小学生の排便と生活習慣に関する調査(小学生4,777名の保護者を対象) 

2017年06月19日
日本トイレ研究所は、子どもの便秘問題の実態を継続的に把握すべく、今年も全国47都道府県の小学生4,777名の保護者を対象に、「小学生の排便と生活習慣に関する調査」を実施しました。

<主な調査結果>

【1】小学生の便秘実態
小学生の6人に1人(16.6%)が便秘状態。小学生の3人に1人(37.3%)が便秘状態・便秘予備軍であることも判明。また、便秘の小学生のうち、47.2%は誰にも相談したことがないという結果に。
・国際的な便秘の定義であるROMEⅢ基準(*)に照らし合わせると、小学生のうち16.6%が便秘状態にあることが
明らかになりました。昨年の20.2%より3.7%減少しました。
 また、便秘状態にはいたらないものの、20.7%の小学生が便秘予備軍であることが明らかになりました。
・便秘状態にある子どものうち47.2%と便秘予備軍の子どものうち48.1%が誰にも相談したことがないということがわかりました。また、66.7%は診療経験がないこともわかりました。
・また、便秘状態にある子どもの保護者のうち13.1%が便秘対策をしていないことがわかりました。

【2】学校における排便の実態
小学生の2人に1人(51.3%)が学校でうんちをしないと回答。
・学校での排便について、「ほとんどしない」「まったくしない」の合計は51.3%でした。また、学校でうんちを我慢した経験について「よくある」「ときどきある」の合計は56.4%でした。
・学校でうんちをしにくい理由の第一位は「友達に知られたくないから」で57.0%にものぼり、半数以上の小学生が人目を気にしている傾向です。更にその傾向は学年が上がるごとに強くなることがわかりました。

【3】小学生の食・生活習慣と便秘の関係性
便秘状態の子どもは、そうでない子どもに比べ、睡眠時間が短い・朝食を毎朝食べないなど、生活習慣に関する
割合が全て下回ることが明らかに。
・保護者から見た子どもの生活状況では、便秘状態にある子どもは便秘状態でない子どもに比べて、「睡眠時間」、「規則正しい食生活」など全ての項目において割合が下回りました。

(*)ROMEⅢ基準とは 2006年に発表された慢性機能性便秘症の国際的診断基準。

<調査結果>

【1】小学生の便秘実態

小学生の6人に1人(16.6%)が便秘状態で、3人に1人(37.3%)は便秘状態・便秘予備軍であることが判明!便秘状態の小学生の47.2%は誰にも相談したことがなく、保護者の26.6%は子どもが便秘状態にあると認識せず。
ROMEⅢの定義に照らし合わせ、本調査では下記条件のうち2つ以上に合致する人を「便秘状態にある」と定義する。

また、下記条件のうち1つ合致する人を「便秘予備軍」と定義する。
・排便頻度が3日に1回以下
・便失禁がある
・便を我慢することがある
・排便時に痛みがある
・便が硬い・トイレが詰まるくらい大きな便が出る

【Q1】あなたの排便状況について、以下の項目はそれぞれどの程度あてはまりますか。 (MA) /N=4,777
小学生の子どものうち16.6%が便秘状態にあることがわかりました。さらに、20.7%が便秘予備軍にあたることがわかりました。

<回答項目>
・なかなか出ないことがあり、いつもいきんでいる。
・おしりが切れる。血が付く。
・排便痛がある。
・あまりたまりすぎてお腹が痛くなった事がある。
・便秘で頭痛がでることもある。
・食が細くなる。アトピーが出やすくなる。
・残便がお腹にたまる。
・おならがいっぱい出る。
・口臭から便の匂いがすることがある。
・時々吐き気と腹痛がある。
・便がしばらく出てないと食欲がない。
・おならをよくする。出したいのに出ない事でトイレに長く入ってしまう。
・久々に便が出ると、お尻がとても痛がったり、出血することがある。
・お腹が痛くなることがあり、その時は下痢になり、その後また出なくなる。

【Q2】あなたの排便状況について、以下の項目はそれぞれどの程度あてはまりますか。 (MA) /N=4,777
保護者のうち27%が便秘状態にあることがわかりました。さらに、保護者が便秘状態でない子どもより、保護者が便秘状態である子どものほうが、16.1%便秘率が高いことがわかりました。

【Q3】あなたは、自分が便秘気味だと感じたとき、親や学校・病院に相談したことはありますか。 (MA) /N=1,358
自分が便秘気味だと感じると回答した子ども1,358名のうち、47.2%が誰にも相談していないことが明らかになりました。また、誰にも相談したことがないと答えた中で最も多かったのは、便秘予備軍の子どもで、48.1%いることがわかりました。

【Q4】あなたのお子さまは、過去に便秘が原因で、病院で診察を受けたことはありますか。(SA) /N=793
便秘状態に該当する子どもの66.7%が便秘について診察を受けたことがないことが明らかになりました。また、便秘予備軍の子どもの89.5%が診察を受けたことがないことがわかりました。

