酒類市場に関する調査(2017年) 

2017年07月03日
矢野経済研究所は、国内の酒類市場の調査を実施した。

<酒類市場とは>
本調査における酒類市場とは、ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)、清酒、甲類焼酎、乙類焼酎、ウイスキー、ワイン、低アルコール飲料、その他の10分野(カテゴリー)を対象とし、市場規模を算出した。

<低アルコール飲料とは>
本調査における低アルコール飲料とは、醸造酒や蒸留酒、リキュールを果汁、茶、水、炭酸水などで割り、アルコール度数10%未満にした商品で、チューハイ、ハイボール、サワー、カクテルなどのアルコール飲料をさす。

【調査結果サマリー】

◆ 2016年度の酒類総市場規模は前年度比99.4%で3兆5,738億円の見込
酒類総市場規模は、2015年度は前年度比99.7%の3兆5,937億円、2016年度は同99.4%の3兆5,738億円を見込む。縮小が続く当該市場であるが、ウイスキー、低アルコール飲料など、分野(カテゴリー)により好調さも見られる。

◆ ビールメーカー各社のビール強化の取り組みが活発化
酒税の一本化に向け、ビールメーカーのビール強化に向けた取り組みが活発化している。各社とも基幹ブランドに投資を集中し、その中で派生商品を発売することで基幹ブランド全体でのブランド力強化を図っている。

◆ ウイスキー、低アルコール飲料は今後の更なる市場拡大も期待
酒類総市場全体が低迷する中、ウイスキー、低アルコール飲料が市場を牽引している。ウイスキーや低アルコール飲料は幅広い年齢層からの支持を得るとともに、食中酒として消費者需要を獲得してきていることなどから、今後も更なる活性化が期待される。


【調査概要】
調査期間:2017年3月~6月
調査対象:酒類メーカー各社、卸、輸入事業者等
調査方法:当社専門研究員による直接面接取材、アンケート調査、電話等による間接調査及び文献調査併用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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