平成28年度 家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査 

2017年05月25日
東京都は、平成28年度 家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査結果を発表。

調査の目的
東京都内の小・中学生及び高校生の携帯電話等(スマートフォンを含めた携帯電話・PHSをいう)の所有率を調査するとともに、小・中学生及び高校生の子供に携帯電話等を持たせている保護者に対して、子供が利用する携帯電話等のフィルタリングへの加入状況や意識等を調査し、フィルタリングの重要性と必要性の啓発及び青少年健全育成条例における保護者の責務の更なる周知・徹底を図るとともに、今後の施策の参考とする。

【調査結果】

携帯電話・スマートフォンの利用について

≪携帯電話・スマートフォンのタイプ≫
■ 全体では、スマートフォンの利用が 47.6%と半数近くを占めている。
■ 児童・生徒別に見ると、スマートフォンの利用は小学生低学年で 12.5%、小学生高
学年で 18.6%、中学生で 60.7%、高校生で 91.5%と、学年が上がるにつれ割合が大きくなっている。
(スマートフォン利用 =「スマートフォン」+「両方利用している」)

携帯電話・スマートフォンの所持、利用状況について

≪スマートフォンを持たせた時期≫
■ 「中学 1 年生」が 29.6%と最も多く、「高校 1 年生」が 20.5%と続く。
■ 《未就学児、小学生》で持たせ始めている割合は 24.9%、《中学生》が 52.7%である。

≪携帯電話を持たせた理由≫
■ 「子供といつでも連絡が取れるようにするため」が 87.3%と最も多く、次いで「子供の所在地がわかるようにするため」が 50.2%となっている。

≪スマートフォンを持たせた理由≫
■ 「子供にせがまれたため仕方なく持たせた」が 34.0%と最も多く、昨年最も多かった「子供の所在地がわかるようにするため」の 28.0%を上回っている。

≪携帯電話・スマートフォンの 1 日の使用時間≫
■ 児童・生徒別で見ると、『1時間未満』は小学生で 84.8%と最も多く、中学生が46.6%、高校生が 17.0%となっている。

≪睡眠不足等、悪影響の有無と内容≫
■ 「睡眠不足になった」が 16.1%、「視力が落ちた」が 15.1%、「勉強に集中できなくなったり、記憶力が下がったりした」が 14.5%であった。
悪影響の有無について、児童・生徒別では、何らかの悪影響が「ある」と回答した割合は小学生が 16.4%、中学生が 50.8%、高校生が 54.0%と年齢が上がるにつれ高くなる傾向にある。

家庭におけるルール作りについて 

≪家庭内でのルール≫
■ 児童・生徒別で見ると、「作っている」は中学生が 69.6%と最も多くなっている。
一方で、「作っていない」は高校生が 52.0%と最も多くなっている。

≪どのようなルールか≫
■ 「利用する時間の制限」が 58.6%と最も多く、次いで「困ったときはすぐ保護者へ相談すること」が 42.5%、「利用する際のマナー」が 38.7%と続く。

≪ルールを守れなかった時のルール≫
■ 児童・生徒別で見ると、「作っている」が中学生が 65.8%となっており、高校生が42.5%、小学生が 49.4%であるのに比べ多くなっている。

≪ルールは守られているか≫
■ 「守られている」が 30.1%、「だいたい守られている」が 51.9%と合わせて『守られている』が 82.0%となっている。

≪ルールが守られていない理由≫
■ 「友達が使用していると、つられて使用してしまうから」が 41.5%と最も多く、次いで「親が子供を見張るようなことができない(したくない)から」が 36.7%、「親と子供で決めたいルールが異なるから」が23.1%と続く。

≪ルールを作っていない理由≫
■ 「子供を信用しており、ルールを作らなくても、子供が適正な利用をしているから」が 54.1%と最も多く、次いで「ルールを作っても、守れないから」が19.9%、「機能が少ない携帯電話(キッズ携帯等)だから」が 19.2%となっている。

友達の間でのルールについて

≪友達の間でのルール≫
■ 児童・生徒別でみると、「作っている」は小学生が 15.4%、中学生が 13.8%、高校生が 6.8%と、おおむね年齢が上がるにしたがって低くなる傾向がみられる。
 また「わからない」は、小学生が 31.2%、中学生が 48.0%、高校生が 55.6%と、年齢が上がるにしたがって保護者の把握が難しくなる傾向がみられる。

≪友達の間でのルールの必要性≫
■ 「必要だ」が 75.3%と、「必要ない」の 24.7%を大きく上回っている。
■ 児童・生徒別でみると、「必要だ」は高校生が 64.2%と、小学生と中学生の 80.8%に比べ割合が低くなっている。

フィルタリングサービスについて

≪フィルタリングサービスに関する説明及び説明書の交付≫
■ 「内容の説明があり、説明書の交付もあった」が 31.9%と最も多くなっており、次いで「わからない」が 26.9%、「内容の説明があったが、説明書の交付はされなかった」と「内容の説明も、説明書の交付もなかった」が 18.3%となっている。

≪フィルタリングサービスへの加入≫
■ 児童・生徒別にみると、「加入していない」は小学生28.6%、中学生34.4%、高校生49.6%と年齢が上がるにしたがって「加入していない」傾向がみられる。
 「加入していない」又は「わからない」と回答した割合は、小学生 39.4%、中学生50.8%、高校生 68.2%であった。

≪フィルタリングサービスに加入していない理由≫
■ 「インターネットの使い方について、子供を信用しているから」が 49.7%と最も多い。

≪フィルタリングに加入していない(又は解除した)時期≫
■ フィルタリングに加入していない(又は解除した)時期については、「契約時から未加入」が 69.4%と最も多くなっている。

保護者の携帯電話・スマートフォン等に関する意識について

≪スマートフォンを持たせるにあたり不安なこと≫
■ 「スマートフォンに依存してしまう」が 62.3%と最も多く、次いで「SNS を利用し、友達とトラブルになる」が 41.3%となっている。

≪保護者として必要な課題≫
■ 「インターネットや携帯電話について、子供に教育できる十分な知識を身につけること」が 45.5%で最も高く、次いで、「親子のコミュニケーションを緊密にすること」が 44.0%となっている。

≪東京都や学校で必要な対策≫
■ 「学校の授業等で、ネットの危険性について取り扱う」が 31.3%で最も高く、次いで「インターネットの危険性について啓発する講演会・イベントの開催」が 23.9%、「家庭のルール作りを推進する講座の開催」が 20.5%と続く。


【調査概要】
・調査対象者:
 ①携帯電話・スマートフォンの所有率調査
 都内在住で、小学生(1~6年生)、中学生及び高校生の子供に携帯電話等を持たせている保護者 2,000 名
 ②フィルタリング加入等実態調査
 都内在住で、小学生(4~6年生)、中学生及び高校生の子供に携帯電話等を持たせている保護者 1,500 名
・調査期間:平成 29年1月 27 日(金)から同年 2 月 1 日(水)まで
・調査方法:インターネットパネルを使用してのネット調査アンケート

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