こどもの病児対応に関するアンケート調査(子育て中のママ対象) 

2017年06月13日
キッズラインは、こどもの病児対応がキャリアの阻害要因になるのかどうかを調査すべく、子育て中のママユーザーに向けて「病児保育実態調査」を実施し、その調査レポートをまとめた。

【調査結果サマリー】

1. 病児対応で「ママが休む」割合 57.6%
2. 病児対応は「キャリアの阻害要因になると感じる」割合 71.8%
3. 病児対応で困ったことベスト3は?
4. 「病児に備えた頼み先がある」ママの割合 74.1%

【調査トピックス】

1.病児対応で「ママが休む」割合57.6%

「あなたがお子様が病気になったらどうしますか?」という質問に対し、57.6%のママが「自分が早退、もしくは休む」、次いで12.9%が「病児シッターに頼む」、「親に頼む」が5.9%、次いで4.7%が「夫が早退、もしくは休む」と答えた。ママが病児対応を行う割合は半数以上であることがわかった。

2.病児対応は「キャリアの阻害要因になると感じる」割合 71.8%

「自分が会社を休む、もしくは早退する」と答えたママに向けて、休んだり、早退することが「キャリアの阻害」になっていると感じますか?と聞いたところ、71.8%のママが「キャリアの阻害になっている」と答えた。具体的には「大きな仕事を任せてもらえない」「評価の査定が低くなった」「出勤日が削られた」などの実体験が寄せられた。半数以上のママは、仕事を中断、あるいは欠勤を余儀なくされ、3人に2人以上のママはキャリアアップの阻害要因と感じている現状が浮き彫りとなった。

3. 病児対応で困ったことベスト3は?

急な病児の対応で困ったことがあるママは78.8%おり、また、その理由やエピソードを聞いたところ1位が「長期間休まざるを得なくなった(インフルエンザなどの感染症など)」、2位は「呼び出されても急には迎えに行けなくて困った(職場を急には早退できない)」という回答だった。また、3位は「病児施設の圧倒的な不足(地域の病児保育の空きがない)」という回答で、子供を見てくれる人が代わりが見つからない場合がほとんどのため、ママが犠牲を払わざるをえないことがわかった。

4. 「病児に備えた頼み先がある」ママの割合 74.1%

病児の時のために、あらかじめ預け先を「特に決めていない」と答えたママが25.9%。その一方で74.1%が「病児保育、病児シッター」や「親」などなんらかの預け先の整備をしていることが分かった。あらかじめ頼み先を決めておくことで、「頼れる人がいて安心」「仕事に集中できた」という声が多かった。


【調査概要】
調査期間:2017年6月6日~6月8日
調査対象:子育て中の女性85名
就労状況 共働き世帯:82.4% 片親のみ就労世帯:11.8% ひとり親:5.8%
調査方法:インターネット調査

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