『まち保育』に関する保護者の意識調査(子どもを保育園・幼稚園・認定こども園に通わせていた保護者対象) 

2017年07月07日
フォトクリエイトが運営しているスクールフォト向けインターネット写真販売サービス「スナップスナップ」では、2016年度(2016年4月~2017年3月)に子どもを保育園・幼稚園・認定こども園に通わせていた保護者3,000人を対象に『まち保育』に関する意識調査を実施しました。

 現代の子育ては園・家庭・地域が分断し、子どもと多様な人や場所との関わりによる直接体験が少なくっており、なかなか「遊びが学び」ということが認識されにくい時代になっています。また、最近の保育園を「迷惑施設」として受け取られる背景として、地域住民が子どもと関わる機会がなくなってしまっていることが原因だという専門家の指摘もあります。
 こうした中、『人間の子育ては、そもそも「共同育児」を基盤としていた』という原点に立ち返り、地域で子どもを育てるという考え方の下、園から出て地域に出向いてつながりを持っていく活動『まち保育』が注目されつつあります。

 地域の写真館が園の行事や日常を撮影し、その写真をインターネット上で保護者に共有・販売する『スナップスナップ』は、「周囲の絆を育む子どもの成長メディア」を目指して様々な取り組みを行っています。今回は、今後、子育てに関わる園と地域、そして保護者のコミュニケーションがより一層重要になると考え、『まち保育』に関する保護者の意識を調査しました。

【調査トピックス】

No.1:園と地域の施設や人との交流を把握している保護者は5割強

No.2:園と地域の交流をもっと増やしてほしいと考えている保護者は約4割
   その中の7割強は、子どもたちをもっと園の外に連れ出してほしいと望んでいる

No.3:約4割の保護者は、園と地域との協力について
   積極的に参加・協力したいと思っている

No.4:約3割の保護者は、園と交流している
   地域の施設について接点を持っている

No.5:園と地域の交流で多いのは「スーパー」と「地域の写真館・カメラマン」

【調査結果】

1. 園と地域の施設や人との交流を把握している保護者は5割強
 保護者に『お子さまが通っている園は地域の施設・店舗や人との交流をしていることをご存じですか?』と聞いたところ、5割強(55.5%)が「交流を把握している」と回答しました。【図表1】

2-1. 園と地域の交流をもっと増やしてほしいと考えている保護者は約4割
2-2. その中の7割強は、子どもたちをもっと園の外に連れ出してほしいと望んでいる
 保護者の方々に、「園は地域の施設・店舗や地域の人々と子どもとが触れ合う機会を増やすべきだと思うか」を聞いたところ、39.8%の保護者が「園と地域との交流を増やすべき」と回答しました。【図表2-1】
 「園と地域との交流を増やすべき」と回答した保護者のうち、7割強(75.8%)が、「園の外に連れ出していくべき」と回答。「地域の方々を園の中にもっと招き入れていくべき」(59.4%)を上回りました。【図表2-2】

3. 約4割の保護者は、園と地域との協力について積極的に参加・協力したいと思っている
 保護者に『園の地域との交流や取り組みについて、保護者である自分も積極的に参加・協力しようと思うかを聞いたところ、約4割(40.5%)が「積極的に参加・協力したい」と回答しました。【図表3】

4. 約3割の保護者は、園と交流している地域の施設について接点を持っている
 “お買い物ごっこに協力してくれた店舗に家族で行く”といったように、保護者の方々に、「園の子どもたちが交流した地域の施設や店舗、人々について、園の外で接点を持っているか」を聞いたところ、約3割(30.1)%の保護者が「協力してくれた地域との接点を持っている」と回答しました。【図表4】

5. 園と地域の交流で多いのは「スーパー」、「地域の写真館・カメラマン」
 保護者に、「子どもが園で経験した交流や取り組みは、どのような施設や人々だったか」を聞いたところ、「スーパー」(12.2%)、「写真館・カメラマン」(10.6%)が、多くの保護者から共通して挙がりました。【図表5】


《調査概要》
・調査タイトル:『まち保育』に関する保護者の意識調査
・調査主体:株式会社フォトクリエイト スナップスナップ
・調査方法:インターネット調査
・調査日:2017年4月12日~13日
・調査対象:2016年度(2016年4月~2017年3月)に子どもを幼稚園、保育園または認定こども園の年少クラス~年長クラスに通わせていた男女
・調査領域:全国
・回答者数:3,000人

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