『親との距離感』アンケート調査(首都圏に実家がある「首都圏のワンルーム単身入居者20代・30代」対象) 

2017年07月31日
FJネクストは、首都圏に実家がありながら首都圏のワンルームに単身入居している未婚の 20代・30代の社会人を対象に、実家に帰る頻度など“親との距離感”をテーマにしたアンケートを実施しました。その結果、実家が首都圏にあっても通勤事情や独立心から、実家を離れて一人暮らしをするという現代の若者の意識と行動が浮かび上がりました。

【調査結果要約】

<質問1> あなたが一人暮らしをしている理由は何ですか。(フリーアンサー)〔P3〕
◆ 一人暮らしは、約半数が「通勤」時間短縮のため

<質問2> あなたが実家に帰る頻度はどの程度ですか。〔P4〕
◆ 5 割強が“半年に 1 回以下”、首都圏内の“帰省”も意外と少ない

<質問3> 実家に帰る一番の理由は何ですか。(複数回答)〔P5〕
◆ 帰る理由は、お互いの“顔見せ”が約 6 割
男性 20 代前半は「親の顔が見たい」44.1%で、“親離れ”できない?

<質問4> 実家に帰らない理由は何ですか。〔P6〕
◆ 約 4 人に 3 人が「面倒」だから帰らない、
 「親とのコミュニケーションが面倒」は 20 代前半と 30 代後半で格差

<質問5> 親御さんがあなたの住まいに来ることがありますか。〔P7〕
◆ 約 6 割が「この1年、一度も来ていない」、女性と 20 代前半は来訪頻度が上昇

<質問6> 親御さんは、あなたの住まいの合鍵を持っていますか。〔P7〕
◆ 親の合鍵所持率は約 3 割、男性よりも女性の方が高い

<質問7>親御さんから金銭的援助を受けていますか。〔P8〕
◆ 金銭援助を受けている人は約 1 割、20 代はやや多め

<質問7-SQ1> その金額は月当たりいくらですか。〔P8〕
◆ 援助額は「1 万円」が主流も、最大 21 万円というケースも

<質問7-SQ 2> 援助について、あなたの感情に一番近い言葉は何ですか。〔P8〕
◆ 素直に「感謝」75.6%、ただし「複雑」と感じる人も

<質問8> 親御さんのありがたみを感じるのは、どのようなときですか。(複数回答)〔P9〕
◆ 男性 20 代前半は“おふくろの味”がとても恋しい

<質問9> 一人暮らしをやめて実家に戻りたい気持ちは何パーセントありますか。〔P10〕
◆ 実家に戻りたい気持ち「0%」が 46.0%、30 代後半は 56.0%に増大
“50%未満”は合計 83.5%と大半が実家に戻ることに消極的

<質問 10> 親御さんとの心の距離は、住まいと実家の距離より近い、遠い。〔P11〕
◆ 親との心の距離は“近い”34.8%、“遠い”22.5%
離れて住んでいても、心は離れていない

<質問 11> 心の距離が近い有名人親子は誰と誰ですか。〔P12〕
◆“心の距離”が近い有名人1位は「高橋英樹・真麻」親子
2位「関根勤・麻里」親子、3位「アニマル浜口・浜口京子」

【調査結果】

<質問1> あなたが一人暮らしをしている理由は何ですか。(フリーアンサー)

1 通勤 46.8%
2 自立 20.0%
3 自由 11.5%
4 不仲 2.5%
5 憧れ 1.0%

◆ 一人暮らしは、約半数が「通勤」時間短縮のため
首都圏に実家があっても、利便性を求めて会社の近くで生活
一人暮らしの理由をキーワードでまとめた結果、全体のトップは「通勤」(46.8%)で、実家が「職場から遠い」または現在の住まいが「通いやすい」「会社に近い」など、実家が首都圏にある人でも長距離“痛勤”は切実であり、生活費が余分に掛かってでも利便性を重視して一人暮らしをする人が多いようです。
2位は「自立」(20.0%)でした。「独立したい」「自活したい」「親元を離れて暮らしたい」「親に迷惑を掛けたくない」などの理由が寄せられました。
3位は「自由」(11.5%)で、「自由に暮らしたい」「ひとりが好き」「気楽に過ごしたい」「リラックスできる」「ストレスが溜まらない」など、悠々自適な生活を求めています。
以下、少数派ですが家族や親との「不仲」(2.5%)や、一人暮らしへの「憧れ」(1.0%)などを挙げる人もいました。
男女別では、共にトップの「通勤」の差は僅かでしたが、続く「自立」は女性 25.0%に対して男性 15.0%と、女性の方が“自立心が強い”ようです。
年代別では、社会人になって日の浅い 20 代前半では約 3 人に 2 人(67.4%)が「通勤」を理由としているのに対して、30 代後半は約 3 人に 1 人(31.0%)と減少傾向にあります。一方、「自立」「自由」は 20 代前半よりも 30 代後半の方が、割合が高い結果となりました。やはり、年代が高くなるにつれ、実家に“寄生”しづらいということでしょうか。

