「子どもの教育」についての調査(保育園・幼稚園児から小学校中学年のお子さんを持つ親対象) 

2017年07月19日
東洋経済新報社は、保育園・幼稚園児から小学校中学年のお子さんを持つ親1,665人に「子どもの教育」についてアンケートを実施しました。
調査結果によると、9割以上の親が「社会情緒的な力」「コミュニケーション能力」の重要性を認識しつつ、「何事も自分で考えるよう日常的に促している」かという点については、「不足気味」と答えた人が過半を超えました。

<調査結果ダイジェスト>

実施時期2017年7月、回答数1,665件[うち世帯年収800万円以上者551人、世帯年収800万円未満者1,114人]、調査方法:インターネット

◆教育の方針について
「将来、社会で活躍するには協調性や粘り強さなどの社会情緒的な力が重要だ」「いい学校を出ていい仕事に就くことが将来の幸せにつながる」「世の中で生きていくためにはコミュニケーション能力が大切だ」「 IQ(知能指数)が高いほど将来社会で成功できる」「幼いときから英語や計算の英才教育を行うことは大人になってから有利になる」など教育に対する考え方への共感を「とてもそう思う」「まあまあそう思う」「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」の4段階で尋ねました。
教育方針は、子どもの年齢や、共働きか専業主婦/主夫といった属性別では、大きな考え方の差が現れませんでしたが、世帯年収で違いがある傾向がわかりました。

◇「将来、社会で活躍するには協調性や粘り強さなどの社会情緒的な力が重要だ」の回答結果
肯定的な回答をした人は回答者の属性や子どもの年齢を問わず約90%を占めました。しかし、その内訳を見ると「とてもそう思う」は世帯年収で異なり、世帯年収800万円以上では約半数の46.6%、800万円未満では36.4%と、約10ポイントの差が出ています。

◇「世の中で生きていくためにはコミュニケーション能力が大切だ」の回答結果
全体的に肯定的な回答をした人が91%となりました。否定的な回答をした人は、世帯年収800万未満の回答者が9%いるのに対し、800万円以上は5%に留まりました。「とてもそう思う」と回答した層で最も多かったのは、世帯年収800万以上で小学生の子を持つ専業主婦/主夫世帯で64%という結果でした(全体比+11%)

なお、「家庭での会話が子どもの知的好奇心やコミュニケーション力を高める基礎となる」の回答結果は、全体的に肯定的な回答をした人は94%にのぼりました。なかでも「とてもそう思う」と回答した人で見ると、世帯年収800万円以上では52.8%、800万円未満では43.3%と、こちらも約10%の差がつきました。 

◇「いい学校を出ていい仕事に就くことが将来の幸せにつながる」の回答結果
肯定的な回答をした人は世帯年収800万円以上で6割以上でしたが、全体では「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」という否定的な回答が5割近くを占めました。「いい学校を出ていい仕事に就く」ことが子どもの幸せという、ひと昔前に一般的だったであろう考え方が揺らいでいるようです。

◆教育の現状について
「何事も自分で考えられるよう日常的に促している」「自然教室や体験プログラムなどで良い刺激を与える」「毎日家で勉強する時間を持たせている」「知育玩具や学習アプリで遊びながら学ばせている」など現在行っている教育について、「積極的にやっている」「させたいが不足気味」「特に重視せず」の3段階で尋ねました。

◇「何事も自分で考えられるよう日常的に促している」の回答結果
全体的に肯定的な回答をした人が9割以上を占めるなか、「させたいが不足気味」と答えた人が全体の52%となりました。

◇「何事も自分で考えられるよう日常的に促している」で「させたいが不足気味」と答えた人の理由
「時間的余裕がない」と答えた人が多く、全体の63%となりました。特に世帯年収800万円以上の共働き世帯では80%以上が時間的問題をあげています。

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