メディカル給食・在宅配食サービス市場に関する調査(2017年) 

2017年07月28日
矢野経済研究所は、国内のメディカル給食市場、在宅配食サービス市場の調査を実施した。

<メディカル給食、および在宅配食サービスとは>
 本調査におけるメディカル給食とは、病院給食(入院患者・病院職員給食)、ならびに高齢者施設給食(入所高齢者・施設職員給食)を対象とし、委託事業および非委託事業(施設運営事業者直営)の双方を含む。
 また、在宅配食サービスとは在宅の高齢者や身体障害者、糖尿病や肝臓病などの在宅患者(又はその予備群)に対して、定期的に食事の宅配を行うサービスをさし、地方自治体が独自予算で実施し利用者個人が一部負担する公的補助サービス(「横出しサービス」ともいう)と、利用者個人が全額を負担するサービスを対象とする。

【調査結果サマリー】

◆2016年度のメディカル給食・在宅配食サービス市場規模は2兆2,011億円、前年度比101.3%と微増
 2016年度のメディカル給食(病院給食、高齢者施設給食)、在宅配食サービス(在宅健康食・治療食)を合わせた国内総市場規模は末端売上高ベース(給食サービス最終価格ベース)で、前年度比101.3%の2兆2,011億円であった。国内の病院数、病床数ともに微減傾向が続いており、病院給食市場は減少する見込みである。

◆高齢者施設給食と在宅配食サービスが市場を牽引し、メディカル給食・在宅配食サービス市場は今後も堅調に推移
 分野別でみると、2016年度の病院給食市場は前年度比99.3%の1兆1,776億円、高齢者施設給食市場は同103.4%の9,045億円、在宅配食サービス市場は同106.3%の1,190億円(いずれも末端売上高ベース)であった。日本は超高齢社会を迎え、高齢者施設の増加と在宅高齢者の増加により、高齢者施設給食と在宅配食サービスの市場は拡大する見通しである。


【調査概要】
調査期間:2017年4月~6月
調査対象:メディカル給食・在宅配食サービス事業者、病院、特別養護老人ホーム、老人保健施設、関連団体等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・郵送アンケート等によるヒアリング、ならびに文献調査を併用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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