<質問2> あなたが実家に帰る頻度はどの程度ですか

◆ 5 割強が“半年に 1 回以下”、首都圏内の“帰省”も、意外と少ない結果に
全体で最も多いのが「半年に 1 回」(24.0%)でした。次いで「月1回」(18.5%)、「2~3 ヵ月に1回程度」(17.0%)という順位になりました。
一方、「この 1 年、一度も帰っていない」は 14.5%で、さらに、住まいと実家が近距離であるにも係わらず“半年に 1 回以下 ※”という人が 5 割を超え(53.3%)ました。「お盆(夏休み)」と「年末年始」の年 2 回が帰省の標準的なタイミングと考えると、遠距離の場合と比べて帰省頻度は一概に多いとは言えないことがうかがえます。近場に住んでいることから“いつでも会える”という意識が強い表れでしょうか。
男女別では、その差はあまり見られませんでした。
年代別では、“半年に1回以下 ※”の人は、20 代前半では 44.2%と半数以下と、比較的高い頻度で実家に帰っているようです。一方、30 代後半は 61.0%と 6 割を超えており、年齢が高くなるにつれて実家から足が遠退いている傾向がうかがえます。特に、30 代後半は「この 1 年、一度も帰っていない」が最も多く 4 人に 1 人(24.0%)の割合でした。

<質問3> 実家に帰る一番の理由は何ですか。(複数回答)
(対象は、質問2で「この1年、一度も帰っていない」の回答者以外) 

1 親の顔が見たい 36.0%
2 自分の顔を見せたい 24.3%
3 親孝行したい 11.1%
4 ペットに会いたい 8.5%
5 親との約束 7.3%
6 介護、看病 0.3%
- その他 12.6%

◆ 帰る理由は、お互いの“顔見せ”が約 6 割
男性 20 代前半は「親の顔が見たい」44.1%で、“親離れ”できない?
実家に帰る理由は、全体では「親の顔が見たい」が 36.0%でトップ、2 位の「自分の顔を見せたい」24.3%と合わせて約 6 割(60.3%)を占めました。実家に帰るのはお互いの“顔見せ”が目的のようです。
「その他」では、「家事からの解放」(女性 30 代後半)、「食事と風呂」(男性 30 代後半)、「祖母に会うため」(男性 20 代後半)、「地元の親友と会うため」(男性 20 代前半)、「実家が落ち着く」(女性 20 代後半)、「うるさいので仕方なく」(男性 30 代後半)などがありました。
男女別では、全体的に大差はみられないものの、「ペットに会いたい」が男性 5.4%に対して女性 11.5%と若干の差がみられました。
年代別では、「親の顔が見たい」が 20 代前半は 40.5%と 4 割超に対して、30 代後半は 34.2%と差がみられます。また、20 代前半は「親との約束」(11.4%)、30 代後半は「親孝行したい」(15.8%)の割合が比較的高くなっており、年代によって親との関係性が変化していく様子がわかります。
さらに、「親の顔が見たい」を性別・年代別のクロスでみてみると、女性・20 代前半が 37.8%に対して男性・20 代前半は 44.1%と高い割合を占めています。質問 1 と同様に、女性の方が“自立心”が強く、男性はなかなか“親離れ”できない姿が垣間見られます。

<質問4> 実家に帰らない理由は何ですか。
(対象は、質問2で「この1年、一度も帰っていない」の回答者:58 人)

1 帰るのが面倒 48.3%
2 親とのコミュニケーションが面倒 27.6%
3 実家に自分の居場所がない 13,8%
4 仕事が忙しい 12.1%
5 自分の時間を大切にしたい 5.2%
6 親とは外で会う 5.2%
7 親とは電話やメールなどで日頃連絡を取っている 3.4%
- その他 6.9%

