海外向けSNSを使った情報発信についての調査(海外に向けたSNSでの情報発信を今後検討している企業対象) 

2017年07月26日
フルスピードは、海外に向けたSNSでの情報発信を今後検討している企業を対象にアンケートを実施しました。

【調査結果】

■SNS情報発信先の注目国ランキング 1位「中国」(48.5%) 2位「台湾」(37.0%) 3位「韓国」(34.6%)と周辺諸国が圧倒的に多い。

国別の訪日観光客数に比例するようにSNSで情報発信を試みようと検討している地域はアジア地域が集中して多い割合を占めました。まずは周辺諸国から、と考えている企業の多さがわかります。

■海外へSNS情報発信したい内容 1位「商品情報」 2位「イベント情報」 3位「Q&A情報」。集客に直接つながるような情報発信を検討。

「①商品・サービス関連情報紹介(56.3%)」が最も多い回答となりました。商品やサービスをアピールするのにSNSを活用したいと考えている回答が多くなりました。つぎに「②イベント・セミナー情報(42.8%)」などと続くことから、多くの企業が直接集客につながるような情報発信を検討していることがわかります。

■6カ月以内に半数以上が「海外向けにSNSを使って情報発信」を行いたい、1年以内では約8割にも達する。

今は行っていないが、6カ月以内に海外への情報発信のためにSNSを利用したいと考えている人が半数以上だという事がわかりました。さらに、1年以内を予定している企業は約8割を超えることがわかりました。この半年から1年の間に、海外に向けた情報発信を行う企業は急激に増加する可能性が大きいと言えます。

■海外へSNS情報発信をする理由 1位「新規顧客獲得」2位「ECサイト売上アップ」3位「実店舗での売上アップ」

前質問「あなたの会社がいつ頃から海外に向けて情報発信を行う予定か」の回答結果と、当質問の回答結果とを合わせて「短期的に期待する結果」と「長期的に期待する結果」を分析してみたところ、短期的(3カ月~6カ月以内)では売上アップ(EC・リアル店舗)や口コミ数増加など売り上げに直結する効果を期待する意見が多い事が分かりました。
長期的(6カ月~1年以内)には問い合わせ件数の増加や、店舗への誘導を期待する声が多く認知度の向上やブランディングを期待する傾向がありました。

■SNS以外の方法ですでに海外向けにプロモーション施策を試みている企業は多い。

現在海外向けに行っているプロモーション施策の中で最も多いのは「①新聞、雑誌広告」で、35.5%。
Webを使った施策を実施しているの割合は、回答全体の44.5%と半数以下のようです。Web上での施策をすでに行っているにもかかわらず、SNSの利用に至っていないとう現状がうかがえます。やはり海外向けSNSの運用はハードルが高いという印象があるのでしょうか。

■今まで行っていなかった理由は 1位「言語対応」2位「リソース不足」3位「スキル・ノウハウ不足」

現在に至るまで海外に向けたSNSでの情報発信を行っていなかった理由を聞いたところ、「①外国語で対応できるスタッフがいないため」が45.2%、「②社内で運用する人的リソースが無いため」42.2%、と、リソース不足を理由に挙げる回答が上位に並びました。その他には「③SNSの運用スキルが不足しているため」「④国ごとのSNSの利用状況ユーザーの特性がわからない」など、運用スキルや、知識・情報収集の面を答える内容が続きました。
「英語力(語学力)」「リソース不足」「スキル不足」の3点が海外に向けたSNSでの情報発信の足かせとなっているようです。

■約8割が「外注」での海外SNS運用を検討

「英語力(語学力)」「リソース不足」「スキル不足」不足を補うための解決策として、SNS運用を外注する予定があるかどうかという質問をしたところ、80%が何らかの形で外部の専門会社の力を借りて運用する予定であることがわかりました。


【調査概要】
調査日:2017年7月12日
有効回答数:322名
調査対象:海外に向けたSNSでの情報発信を今後検討している企業
調査手法:Webアンケート

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