2018年卒学生の新卒採用に関する企業調査【5月1日状況】 

2017年05月30日
企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS新卒」を運営するアイデムの人と仕事研究所では、2018年卒学生の新卒採用を行なう企業の新卒採用業務担当者938名を対象に調査を実施しました。

【調査結果】

≪採用活動の進捗≫
「現在行なっている」68.7%(前年比+6.4ポイント)
「既に終了している」3.8%(前年比-7.9ポイント)
「まだ何も行なっていない」27.5%(前年比+1.5ポイント)

≪内定状況≫
内定者が「いる」企業は46.2%

≪採用予定人数に達しない場合、採用基準を下げるか≫
「下げて採用予定人数の充足を優先」19.1%
「ある程度までは下げるが、充足しなければ仕方ない」38.3%
「下げない」36.4%

≪“学生の売り手市場”だと思うか≫
「思う」+「どちらかと言えば思う」61.2%(前年比+8.1ポイント)
従業員規模が小さくなるほど、売り手市場だと感じている傾向

【調査結果の詳細(一部抜粋)】

≪採用活動の進捗≫
「現在行なっている」68.7%(前年比+6.4ポイント)
「既に終了している」3.8%(前年比-7.9ポイント)
「まだ何も行なっていない」27.5%(前年比+1.5ポイント)

企業に、2018年卒新卒採用活動の5月1日時点での状況を聞いた。準備や広報も含め「現在行なっている」企業が68.7%、「既に終了している」企業が3.8%、「まだ何も行なっていない」企業が27.5%となった。前年調査(「2017年卒新卒採用に関する企業調査 2016年5月1日状況」、以下同)と比較すると、既に採用活動を開始させている企業の割合(「現在行なっている」と「既に終了している」の計)は同程度だった。しかし、その中でも「既に終了している」企業の割合は、前年の11.7%から3.8%へ7.9ポイント減少しており、前年よりも採用活動の進みが遅いことがうかがえる。
業種別に見ると、「その他の業種」「通信業・情報サービス業」「金融業・保険業・不動産業」では「現在行なっている」企業の割合が他業種と比べて高く、7割を超えた。一方、「建設業」は、「まだ何も行なっていない」企業の割合が最も高く、31.5%だった。
従業員規模別に見ると、規模が大きくなるほど「現在行なっている」企業の割合が高くなっており、1,000人以上の規模の企業では、8割を超えている。反面、「まだ何も行なっていない」企業の割合は規模が小さくなるほど高く、「99人以下」の企業では49.5%と半数に上った。従業員規模によって、採用活動の進捗には差が生じている。

≪内定状況≫
内定者が「いる」企業は46.2%

新卒採用活動を「現在行なっている」「既に終了している」と回答した企業に、 内定者の状況を聞いた。5月1日までに自社の選考に応募し内定を出した学生がいるかを聞くと、既に内定者が「いる」と回答した企業は46.2%だった。業種別に見ると、「金融業・保険業・不動産業」「通信業・情報サービス業」で内定者が「いる」企業の割合が高く、約6割となっている。従業員規模別に見ると、内定者が「いる」と回答した企業は、1,000人以上の企業では5割を超えた。
内定者が「いる」と回答した企業にその人数を聞き、さらに内定者が「いない」企業を内定者数「0人」として再集計した(人数不明の回答者を除く)。結果は、内定者が「0人」の企業が60.9%、「1~4人」の企業が14.0%となっている。平均内定者数は12.3人だが、999人以下の企業を見ると、平均は3人以下となっている。また、前年調査と比較すると、前年の平均17.4人から5.1人下回っていた。前年に比べて応募者数が少ないことや、売り手市場で学生の選考・内定辞退が多くなっていることが推測される。

≪採用予定人数に達しない場合、採用基準を下げるか≫
「下げて採用予定人数の充足を優先」19.1%
「ある程度までは下げるが、充足しなければ仕方ない」38.3%
「下げない」36.4%

