スマホ決済利用意向調査(10~50代のスマートフォン所有者対象) 

2017年07月04日
KDDIは、「スマホ決済(注1)利用意向調査」を実施しました。調査対象は、10~50代のスマートフォン所有者。

<調査結果の背景>

先日、消費者庁からスマートフォンの所有率が5割を超えたと発表がありました(注2)。特に、20~30歳代を中心にスマートフォンの利用が進んでおり、スマートフォンを基点とした様々なサービスも充実してきています。今回、スマートフォンを用いた決済サービス(スマホ決済)について、その利用動向や利用意向などの実態を浮き彫りにするため、調査結果をまとめました。

(注1)スマホ決済:スマートフォンを専用端末にタッチして、決済・清算すること。オンラインでの決済は除く。
(注2)消費者庁「平成29年消費者白書」

<調査結果>

【1】 2割がスマホ決済を利用。「会計がスムーズ」「ポイント付与」に高い満足度が見える
スマホ決済は、「20.1%」の方が利用していることがわかりました。利用年代としては、30代の利用が高い結果となりました。利用理由は、「会計がスムーズだから」(23.4%)が最も高く、「ポイントが付くから」(22.2%)「財布を持たなくて済むから」(15.0%)と続きました。また、今後も継続してスマホ決済を利用したいか聞いたところ、「91.3%」が継続利用したいと答えており、スマホ決済への満足度が高いことがわかりました。

【2】 スマホ決済の利用意向は約半数。特に「10代」では53.8%と高い結果に
「42.5%」が将来的にスマホ決済を使うと回答しました。年代別では、「10代」(53.8%)が最も高く、続いて「20代」(42.2%)と若年層がスマホ決済に積極的であることがわかりました。

【3】 スマホ決済の利用場所は、コンビニや交通機関の日常使いのほか、
「映画館」(32.4%)や「観光地」(24.4%)「お祭り」(20.8%)「音楽フェス」(19.3%)など、10~20代ではアクティブシーンでの利用が目立つ
10代では、「ライブ・コンサート会場」(27.0%)、「フリーマーケット」(25.4%)、20代では、「音楽フェス」(27.1%)、「観光地」(25.9%)など、アクティブシーンでの利用に利便性を感じています。
一方、40~50代はアクティブな項目よりも「百貨店・デパート」や「家電量販店」など日常のシーンで主に使っていることがわかります。

【4】 意向理由は10~20代「会計がスムーズ」「財布不要」に対し、40~50代は「ポイント付与」目的
スマホ決済の利用意向理由としては、10~20代が「会計がスムーズ」(10代:50.0%/20代:52.9%)、「財布を持たずに済む」(10代:49.5%/20代:41.3%)を多くの方が回答しました。
一方、40~50代は「ポイントが付くから」(40代:56.2%/50代:50.8%)が主な理由となっており、年代ごとに目的が違うことがわかりました。

【5】 現在スマホ決済を利用していない理由は、「セキュリティが不安」(38.8%)「スマホの紛失・故障」(34.7%)。一方、10代では「クレジットカードを持っていないから」(28.1%)が多い結果に。
現在スマホ決済を利用していない理由は、「セキュリティが不安」(38.8%)や「スマホの紛失・故障」(34.7%)が多く、「悪用される」(25.0%)や「登録が面倒」(23.0%)、「操作方法がわからないから」(15.1%)も上位にあがりました。世代別では、10代は「クレジットカードを持っていないから」(28.1%)が多く、「利用したいけど利用できない」ことが浮き彫りとなりました。


【調査概要】
調査方法: ウェブにより実施。
調査期間: 2017年6月16日~6月19日
調査対象: 10~50代のスマートフォン所有者
有効サンプル数: 2,060
回答者プロフィール
性別:男性:女性=1:1
年齢:15歳~59歳
地域:全国

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[KDDI]
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