◆ 約 4 人に 3 人が「面倒」だから帰らない、
 「親とのコミュニケーションが面倒」は 20 代前半と 30 代後半で格差
「この 1 年、一度も帰っていない」人(58 人)に理由を聞いてみました。最も多かったのは「帰るのが面倒」48.3%でした。次いで「親とのコミュニケーションが面倒」27.6%と合わせ、約 4人に 3 人(75.9%)が実家に帰ることを“面倒”と考えているようです。
「その他」(6.9%)は、「家族の仲が悪い」(女性・30 代後半)、「両親と不仲のため」(男性・20 代後半)、「親から逃げる為」(女性・20 代前半)など、複雑な家族関係が挙げられています。
男女別では、「帰るのが面倒」が男性で 5 割を超えている(56.3%)のが特徴的です。また、女性の 11.5%が「親とは外で会う」(男性は 0%)と回答しています。
年代別では、
トップの「帰るのが面倒」は 20 代後半と 30 代前半で 6 割を超える一方で、30代後半では約 3 割(33.3%)と大きな差がみられます。「親とのコミュニケーションが面倒」は、20 代前半は 0%なのに対し 30 代後半は 41.7%と最も多く、年代で大きな差が出ました。30 代後半の単身者は親からの“結婚へのプレッシャー”が強いのでしょうか。ここでも、年齢による親子の関係性が垣間見られます。
また、20 代前半は、「自分の時間を大切にしたい」(14.3%)、「親とは外で会う」(14.3%)が他の年代と比べて高く、一方、30 代後半は「仕事が忙しい」(20.8%)が高くなっています。

<質問5> 親御さんがあなたの住まいに来ることがありますか。

週に 2 回以上 0.5%
週に 1 回程度 1.3%
2~3 週間に 1 回程度 1.0%
月に 1 回程度 3.0%
2~3 ヵ月に 1 回程度 8.3%
半年に 1 回程度 9.0%
年に 1 回程度 19.0%
この 1 年、一度も来ていない 58.0%

◆ 約 6 割が「この1年、一度も来ていない」、ただし女性と 20 代前半は来訪頻度が上昇
6 割近く(58.0%)が「この1年、一度も来ていない」と回答しています。来ることがあっても「年に1回程度」(19.0%)と頻度は低めでした。比較的子どもの方から帰る機会が多い(質問2参照)ことと、お互い首都圏に住んでいるので“いつでも会える”という意識からでしょうか。
男女別では、「この1年、一度も来ていない」に差がみられます。女性は「2~3 ヵ月に 1 回」「半年に 1 回」「年に 1 回」の割合も男性に比べて高く、親の来訪が多いことがわかります。親としては息子よりも娘の方が訪ねやすいのか、あるいは娘の一人暮らしが心配なのでしょうか。
年代別では、20 代前半が「この1年、一度も来ていない」33.7%、「2~3 ヵ月に 1 回程度」17.4%と、30 代後半とは大きな差が見られます。

<質問6> 親御さんは、あなたの住まいの合鍵を持っていますか。

◆ 親の合鍵所持率は約 3 割、男性よりも女性の方が高い
親が合鍵を「持っている」のは約 3 割(31.0%)にとどまりました。男女別では、親の来訪が多い(質問5参照)女性の方が高くなっています。

<質問7>親御さんから金銭的援助を受けていますか。

◆ 金銭援助を受けている人は約 1 割、20 代はやや多め
全体では、金銭的援助を受けている人は約 1 割(10.3%)でした。男女別では男性 9.5%、女性11.0%と僅差です。年代別では、「受けている」は 20 代前半 17.4%、20 代後半 14.0%と、30 代に比べて高いようです。やはり、月々の収入とリンクしていると考えられます。

<質問7-SQ1> その金額は月当たりいくらですか。
(SQ1、SQ2 共に対象は、質問7で「金銭的援助を受けている」と回答した人:41 人)

◆ 援助額は「1 万円」が主流も、最大 21 万円というケースも
最小金額「1 万円」が 26 人でトップ。
なかには「20 万円」1 人、そして最大金額「21 万円」1 人(共に女性 20 代)も。
全体の平均金額は 3 万 2700 円で、男性平均は 1 万 5300 円に対し、女性平均 4 万7700 円と女性の方が多くなっています。

<質問7-SQ 2> 金銭的援助について、あなたの感情に一番近い言葉は何ですか。

◆ 素直に「感謝」75.6%、ただし「複雑」と感じる人も 
多くが親に「感謝」(75.6 %)していますが、「複雑」(14.6%)と感じている人もいるようです。社会人なのに金銭の援助を受けていることに複雑な思いなのでしょうか。「当然」はやや女性に多いという結果でした。また、「迷惑」は男性(20 代前半)のみで、親に「迷惑をかけている」のか、あるいは親が勝手に援助して「迷惑」なのか、いずれにしても複雑な心境です。

<質問8> 親御さんのありがたみを感じるのは、どのようなときですか。(複数回答)

