国や自治体の保育士不足に対する政策についての調査(保育士対象) 

2017年06月28日
ネオキャリアが運営する保育士の求人情報サイト「FINE!保育士」は、「国や自治体の保育士不足に対する政策」に関するアンケートを保育士さん向けに実施しました
調査対象 FINE!保育士に会員登録している、10代から60代の保育士および保育士希望者を対象。

【調査結果TOPICS】

・93%の保育士さんが国や自治体の保育士不足に対する政策は「ズレている、効果がない」と回答
・保育士の“処遇改善手当て”を受け取っていないと感じる保育士さんは85%
・保育士の業務内容に誇りを持っている保育士さんは93.9%

【調査結果】

■Q. 国や自治体の保育士不足に対する政策は、「ズレている、効果がない」と思いますか?

約9割の方が「とてもそう思う」または「まあまあそう思う」と回答。「国や自治体は保育現場の実情や内容を正しく把握していない」という意見が目立ちました。
「現場の声が届いていないと思います。今働いている園もブラックです。保育士は足りていない、園長はすぐ変わる、一時金も園によって支払われていなかったり金額が少なかったり。 」(保育士歴11~13年)、「保育園の入園や保育のあり方など、役所の人が決めますが、役所のかたは現場を見に来たことも保育士の声を聞きにきたこともありません。現場を知らない人が、保育園の何がわかるのでしょうか?また公立の園は給与が高いですが、私立はまったく比べ物になりません。保育の内容はあまり変わらないと思いますが、給与には差がありすぎます。 」 (保育士歴20~25年)といった声がありました。

■Q. 段階的に行われている「保育士の処遇改善」。実際に受け取っていると感じますか?

8割以上の方が「まったく感じない」または「あまり感じない」と回答。
「給料は、民間の自治体によって違うから、市から改善手当を支給されても、1000円しか給料を上げてもらえませんでした。」(保育士歴7~10年)、「国の処遇改善手当が支給されていない。なので、保育士に対して直接支給してほしい。園側の管理ってどうなのかと思う。」(保育士歴0~3年)、「6千円上がったところで、元々の給与が低いので全く意味はない。」(保育士歴11~13年)、「給与が少し上がったとしても、休憩なし、持ち帰りの仕事、サービス残業でお金が出ない、そんな状況なので周りもどんどん辞めています。」(保育士歴4~6年)といった声がありました。

■Q.待遇が改善されたり、休みが取れやすくなったり、現場が他の職種並みに働きやすくなるとしたら「保育士は魅力がある・やりがいがある仕事だ」と思いますか?

9割以上の方が「とてもそう思う」または「まあまあそう思う」と回答。
「保育士は0〜6歳の人生の基盤ともなる大切な時期を預かる大事な仕事であり、ひと時も目を離すことができない人の命を預かる仕事です。それでこの待遇はおかしい。 」(保育士歴4~6年)、「保育の仕事を馬鹿にしすぎ!ただの子守りだと思っている。 」(保育士歴7~10年)、 「保育士という仕事に対する評価が国全体として低いと思う。 」(保育士歴7~10年)といった声がありました。

■Q.国や自治体の保育士不足に対する政策で、不満に思うことは何ですか?(上位7項目・複数回答)

賃金アップに対して多くの保育士さんが不満を抱えていることがわかりました。また、同じくらい「まず現場をよく理解してほしい」という声が多く見受けられました。
続けて「保育施設をやみくもに増やしても意味がないと思う」「資格のない人が保育の現場に簡単に入れるようにするのは違うと思う」といった項目が多くの保育士さんから選択されました。

■《参考》保育士の待遇改善についての意識調査(2016年9月実施)

「FINE!(ファイン)保育士」では2016年9月に「保育士の待遇改善についての意識調査」としてアンケートを実施していました。前回の実施から約10ヶ月経ちましたが、今回のアンケートを通して国や自治体の対策に対する不満は改善傾向にないことが浮き彫りとなる結果になりました。

98%の保育士の方が「保育士の待遇改善についての国や自治体の支援は十分に行き渡っていない」と回答していました。


【調査概要】
名称 国や自治体の保育士不足に対する政策についてのアンケート
実施期間 2017年6月18日~2017年6月21日
調査対象 FINE!保育士に会員登録している、10代から60代の保育士および保育士希望者を対象
調査方法 メールマガジン調査
有効回答者 312件

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