「こども保険」についての調査(保育士さんや保護者の皆さん対象) 

2017年05月26日
ウェルクスは、キッズラインと共同調査を実施。
これは少子化問題への対策として検討が進む「こども保険」について聞いたもので、制度案に対する認知度や賛否、また保育士や保護者など子育ての当事者の立場ならではの意見が伺える内容になっています。

【調査結果概要(一部)】

今回アンケートにご協力いただいたのは、「保育のお仕事レポート」の読者の皆さま、株式会社キッズラインサポーターの皆さま、キッズラインペアレント(保護者)の皆さま計159名。

「こども保険」の認知度を伺ったところ、アンケート実施前から「こども保険」についてその内容も含めて詳しくご存じだったのは全体の9%。「もともと名前だけ知っていた(37%)」と合わせても46%にとどまる結果になりました。一方「今回初めて知った」という回答は54%と半数以上に及びました。

続いて「こども保険」の導入について賛否を伺ったところ、導入に「賛成」と回答されたのは回答者全体の35%、「反対」が11%、最も多かったのが「どちらでもない」54%という結果になりました。

【回答別の自由記述】

◆賛成
国の将来を担うこども達を、国民全体で守り、育てる事が大切。若い世代が結婚や子育て、仕事に対する不安を無くし、希望が持てる国になるよう全世代で支えていく必要があると思う。(キッズラインサポーター/子ども:4人)

◆反対
現金を支給したところで、子どもに使用されるとは限らないから。(保育以外の業務に従事/子ども:2人)

◆どちらでもない
こども保険を実施したとして、どのくらい幼児教育・保育負担の軽減や待機児童ゼロ対策に貢献できるのか、現実味がないから。(キッズラインペアレント/子ども:1人)

お金をばらまくより、もっとわかりやすい形で使って欲しい。(保育園以外の保育関連職/子ども:なし)

自由記述からは、制度の内容がよくわからないという現状が伺えるとともに、「もっと他に方法があるのではないか」「保育園の整備など資金を他の方法に使ってほしい」などのご意見が目立ちます。「どうなるかわからない…」という不安感から手放しに「賛成」とは断定できない懸念感が伺えました。

また「こども保険の手当てが支給されたら、何に使いますか?」という質問に対して、制度の本来の目的同様に保育園の保育料や幼稚園の利用料として使うと回答されたのは19%。最も多かったのは「子どものための貯金(34%)」次いで「習い事など保育以外の幼児教育費(17%)、」、「おもちゃ、教材、衣類など子どものための物品の購入9%)」など、保育園や幼稚園の費用以外で子どものために使うというご意見が多く見受けられました。

 また生活費として使うという回答が15%、その他(6%)のご回答の中には、大学など将来の学費に充てるというご意見もありました。

最後に「どんな対策があればもう1人子どもを産もうと考えますか?」というテーマで意見を伺ってみました。

最もニーズが高かったのは「金銭的な補助(65%)」、次いで育休・時短制度導入などの「勤務先のサポート(64%)」、「待機児童がいない状態であること(33%)」「家族のサポート(33%)」「家族以外の地域や周りのサポート(32%)」、「出産費用の無償化(25%)」という結果になりました。

全回答者の65%が「金銭的な補助」を重要であると感じていることからもわかるとおり、子どもを育てる上での経済負担軽減はやはり必要。しかしながら一方で共働き世帯が増える中、勤務先や地域等の支援がなければ、女性が子どもを産み育てることは難しい現状が伺えます。


【調査概要】
実施企業:
 株式会社キッズライン
 株式会社ウェルクス(共同調査)
実施期間:2017年5月16日~5月21日
実施対象:
 ウェルクス:
 保育園勤務(37名)・その他保育関連職従事者(8名)・
 保育以外の職業従事者(2名)・無職・専業主婦等(8名)計55名
 キッズライン:
 サポーター(76名)・保護者(28名)計104名
回答者数:159名(2社合計)
調査方法:インターネット調査

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