クラフトビールに関する意識調査(20歳~69歳の男女対象) 

2017年07月07日
ヤッホーブルーイングは、クラフトビールに関する意識調査を実施しました。日本におけるクラフトビールの浸透の現状を調査しました。調査対象は全国20歳~69歳の男女。

<まとめ>

★クラフトビールの認知率は42.9%と4割強。2~3年前に比べて認知する機会が増えていると答えた人は52.1%と5割を超え、ここ数年でクラフトビールの認知拡大につながる接触機会は増加している。

★クラフトビール飲用者では、2~3年前に比べてクラフトビールを飲む機会が増えた人は23.9%。機会が増えた要因は、スーパーやコンビニなど購入できる場所が増えたことや、クラフトビールを扱う飲食店が増えたことが挙げられた。販売・飲用場所が増えたことが飲用機会の創出に繋がっている。

★クラフトビール飲用者の今後の飲用意向は60.8%と6割を超えた。クラフトビールを認知し飲用経験がある人はクラフトビールの飲用継続率が高いといえる。

★これらの結果から今後も販売・飲用できる場所を拡大し飲用機会を創出することで、クラフトビールを継続的に飲用する人の増加が見込める。クラフトビール市場拡大に期待ができる結果となった。

<調査結果>

(1)クラフトビールを「頻繁に見聞きしたことがある」「まあまあ見聞きしたことがある」人は42.9%と4割強。
クラフトビールを1994年以降に設立された小規模なビール会社が製造販売するビールと示し、回答者全員に見聞きしたことがあるかを聞いた。「頻繁に見聞きしたことがある」人が5.7%、「まあまあ見聞きしたことがある」人を含めると42.9%と4割を超える人がクラフトビールを認知していることが分かった。

(2)クラフトビール認知者では、2~3年前に比べてクラフトビールを見聞きする機会が増えた人は、52.1%と半数以上。
クラフトビールを見聞きしたことがあると答えた人に、2~3年前に比べてクラフトビールを見聞きする機会の増減を聞いた。「非常に増えた」と答えた人が11.6%と全体の1割を占めた。「やや増えた」人も含めると、半数以上の52.1%の人が以前に比べて見聞きする機会が増えたと答え、ここ数年でクラフトビールの接触機会が増えている傾向がうかがえた。

(3)クラフトビール認知者の飲用頻度は「週に一回以上」が14.8%。月に2~3回以上継続的に飲用している人は25.8%と4人に一人が飲用している。
クラフトビールを見聞きしたことがあると答えた人に、飲用頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日」「週に4~5日程度」という高頻度でクラフトビールを飲用している人は2.1%。「週に一回以上」までを含めると14.8%と1割強となる。月に2~3回以上継続的に飲用している人は25.8%と、クラフトビールを認知した人の、4人に一人がその後継続的に飲用していることが分かった。

(4)クラフトビール飲用者では、2~3年前に比べてクラフトビールを飲む機会が増えた人は23.9%。機会が増えた要因は、コンビニやスーパーなど購入できる場所が増えたことや、クラフトビールを扱う飲食店が増えたことが挙げられた。
クラフトビールを飲用者に、2~3年前に比べてクラフトビールを飲む機会の増減を聞いたところ、「非常に増えた」「やや増えた」という人が23.9%と2割強。クラフトビール飲用者の5人に一人が以前に比べてクラフトビールを飲む機会が増えたという結果となった。

さらに、機会が増えた人にその理由を聞いた。1位から順に「スーパーで買えるようになったから」「クラフトビールが飲める飲食店が増えたから」「コンビニで買えるようになったから」と続き、購入・飲用場所の増加が挙げられた。今まで身近に購入することができなかったクラフトビールが、近年のクラフトビールブームや、各クラフトブルワリーの取り組みにより、ここ数年で以前よりも手軽に購入できる状態になったことが飲用頻度の増加に直結していることが分かった。また、4位は「店で購入できるクラフトビールの種類が増えたから」が挙がる。購入場所が増え、購入できるビールの選択肢が広がれば、さらに多く人がクラフトビールを飲用する可能性があると考えられる。

(5)クラフトビール飲用者では、クラフトビールが「とても好き」「まあ好き」という人は57.5%。好きな要因として、味わいや香りの特徴や、種類の豊富さ、クラフトビールならではのこだわりが挙げられた。
クラフトビール飲用者に、クラフトビールがどの程度好きかを聞いたところ、「とても好き」「まあ好き」という人は57.5%と半数以上の人がクラフトビールを好意的に捉えていることが分かった。一方で、「どちらともいえない」という人が37.5%おり、クラフトビールの認知は徐々に広がっているものの、接触機会が少なく「好き」「嫌い」を判断できるほどの情報が届いていない現状があると考えられる。

さらに、好きと答えた人にその理由を聞いた。1位から3位までは「味が個性的だから」「香りがいいから」「味が濃いから」と続き、クラフトビールそのものが持つ味わいや香りの特徴がポジシティブに捉えられていることが分かった。4位「こだわって造っているから」5位「種類が豊富だから」と続き、これまで日本になかった多様なビールと、それを造るクラフトブルワリーのこだわりが支持される結果となった。

(6)クラフトビール飲用者の今後の飲用意向は、60.8%と6割を超えた。クラフトビールを認知し飲用経験がある人はクラフトビールを好意的捉えていることが分かった。
クラフトビール飲用者に、今後の飲用意向を聞いたところ、「非常に飲みたい」が17.7%と2割弱、「やや飲みたい」を含めると60.8%と約6割の人がクラフトビールを今後も飲みたいと考えていることが分かった。クラフトビール飲用者の継続率は高く、クラフトビール市場の拡大と定着の可能性を感じる結果となった。


<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年6月27日~28日
有効回答数:1,090名
調査対象:全国20歳~69歳の男女

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[ヤッホーブルーイング]
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