花粉症/花粉アレルギー調査 Part2(15〜79歳男女対象) 

2017年05月30日
日本リサーチセンターは、自主調査として、「花粉症/花粉アレルギー調査」を企画・実施いたしました。この調査は、2003年3月に初めて実施し、その後、2010年以降毎年3月に実施している時系列調査です。
 調査結果は、「Part1:全体編」と「Part2:花粉症/花粉アレルギーの人の調査結果編」(本篇)の2つに分けてご紹介します。
 ※ここに、「Part2:花粉症/花粉アレルギーの人の調査結果編」(本篇)のレポートを発表いたします。

【調査結果の要約】

・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に症状がある月を聞いたところ、2017年は「2月」が48%で、昨年から5ポイント増加している。
・花粉症対策を始めた時期を聞いてみると、2013年では「3月上旬以降」が34%いたが、2017年は19%と15ポイント減少しており、花粉症シーズンのピークを迎えてから対策をするという人は減っている。
・この3か月くらいの間に、自分や家族が花粉対策用にどのような商品を購入したかを聞いたところ、2017年では「花粉症による鼻への負担がかかりにくい保湿ティッシュ・ローションティッシュ」が27%と最も多く、昨年から5ポイント増加している。

【調査結果】

①花粉症/花粉アレルギーの有無
・「花粉症/花粉アレルギー」について、2003年のデータを加えたうえで時系列変化を見たところ、2003年は25%だったが、2011年以降は33~38%となっている。
・2003年と2017年の2期での変化を見ると、25%~38%で13ポイント増加している。

②花粉症/花粉アレルギーになった時期
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に、いつから「花粉症/花粉アレルギー」になったかを聞いたところ、「10年以上前」から症状があると回答した人が48%と約半数を占める。

③花粉症/花粉アレルギーの症状がある月
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に症状がある月を聞いたところ、2~5月に症状を感じると回答している人が多く、花粉症の主なシーズンと言える。2017年の結果をみると、その中でも特に「3月」は86%と、シーズンのピークを迎えている。
・「9月」「10月」も16~18%が回答しており、秋に症状を感じる人も一定数いる。
・時系列でみると、2017年は「2月」が48%で、昨年から5ポイント増加している。

・症状がある月について、2017年の結果を性別・年代別・地域別にまとめた。
・性別でみると、男性の方が女性よりも「3月」に症状を訴える人が多く、男性92%に対して女性81%が回答している。
・年代別でみると、「60~79歳」は他の年代よりも低い月が多いが、「12月」から「2月」の冬の間は逆転し、特に2月は55%と全体よりも7ポイント高い。
・地域別でみると、他の地域では「3月」に症状を感じるピーク(78~94%)を迎え、「4月」以降減少するのに対し、 「北海道・東北」は「4月」の74%がピークで、他の地域と比べて花粉症の主なシーズンがずれている。

④花粉症/花粉アレルギーの症状の程度
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に、最近1~2週間(※)での症状の程度を聞いたところ、2017年の結果では「鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの鼻の症状」が「重い・計」( 「非常に重い」~「やや重い」 )と回答した人が60%で最も多い。 (※)2017年の調査期間は3/3~3/15
・時系列でみると、「目のかゆみ・充血などの目の症状」について「症状なし」と回答した人が2017年は16%で、昨年から6ポイント増加している。

⑤今シーズン病院に行ったか
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に、今シーズン病院に行ったかを聞いたところ、「すでに病院に行った」人は28%、「これから病院に行くつもり / 行きたい」は18%で、合わせると46%が「病院に行った」または「行くつもり/行きたい」(「病院に行く・計」)と答えている。
・時系列でみると、2017年と昨年とでは大きな変化はみられない。

⑥花粉症/花粉アレルギーに対して具体的に行っている対策
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に行っている対策を聞いたところ、「マスクをする」が74%で他の項目よりも大幅に多い。
・薬の利用について、外用薬では市販品と処方薬に大きな差はないが、内服薬では市販品の25%に対し、処方薬が38%と多くなっている。
・時系列でみると、2017年と昨年とでは大きな変化はみられない。

⑦花粉症/花粉アレルギーの対策はいつ頃から始めたか
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に花粉症対策を始めた時期を聞いてみると、2017年は「2月の下旬」と「3月上旬以降」が19~20%と多い。
・時系列でみると、2017年と昨年とでは大きな変化はみられない。
・2013年では「3月上旬以降」が34%いたが、2017年は19%と15ポイント減少しており、花粉症シーズンのピークを迎えてから対策をするという人は減っている

