ペットの健康管理に関する実態調査(犬や猫のペットを病気で亡くした経験を持つ男女対象) 

2017年08月07日
ペットの予防医療の啓発・普及活動を展開する獣医師団体 Team HOPE(チームホープ)は、犬や猫のペットを病気で亡くした経験を持つ男女 500 名を対象に、「ペットの健康管理に関する実態調査」を実施いたしました。

少子化の進む日本では、現在、15 歳未満の子どもの数よりもペット(犬猫)の数が多くなっています。※1
同時に医療の発達等で、ペットの平均寿命はここ 30 年で約 2 倍にも延びており※2、今やペットは家族の一員として、長い時間を共に過ごす大切な存在になっています。一方で、言葉が通じず、コミュニケーションが難しいペットの健康管理は、ペットオーナーにとって難しい課題となっており、獣医師による定期的な健康診断の重要性が高まっております。
こうした社会的背景を受け、Team HOPE では 10 月 13 日(じゅういさん)を「ペットの健康診断の日」として登録し※3、ペットの健康診断やウェルネスチェック※4 の啓発活動を展開してまいります。

※1 一般社団法人ペットフード協会、平成 28 年全国犬猫飼育実態調査、総務省統計局統計
※2 一般社団法人ペットフード協会、平成 28 年全国犬猫飼育実態調査、東京農工大と日本小動物獣医師会の調査による
※3 一般社団法人日本記念日協会の認定登録
※4 Team HOPE が推進するペットの健康管理の取り組み。
まずペットオーナーが自宅でペットの状態をシートに記入し、次に動物病院で獣医師と一緒にチェックする。

【調査結果サマリー】

・ペットオーナーによる健康管理は自己完結型の傾向。異変が出た後も通院せず様子を見た方が 22.1%

・犬、猫とも病状は急変傾向!兆候が現れてから亡くなるまで半年未満が 56.2%と過半数
 病気の早期発見には、半年に1回の健康診断も重要に

・ペットが亡くなった後に健康管理を後悔している方は 6 割以上!
 兆候が現れてから亡くなるまでの期間が短いほど、通院の遅れを後悔する方が多い

・ペットロスが半年以上続いた方は 62.7%。さらに 12.8%は 2 年以上立ち直れないという結果も

・健康診断を受けさせているペットオーナーは 2 割以下。健康診断を受診した方では約 7 割が兆候などを発見

・近年ペットとして人気が高い猫の通院理由は、74.0%が「病気や怪我の時」。
 犬に比べて定期的に病院に連れて行ってもらえない現状が明らかに

【調査結果】

ペットオーナーによる健康管理は自己完結型の傾向。
異変が出た後も通院せず様子を見た方が 22.1%

・「あなたは、ペットの健康について気にかけていたと思いますか」と尋ねたところ、「気にかけていたと思う(とても気にかけていたと思う+やや気にかけていたと思う)」が 86.4%(犬 85.6%、猫 87.2%)と回答。
・兆候がみられたと回答した 411 人に、「ペットが亡くなる前、その兆候に気づかれ、その後どう対応しましたか」と尋ねたところ、「ペットオーナー自身で気づき、通院した」が 70.3%(犬 70.1%、猫 70.6%)で最多。
次いで「ペットオーナー自身で気づき、しばらく様子をみた」が 22.1%(犬 21.3%、猫 22.9%)と治療の遅れに繋がる回答も 5 人に 1 人以上いた。

犬、猫とも病状は急変傾向!兆候が現れてから亡くなるまで半年未満が 56.2%と過半数
病気の早期発見には、半年に1回の健康診断も重要に

・兆候がみられたと回答した 411 人に、「実際に兆候がみられてからどのくらいで亡くなりましたか」と尋ねたところ、「半年未満」と回答した方が 56.2%(犬 50.8%、猫 61.2%)と最も多く、「半年~1 年未満」25.8%(犬 27.9%、猫 23.8%)を加えると、全体の 82.0%。
8 割以上のペットが、兆候がみられてから 1 年未満という短期間で命を落としていることがわかった。犬、猫の病気の進行は一般的に人間と比べ早いため、半年に1回は獣医師による健康診断が重要と言える。

