいない」39.7%

≪受験企業の状況≫
◆新たに企業に応募する予定
「ある」67.9%
・・・興味なし【業界】にも応募 63.0%
・・・興味なし【職種】にも応募 54.6%

◆妥協・譲歩する条件
「ある」82.9%
・・・妥協・譲歩する条件 1位「給与額」40.8% 2位「企業規模」39.7% 3位「勤務地」39.1%

≪入社予定企業・内定企業の状況≫
◆入社予定企業の従業員規模
「299人以下」27.2% 「300~999人」22.6% 「1,000~2,999人」17.2% 「3,000人以上」26.7%

◆内定辞退の状況
【内定「2社」の学生】
「まだ1社も辞退を伝えていない」25.3%
【内定「3社以上」の学生】
「入社意思のある数社の内定を残し、他はすべて辞退」28.5%
「まだ1社も辞退を伝えていない」9.0%
保留状態の企業がある学生は前年から増加

◆内定辞退の理由
1位「より志望度の高い企業から内定を得た」
2位「他社の方が労働条件が良い」
3位「内定企業で活躍するイメージがわかない」


<調査概要>
調査対象:2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年7月1日~3日
有効回答:647名

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