フォーチュン500のCEOによるソーシャルメディア利用習慣に関する調査 

2017年06月08日
DomoとCEO.comは、フォーチュン500のCEOによるソーシャルメディア利用習慣に関する調査『2016 Social CEO Report』の結果を発表しました。

今年で第5回目の実施となる本調査によると、フォーチュン500のCEOによるソーシャルメディア利用は、過去5年で増加傾向にあるものの、2016年は伸びが鈍化したことがわかりました。本調査によると、2016年にフォーチュン500のCEOの75人が役職交代しましたが、新しいリーダーに代わっても、今回のソーシャルCEO調査結果に大きな変化はありませんでした。

この結果について、調査ではCEOの多忙さや、ソーシャルメディアの活用のROIが見えづらい、あるいはSNSのベストプラクティスがわからないといった声が背景として紹介されています。

本調査結果によると、フォーチュン500のCEOのうち、2016年に6つの主要なソーシャルネットワーク(Twitter、Facebook、Google+、Instagram、LinkedIn、YouTube)のいずれかを利用していると回答した人の割合は、2015年と比較してわずかに増加したものの、依然40%にとどまっていることがわかりました。フォーチュン500のCEOで、ソーシャルメディアを利用している人のうち、複数のチャネルを利用している人は69人でしたが、3つ以上を利用している人はたった15人でした。

フォーチュン500のCEOのうちFacebookページを持っているのはわずか40人(8%)で、2015年の57人から減少となりました。そのうち32人は2016年の第4四半期にFacebookを利用していませんでした。2016年にMicrosoftが262億ドルで買収したLinkedInは、引き続きフォーチュン500のCEOの間ではソーシャルメディアへの「入口」として好まれており、LinkedInのInfluencerプログラムは、ソーシャルメディアを最も多用しているリーダーたちの間で人気が高くなっていることがわかりました。フォーチュン500のCEOのうち、2016年にLinkedInを使用した人の割合は2015年から3%増加し、35%になりました。

フォーチュン500のCEOのうちTwitterアカウントを持っているのはたった36人ですが、チャネルとしては最も利用頻度が高くなっています。このグループのうち、Twitterを定期的に利用している人の割合は、昨年62%でしたが、2016年は70%に増加しました。フォーチュン500のCEOの間では、InstagramとGoogle+はあまり利用されていませんが、2015年以降、利用者は少しずつ増加しています。 2016年には新しい動画チャネルが登場しました。YouTube以外に、Facebook Live、LinkedIn Influencerの動画、TwitterのPeriscopeが、ソーシャルビデオプラットフォームに加わりました。一方、Twitterが運営していたVineが2016年に終了しました。これらのチャネルは、企業のマーケティング部門やそのエグゼクティブが利用していましたが、フォーチュン500のCEOはアカウントを持っていないことが多かったようです。

その他の調査結果は以下のとおりです。

・Expediaのダラ・コスロシャヒ氏は、フォーチュン500のCEOの中でただ一人、5つのソーシャルネットワークを利用しています
・Twitterのフォロワー数が最も多かったのはAppleのティム・クック氏で、ウォーレン・バフェット氏やマーク・ベニオフ氏のフォロワー数を上回っています
・フォーチュン500のCEOのうち、自社のYouTubeチャネルに登場している人の割合は40%以上でした
・2016年にソーシャルチャネルを最も多用していたのは、テクノロジー、小売、メディア、エンターテインメント業界のエグゼクティブでした


この調査について
この調査について実際にソーシャルメディアを使用していたCEOの数と、それによる影響を調べるため、フォーチュン500®リストをもとにFacebook、Twitter、LinkedIn、Google+、Instagram、YouTubeという6つの主要なソーシャルネットワークで1人ずつ検索しました。2016年通年で結果を集計し、調査結果にまとめました。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Domo]
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