1 手料理の温かさを知った時 43.5%
2 洗濯や掃除などの家事全般の大変さを知った時 28.8%
3 自分が病気になった時 22.0%
4 お金を稼ぐことの大変さを知った時 21.0%
5 自分の育った生活環境が恵まれていたことに気付いた時 18.3%
6 ありがたみを感じない 15.3%
- その他 1.8%

◆親のありがたみは「手料理の暖かさ」「家事の大変さ」で知る
男性 20 代前半は“おふくろの味”がとても恋しい
全体の 1 位は「手料理の温かさを知ったとき」(43.5%)でした。単身生活者にとって、外食では味わうことのできない“おふくろの味”が恋しいようです。特に、男性の 20 代前半でこの傾向は顕著で、回答は 6 割(61.1%)に達しました。
2 位は「洗濯や掃除などの家事全般の大変さを知ったとき」(28.8%)でした。やはり、一人暮らしでは、洗濯、掃除といった日々の“家事”を負担と感じるようです。
3 位の「自分が病気になったとき」(22.0%)は、男性より女性の割合が高く、また年代が上がるにつれ高くなっているのが特徴的です。
また、「お金を稼ぐことの大変さを知ったとき」は、働き始めて間もない 20 代前半は 22.1%で、「自分が病気になったとき」(17.4%)を上回り3位となっています。
「その他」には、「話し相手がいなくて暇なとき」(女性 30 代後半)、「最寄り駅まで車で迎えに来てもらえていた(のに今はない)こと」(女性 20 代前半)という人がいました。

<質問9> 一人暮らしをやめて実家に戻りたい気持ちは何パーセントありますか。

◆ 実家に戻りたい気持ち「0%」が 46.0%、30 代後半は 56.0%に増大
“50%未満”は合計 83.5%と大半が実家に戻ることに消極的
全体では「0%」46.0%が最も多く、次いで「10%」9.3%、「50%」7.8%の順でした。また、“50%未満”(「0%」~「45%」)は合計 8 割強(83.5%)を占めました。一方、50%以上(「50%」~「100%」)の合計は僅か 16.5%で、多くの人が実家に戻ることに消極的のようです。
「0%」に注目すると、20代前半は約3割(32.6%)であるのに対して、30代後半は5割超(56.0%)と、年代が上がるにつれて増える傾向にあります。
それぞれの理由も聞いてみたところ、消極的な理由としては「自由な時間や空間がなくなる」「気ままだから」「一人が楽だから」「自分のペースで生活するには一人暮らしが良い」といった意見が多く、一人暮らしの“自由”を大切にしたい気持ちが伝わってきます。他には「戻っても仕事がない」、「家族の仲が悪い」、「通勤時間が長くなる」や、なかには「そんな弱音を吐くつもりはない」という人もいました。
また、実家に戻りたい気持ちが非常に強いと考えられる「80%以上」(「80%」~「100%」の合計)と回答した人(21 人/5.3%)の理由は、「実家の方が安心」、「居心地がいい」、「すごく気分が沈んだ時に慰められる」、「親ともっと一緒にいたい、親孝行したい」、「実家の方が貯金できる」などでした。なかには親ではなく「猫に会いたい」という理由もありました。

<質問 10> 親御さんとの心の距離は、現在の住まいと実家の距離より近いですか、遠いですか。

◆ 親との心の距離は“近い”34.8%、“遠い”22.5%
離れて住んでいても“心は離れていない”
離れて住んでいると、心も離れてしまうのでしょうか。“心の距離感”を、現在の住まいと実家の距離を物差しに 回答してもらいました。
全体では「同じくらい」(42.8%)が最も多く、次いで「少し近い」(20.5%)、「非常に近い」(14.3%)という結果になりました。“近い”(「少し近い」「非常に近い」の合計)と感じる人(34.8%)が、“遠い”(「少し遠い」「非常に遠い」の合計)と感じる人(22.5%)より多い傾向にあります。
男女別でも、“近い”が男性(27.0%)より女性(42.5%)の方が強く出ています。女性の方が離れて住んでいても“心は離れていない”ということのようです。
一方、年代別では、「非常に遠い」を見ると 20 代前半は 1 割未満(9.3%)に対し、30 代後半は 2 割(21.0%)に達しています。一人暮らしの期間が長い、あるいは年齢を重ねた結果でしょうか。


【調査概要】
・調査期間:2017 年 6 月 3 日~6 月 5 日
・調査方法:インターネットによる調査(インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)
・調査対象:400 人(首都圏 ※のワンルーム単身入居者で、実家が首都圏にある社会人の未婚男女 ) ※1 都 3 県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)

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