⑧マスクを付けることに抵抗感を感じる程度
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に、マスクをすることに対しての抵抗感を聞いたところ、2017年は31%が「抵抗がある・計」(「かなり抵抗感がある」+「やや抵抗感がある」)と回答している。
・時系列でみると、 2017年は「かなり抵抗感がある」と回答したのは5%。昨年から4ポイント減少しており、強い抵抗感を示す人はやや減ったものの、「抵抗がある・計」では2015年以降30%前後を推移している。

⑨「舌下免疫療法」 /認知
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に対して、「舌下免疫療法」について簡単に説明した後、この療法に関する認知を聞いたところ、2017年は49%が「認知・計」(「内容まで知っている」+「名前だけ聞いたことがある」)と回答している。
・時系列でみると、2015~2017年まで大きな変化はみられない。

・「舌下免疫療法」の認知について、2017年の結果を性別・年代別・地域別にまとめた。
・性別でみると、女性は「認知・計」が52%となり、半数以上が名前までは知っていると回答。
・年代別でみると、「15~29歳」は「知らない」という回答が69%となっており、他の年代よりも「認知・計」が少ない。
・地域別でみると、「北海道・東北」と「中部・北陸」で「認知・計」が41~44%と低く、特に「北海道・東北」で「内容まで知っている」のは13%に留まる。

⑨「舌下免疫療法」 /治療意向
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に対して、 「舌下免疫療法」を受けてみたいと思うか聞いたところ、2017年は、「興味・関心あり」(「治療を受けたことがある / 現在治療中である」~「受けてみたいと思わないが、興味・関心はある」)と70%が回答しているものの、「経験・意向あり」( 「治療を受けたことがある / 現在治療中である」~「治療を受けたことはないが、受けてみたいと思う」 )は20%であり、興味・関心に留まる人が多い。
・時系列でみると、2017年は「治療を受けてみたことはないが、受けてみたいと思う」が20%で、昨年から7ポイント減少している。

⑨「舌下免疫療法」 /推奨意向
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に対して、「舌下免疫療法」を家族や友人に勧めたいと思うか聞いたところ、2017年は「勧めたい・計」(「ぜひ勧めたいと思う」+「まあ勧めたいと思う」)が32%で、68 %は「勧めたいとは思わない」と回答。
・時系列でみると、2017年は「勧めたい・計」(「ぜひ勧めたいと思う」+「まあ勧めたいと思う」)が32%で、昨年から9ポイント減少している。
・また、2017年の結果を「舌下免疫療法」の「認知・計」「興味・関心あり」「経験・意向あり」という条件別でまとめてみたところ、「認知・計」「興味・関心あり」「経験・意向あり」のいずれも推奨意向は上がり、特に「経験・意向あり」だと「勧めたい・計」(「ぜひ勧めたいと思う」+「まあ勧めたいと思う」)は77%にもなる。

⑩最近3カ月間に花粉対策でとった行動
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に、この3か月くらいの間に、自分や家族が花粉対策のためにどのような行動をしたかを聞いたところ、2017年で一番多かったのは、「外に干した洗濯物をとり入れる前に、洗濯物の花粉を払うようになった」で33%の人が回答している。
・時系列でみると、「ふとんを外に干すのをやめた」が2017年32%で昨年よりも6ポイント増加している。

⑪最近3カ月間で花粉対策用に購入した商品
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人に、この3か月くらいの間に、自分や家族が花粉対策用にどのような商品を購入したかを聞いたところ、2017年では「花粉症による鼻への負担がかかりにくい保湿ティッシュ・ローションティッシュ」が27%と最も多く、昨年から5ポイント増加している。
・性別でみたところ、女性で「花粉症による鼻への負担がかかりにくい保湿ティッシュ・ローションティッシュ」が37%と、男性よりも22ポイント高い。また、何らかの商品を購入している「商品購入者」も女性が58%に対し男性36%で、女性の方が男性よりも花粉症対策を意識した商品購入をしている。

⑫マスクを付けることについて
・花粉症/花粉アレルギーの症状がある人にマスクを付けることについて聞いたところ、2017年は「恥ずかしい・格好悪い」「不潔に感じる」「花粉症予防に効果はない」で「そう思わない」が61~81%と否定する人が多い。また、「呼吸しにくい」については「そう思う」が58%で肯定する人が半数を超えている。
・時系列でみると、「恥ずかしい・格好悪い」は継続的に「そう思わない」が増加しており、2011年は63%だったのが、2017年は81%になっている。


【調査概要】
調査方法:NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ:毎月1回定期的に実施する乗り合い形式の全国調査)調査員による個別訪問留置調査
調査対象:全国の15〜79歳男女個人
有効回収数:1,200人(サンプル)
 ※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
サンプリング:毎月200地点を抽出、住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割り当て
調査期間:2017年3月調査 2017/3/3~3/15

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