「テレワーク」実態調査(『エン転職』利用者対象) 

2017年07月19日
エン・ジャパンが運営する総合求人・転職支援サービス『エン転職』上で、「テレワーク」についてアンケートを行ない、9,586名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ 「テレワーク」の認知度は41%。6%の方がテレワーク制度のある会社での勤務を経験。
★ 9,586名のうち、テレワーク経験者は5%。66%は在宅勤務型、50%が週に1~2日利用。
★ テレワークを利用して働いた理由、第1位は「仕事効率化」。
★ テレワーク経験者の67%が「引き続きテレワークで働きたい」と回答。テレワークで働きたい理由、働きたくない理由とは?
★ テレワーク未経験者の53%が「テレワークで働いてみたい」と回答。テレワークで働きたい理由のトップは「通勤時間を短くしてプライベートを確保」、働きたくない理由のトップは「仕事とプライベートをハッキリ分けたい」。

【調査結果 詳細】

1:「テレワーク」の認知度は41%。6%の方がテレワーク制度のある会社での勤務を経験。(図1・図2)

「『テレワーク』という働き方を知っていますか?」と伺うと、「知っている」方は41%、20代は33%でしたが、年代を重ねると認知度が上がっていきます。「これまで働いたことのある会社では、テレワークの制度がありましたか?」という質問には、「ある」が6%に留まりました。

2:9,586名のうち、テレワーク経験者は5%。66%は在宅勤務型、50%が週に1~2日利用。 (図3・図4・図5)

実際にテレワークで働いたことがある方は5%で、働き方は「自宅にいて、会社と連絡を取り合いながら働く」という在宅勤務型が66%、次いで「クライアント先・移動中などに、会社のスマートフォンやパソコンなどを使って働く」が47%となりました。テレワークで働いていた方が、テレワークを利用した日数は「週に1~2日」が50%で最多、「週に5日以上」という方も27%にのぼりました。

3:テレワークを利用して働いた理由、第1位は「仕事効率化」。(図6)

テレワーク経験者が、「テレワーク」という働き方を選んだ理由は、第1位「外出が多く、仕事の効率化のため」(46%)、第2位「業務に集中することが出来て生産性が上がるため」(29%)、「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(28%)という結果になりました。

4:テレワーク経験者の67%が「引き続きテレワークで働きたい」と回答。テレワークで働きたい理由、働きたくない理由とは?(図7)

テレワーク経験者に「 引き続きテレワークで働きたいと思いますか?」と質問をすると、67%の方が「働きたい」と回答、「働きたくない」は13%でした。「働きたい」方は通勤時間分を有効に活用できる、子育てや介護との両立がしやすくなったという声が。「働きたくない」方はオンとオフのメリハリがつかないという回答が多く見られました。具体的な声もご紹介します。

「働きたい」と回答した方

○自分や家族の時間が圧倒的に増えるから。毎日の家事をする時間もそこそこ取れるので、部屋が荒れたり、食事が疎かになることは少なく、健康的な生活ができる上、ストレスも少ない。(24才女性)

○効率よく働け、集中もできる環境なので、通勤よりも仕事が進む。(26才女性)

○テレワークできることで出産してからも活躍できる幅が広がり、また子どもの成長もしっかり見ることができるので安心して働けます。(26才女性)

○通勤時間がかからない分、睡眠などに時間を充てられるため、身体的にも精神的にも負担がかなり減る。(28才男性)

○空きの時間で事務所に帰るのではなくカフェなどで仕事が出来た方が、効率がいいし移動による経費も節約出来る。(34才男性)

○繁忙期や台風で公共交通機関のマヒした時や、子どもの思いがけない体調不良にも対応可能でデッドラインがタイトな状況では不可欠であるため。(39才女性)

「働きたくない」と回答した方

○自身の業務時間、休みに関係なく、会社支給の携帯電話が鳴るので、仕事とプライベートのメリハリがあまり付かないため。(26才女性)

○不明点を聞くのにも時間がかかり、不便な点が多い。(34才男性)

○日本の風土では現段階で時間管理が個人任せなので、時間外労働が助長される。長時間労働になる。プライベートが仕事に侵食された経験から。(42才女性)

5:テレワーク未経験者の53%が「テレワークで働いてみたい」と回答。テレワークで働きたい理由のトップは「通勤時間を短くしてプライベートを確保」、働きたくない理由のトップは「仕事とプライベートをハッキリ分けたい」。(図8・図9・図10)

テレワークで働いたことがない方に「もしテレワークという働き方を選べるとしたら働いてみたいですか?」と伺いました。「働いてみたい」が53%、「働きたくない」が15%、「分からない」が32%という結果になりました。

「テレワークで働きたい」方に理由を伺うと、第1位「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(73%)、第2位「業務に集中することが出来て生産性が上がるため」(34%)、第3位「病気や怪我などになった場合に安心なため」(23%)となりました。

「テレワークで働きたくない、分からない」方に理由を伺うと、第1位「仕事とプライベートをハッキリ分けたいため」(56%)、第2位「長時間労働などの時間管理が不安なため」(27%)、第3位「会社にいる時と同じ成果をテレワークで出せるかが不安なため」(23%)でした。「テレワークで働く必要性を感じない」方は20%に留まります。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間:2017年6月1日~6月30日
調査対象:『エン転職』利用者
有効回答数:9,586名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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