食と栄養を中心とした現在の生活状況と意識調査(アクティブシニア(45~64歳の男女)対象) 

2017年06月13日
アクティブシニア「食と栄養」研究会は、健康意識の高い未来のアクティブシニア(45~64歳の男女)を対象に、食と栄養を中心とした現在の生活状況と意識を把握するため、アンケート調査を実施いたしました。

<調査結果>

【年齢で朝食への“意識”が変わる!?】
本アンケートにより、未来のアクティブシニア(45~64歳の男女)の食を中心とした生活状況と意識についての情報が得られました。[普段、朝食をどれくらいの頻度で食べるか]という設問では、男女ともに年齢が上がるにつれ、朝食を毎日摂る方の割合が多くなり、60代男性では全体の84%、60代の女性では92%が毎日朝食を摂るという回答が得られました。さらに、1人暮らしの方は、2人以上世帯の方と比べると1割程度朝食を食べる割合が少ないという結果でした。また、朝食を毎日食べている方は、そうでない方と比較すると、日常に幸せを感じることが多いという傾向がみられました。

【“介護”をきっかけに栄養成分を気にする?】
本アンケートにより、特に介護経験の有無による自身の老後に対する「食と栄養」の意識の違いについての情報を得ることができました。アンケート対象者の中で、介護中・介護経験がある方は全体の3割でした。[大切なものは何か]という設問では、介護中・介護経験がある方の8割は「健康」という回答が得られ、介護経験なしの方よりも5%以上も多いという結果がでました。
また、[健康のために摂取を心がけている成分]については、介護中・介護経験がある方の場合、1位「食物繊維」約63%、2位「カルシウム」約59%、3位「タンパク質」約56%となり、介護経験なしの方よりも10%以上多くの方が3つの栄養成分摂取を心がけていることがわかりました。他の栄養も介護中・介護経験がある方は比較的高めの数値となり、意識して摂取していることが読み取れます。

【「サルコペニア」の認知度は約3割、「フレイル」の認知度は約1割】
また、今回のアンケート調査では「サルコペニア」と「フレイル」の2つの言葉の認知度についても調査しました。「サルコペニア」の認知度は全体の約3割、意味を知っている割合は約1割にとどまりました。性別では女性の認知率が高い傾向でした。「フレイル」の認知度に関しては、全体で約1割という結果でした。

当研究会では、高齢者の健康維持、健康寿命の延伸とQOL向上実現を目的に、より一層「食と栄養」を中心とした情報発信をしていきます。


【調査概要】
調査対象:全国45歳から64歳の男女/特定の疾患を患っていない方(生活習慣病)/健康意識が高い方 合計1,000サンプル
回収方法:インターネットによるweb調査
実施期間:2017年3月16日~3月21日
調査企画:アクティブシニア「食と栄養」研究会

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