企業に、内定者が採用予定人数に達しない場合に、採用基準を下げるかを聞いた。結果は、「採用基準を下げて、採用予定人数の充足をできるだけ優先する」が19.1%、「ある程度までは採用基準を下げるが、それで充足しない場合は仕方ない」が38.3%となり、“採用基準を下げる(「採用基準を下げて、採用予定人数の充足をできるだけ優先する」と「ある程度までは採用基準を下げるが、それで充足しない場合は仕方ない」の計、以下同 )”企業が57.4%に上っている。一方で、「採用基準は下げない」企業は36.4%となっている。
業種別に見ると、「建設業」「医療・保健・福祉」では、「採用基準は下げない」と回答した企業の割合は約3割に留まった。採用難が続く中で、人材確保のために妥協せざるを得ない状況がうかがえる。

≪“学生の売り手市場”だと思うか≫
「思う」+「どちらかと言えば思う」61.2%(前年比+8.1ポイント)
従業員規模が小さくなるほど、売り手市場だと感じている傾向

新卒採用活動を「現在行なっている」「既に終了している」と回答した企業に、2018年卒学生の採用市場が「売り手市場」だと思うかを聞いた。結果は、「思う」(「思う」と「どちらかと言えば思う」の計、以下同)が61.2%となり、6割以上の企業が売り手市場だと感じているようだ。また、「思う」と回答した企業の割合は、前年の53.1%から8.1ポイント増加した。
従業員規模別にみると、規模が小さい企業ほど「思う」の割合が高くなる傾向がある。
採用基準を下げるかどうかの回答状況で見ると、売り手市場だと「思う」企業割合は、「採用基準を下げて、採用予定人数の充足をできるだけ優先する」企業で79.7%、「ある程度までは採用基準を下げるが、それで充足しない場合は仕方ない」企業で68.9%、「採用基準は下げない」企業で52.8%となった。採用基準を下げる方針の企業では、人材の確保の困難さもあり、売り手市場であるとより強く感じている様子がうかがえる。

【調査結果の全体】

≪2018年卒 新卒採用活動状況≫
◆活動進捗
「現在行なっている」68.7%(前年比+6.4ポイント)
「既に終了している」3.8%(前年比-7.9ポイント)
「まだ何も行なっていない」27.5%(前年比+1.5ポイント)

◆応募状況
【応募者数】
応募者が「いる」79.6%
(「いる」の内訳:「1~49人」38.9%、「100~299人」14.1%※人数不明の回答者を除く)

◆内定状況
【内定者数(内々定含む)】
内定者が「いる」企業 46.2%
企業規模が大きくなるほど増加傾向
平均12.3人(前年-5.1人)

◆終了時期
「2017年10月末頃まで」11.6%
「2017年12月末頃まで」11.4%

≪2018年卒 新卒採用活動の採用・選考手法≫
◆売り手市場だと思うか
「思う」+「どちらかと言えば思う」61.2%(前年比+8.1ポイント)
従業員規模が小さくなるほど、売り手市場だと感じている傾向

◆採用予定人数に達しない場合、採用基準を下げるか
「下げて採用予定人数の充足を優先」19.1%
「ある程度までは下げるが、充足しなければ仕方ない」38.3%
「下げない」36.4%

◆求める社会人基礎力
1位「主体性」54.4%
2位「実行力」42.6%
3位「柔軟性」24.0%

◆採用ターゲット校
「ある」79.0%(前年比+11.4ポイント)
1位「理系学校」
2位「採用実績のある学校」
3位「偏差値の高い学校」

◆第二新卒の募集状況
【積極的に募集・採用する】
就職経験あり第二新卒 37.5%
就職経験なし第二新卒 32.9%


【調査概要】
調査対象:2018年卒新卒採用を行なう企業の新卒採用業務担当者
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年5月1日~8日
有効回答:938名

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