ペットが亡くなった後に健康管理を後悔している方は 6 割以上!
兆候が現れてから亡くなるまでの期間が短いほど、通院の遅れを後悔する方が多い

・ペットが亡くなったあとで、健康管理について後悔している方は 62.6%(犬 66.0%、猫 59.2%)。後悔している方へ、「ペットとの別れの後、健康管理について後悔していることはありますか」(複数回答)と質問したところ、「ペットの変化にもっと早く気づいてあげたかった」が 53.0%(犬 51.5%、猫 54.7%)で 1 位。
次いで「病院にもっと早く連れていけばよかった」42.8%(犬 44.8%、猫 40.5%)と通院の遅れを後悔する声が多く、更に事前に兆候がみられた方で、ペットが亡くなるまでの期間別で見ると、「~半年未満」52%、「半年~1年未満」38%、「1 年~2 年未満」41%、「2 年~3 年未満」17%と期間が短いほど通院の遅れを後悔する声が強かった。
・「ペットを亡くした時の気分の落ち込みから立ち直るのにどれくらい時間がかかりましたか」の問いに「約半年」 29.8%(犬 34.7%、猫 24.9%)、「約 1 年」15.5%(犬 18.3%、猫 12.7%)、「約 1 年半」4.5%(犬 3.5%、猫 5.6%)、「約2年」4.0%(犬 5.0%、猫 3.0%)、「それ以上」8.8%(犬 6.4%、猫 11.2%)と半年以上続いた方は 62.6%(犬 67.8%、猫 57.4%)に上った。また 12.8%は、ペットの死から 2 年以上立ち直れなかったという結果となった。

健康診断を受けさせているペットオーナーは 2 割以下。
健康診断を受診した方では約 7 割が兆候などを発見

・犬または猫のペットオーナー500 名に、「病院に通っていたタイミングはどのような時ですか」(複数回答)と尋ねたところ、「病気や怪我の時」が 69.8%(犬 65.6%、猫 74.0%)と 7 割近くに上る一方で、「健康診断の時」は19.2%(犬 18.8%、猫 19.6%)と 2 割未満に留まった。予防的にペットを病院に連れていくペットオーナーに比べ、異変が生じてから病院に行く方が圧倒的に多い現状が明らかになった。
・ペットに健康診断を受診させていたペットオーナー96 名に、「健康診断を受診させたことでわかったことはありますか」(複数回答)と尋ねたところ、7 割近くのケースで病気の兆候などがわかった。なかでも「病気が見つかった」32.3%(犬 36.2%、猫 28.6%)、「病気の兆候が見つかった」32.3%(犬 34.0%、猫 30.6%)と健康診断が病気の早期発見につながっていることのほか、「一緒に暮らす上での注意点」33.3%(犬 23.4%、猫 42.9%)と、日常生活のアドバイスも役立っていることがわかった。

近年ペットとして人気が高い猫の通院理由は 74.0%が「病気や怪我の時」。
犬に比べて定期的に病院に連れて行ってもらえない現状が明らかに

・「病院に通っていたタイミングはどのような時ですか」(複数回答)という問いに対する回答を犬、猫で比較すると、犬では「予防接種やフィラリア予防の時」が 71.2%と、理由のトップ。
一方で猫では「病気や怪我の時」が 74.0%と、2 位の「予防接種やフィラリア予防の時」の 42.4%に大きく差をつけて 1 位となった。狂犬病など、1 年に 1 度の予防接種が義務付けられている犬に比べて、予防接種の義務のない猫では、定期的な通院よりも、実際に異変を感じてから通院するケースが圧倒的に多いことがわかった。


<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象者:15 歳以上の一般男女で、2001 年以降、犬、または猫を病気で亡くした経験のあるペットオーナー
実施期間:2017 年 6 月 14 日~6 月 15 日

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