車載ソフトウェア市場に関する調査(2017年) 

2017年06月19日
矢野経済研究所は、国内の車載ソフトウェア市場の調査を実施した。

<車載ソフトウェアとは>
本調査における車載ソフトウェアとは、自動車に搭載されたカーエレクトロニクス機器において、特定機能を提供するためにECU(Electronic control unit)内に組み込まれたソフトウェア及びその開発ツールを指す。
<AUTOSAR関連市場とは>
本調査におけるAUTOSAR(Automotive open system architecture)関連市場規模は、車載ソフトウェアの標準化を実現するための仕様であるAUTOSARに準拠したソウトウェアを対象として算出した。

【調査結果サマリー】

◆国内のOEM等でも車載ソフトウェアの標準化を進め、開発コストの縮小を目指す
 今後、自動運転時代に向けてクルマ1台当たりの車載ソフトウェアは大容量化(コード量の膨張)していくため、OEM各社は開発コストを縮小する取組みを始めている。国内のOEMやカーエレメーカー、組み込みソフトウェアメーカー等は、車載ソフトウェアの標準化を進めるプラットフォームであるAUTOSARを活用し、過去のソフトウェア資産を有効活用し合うことで、開発コストを縮小すべく図っている。

◆2016年の国内車載ソフトウェア市場は、前年比138.3%の5,250億円
 2016年の国内車載ソフトウェア市場規模(事業者売上高ベース)は、前年比138.3%の5,250億円となった。車載ソフトウェアの大容量化を背景として、2020年の同市場規模は7,475億円、2030年に9,950億円に拡大すると予測する。

◆2016年の国内AUTOSAR関連市場は、前年比185.5%の115億円
 国内車載ソフトウェア市場のうち、2016年のAUTOSAR関連市場規模(事業者売上高ベース)は前年比185.5%の115億円であった。今後、国内においても、開発コストを縮小する取組みとしてAUTOSARは推進され、2030年の同市場規模は2,050億円、車載ソフトウェア市場全体の20.6%を占めるまで拡大すると予測する。


【調査概要】
・調査期間:2017年1月~5月
・調査対象:国内・海外の自動車メーカー(OEM)、カーエレクトロニクス機器(カーエレ)メーカー、車載用組み込みソフトウェアメーカー(OEM系列、カーエレメーカー系列、半導体メーカー系列、独立系)、開発ツールベンダ、及びコンサルタント等
・調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

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