【Q5】あなたから見て、お子さまは便秘状態にあると思いますか。(SA) /N=793
便秘状態に該当する子どもの保護者の26.6%が自分の子どもを便秘状態にあると認識していないことが明らかになりました。

便秘状態にある子どもの保護者のうち13.1%が、なにも対策をしていないことが明らかに
【Q6】あなたはお子さまの便秘対策として普段どのようなことを行っていますか。(MA) /N=793
便秘状態にある子どもの保護者のみ抽出。13.1%の保護者が特に便秘対策をしていないことがわかりました。

便秘状態にある子どもが最も多いのは和歌山県で24.0%
便秘状態にある子ども(Q1参照)を都道府県別に見てみると、和歌山県が24.0%で全国1位でした。

【2】学校における排便の実態
小学生の2人に1人(51.3%)が学校でうんちをしないと回答。さらに学年が上がるほど排便時に人目を気にする傾向が明らかに

【Q7】あなたは普段、学校のトイレでうんちをしますか。(SA) /N=4,777
全体のうち「ほとんどしない」(36.1%)「まったくしない」(15.2%)と回答した子どもを合計すると、51.3%の子どもが学校のトイレでうんちをしないことがわかりました。また、5年生が学校のトイレでうんちをしない割合が多く、56.2%にのぼりました。

【Q8】あなたは学校でうんちをしたくなった時、我慢することはありますか。(SA) /N=4,777
全体のうち「よくある」(10.1%)「ときどきある」(46.2%)と回答した子どもを合計すると、56.4%の子どもが学校でうんちをしたくなった時に我慢していることがわかりました。また、その傾向は学年が上がるにつれて強まり(4年生を除く)、6年生では62.1%にのぼります。

【Q9】あなたは学校でうんちをする際、人目を気にして人の少ないトイレを選ぶことがありますか。(SA) /N=4,777
全体のうち「よくある」(9.5%)「ときどきある」(37.9%)と回答した子どもを合計すると、47.4%の子どもが学校でうんちをする際、人目を気にして人の少ないトイレを選ぶことがわかりました。さらに、その傾向は学年が上がるにつれて強まり、6年生では57.9%にのぼります。

【Q10】あなたは学校でうんちをしたことで、友達にからかわれることはありますか。(SA) /N=4,050
学校のトイレでうんちをする子どものみを抽出。「よくある」(1.9%)「ときどきある」(11.4%)と回答した子どもを合計すると13.3%の子どもが学校でうんちをしたことでからかわれた経験があることがわかりました。さらに、その傾向は低学年よりも、高学年のほうが強いことがわかりました。

学校のトイレはうんちをしやすいと感じている子どもは24.1%に留まる。さらに排便の際に友達の目が気になっており、改善意向も高いことが明らかに
【Q11】あなたの学校のトイレは、うんちがしやすいと思いますか。(SA) /N=4,777
学校でうんちがしやすいと感じている子どもは全体の24.1%にとどまり、うんちがしにくいと感じている子どもは全体の45%にのぼります。結果として学校でうんちがしにくいと感じている子どもが多いことがわかりました。

【Q12】あなたが学校のトイレでうんちがしにくい理由はなんですか。(MA) /N=2,151
学校でうんちがしにくいと回答した45%の子どもにその理由を尋ねたところ、「友達に知られたくないこと」(57.0%)「友達にからかわれること」(34.9%)など、人目を気にしている傾向が明らかになりました。さらに改善意向も高いことがわかりました。

【3】子どもの食・生活習慣と便秘の関係性
便秘状態の子どもは、そうでない子どもに比べ、睡眠時間が短い・朝食を毎朝食べないなど、生活習慣に関する割合が全て下回る

【Q13】あなたのお子さまの生活について、以下の事柄は十分に出来ている(とれている)と思いますか。(MA) /N=4,777
便秘状態にある子どもは、そうでない子どもに比べて、正しい生活習慣の割合が低いことがわかりました。

便秘状態にある子どもは、そうでない子どもと比べて7時以降に起床する子、22時以降に就寝する子が多い
【Q14】あなたは学校のある日は、何時頃に起きていますか。(SA) /N=4,777
便秘状態にある子どものほうが、朝7時以降の起床が多いことがわかりました。

【Q15】あなたは学校のある日は、何時頃に寝ていますか。(SA) /N=4,777
便秘状態にある子どものほうが、夜22時以降の就寝が多いことがわかりました。

便秘状態にある子どもは、そうでない子どもに比べて「毎日朝食を食べる」割合が平日・休日ともに少ないことが判明
【Q16】あなたは、普段朝食を食べていますか。平日と休日のそれぞれについてお答えください。(SA) /N=4,777
便秘状態にある子どもは、そうでない子どもに比べて、朝食を毎日食べている割合が低いことがわかりました。


【調査概要】
調査期間: 2017 年 3 月 28 日~3 月 31 日
対象:小学生の保護者/小学生の子どもと同居している人(20~59 歳の男女)
方法:インターネットによるアンケート回答方式
(調査画面の前に子どもが同席のもと、保護者が代理回答)

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