プレミアムフライデーの消費活動と利用意向調査(20~69歳の男女対象) 

2017年05月23日
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、プレミアムフライデーでの消費活動と今後の利用意向に関してアンケートを実施しました。

<要約>

POINT① プレミアムフライデー「早上がり」の恩恵は就業者の4人に1人
・「いつもより早上がり」は全体の15%、就業者に限ると4人に1人程度が早め終業。
・男性は50代など中高年で「早上がり」が多く、女性は若年層でやや多い。

POINT② 実施したこと、トップ3は「外食」「国内旅行」「映画鑑賞」。
外食消費は男性20・30代で活発。
「食事のサービス品、目玉メニュー」や「普段より豪華なメニュー」を注文した人が多い
・実施したこと、トップ3は「外食(12.2%)」「国内旅行(4.5%)」「映画鑑賞(3.5%)」。過ごした相手は、20代「ひとり」「恋人」、女性30・40代「子供」、60代「夫婦2人」 。
・今後やりたいことの1位も「外食」。ファミリーレジャーの充実が求められている。
・「早上がり」できている人ほど、消費行動がアクティブに。
・男性20・30代で活発な外食消費。
「食事のサービス品、目玉メニュー」 や「普段より豪華なメニュー」を注文。

POINT③ 今後の活用意向、20・30代で高く消費増につながる可能性。
「安さ」に期待が多数派だが「プレミアム体験」にもニーズあり
・男女20・30代で消費増につながる可能性あり。圏域別では関西圏がもっとも高い反応。
・使いたいサービスは「安さ」が多数派だが、「プレミアム体験」にも一定のニーズがある。

【調査結果】

1. 「いつもより早上がり」は全体の15%、就業者に限ると4人に1人は恩恵を受けていそう
2017年2月24日(金)から始まったプレミアムフライデー。これまでに3回を経過(調査時点では2回を経過)したが、これまでの活用状況を調査した。まず、該当日の就業状況と仕事の終了状況を聞いた。過去2回の実績と3回目(4月28日)についての調査日時点の予定では、さすがに「政府推奨の15時程度に早上がりした」人は1%台と少ないものの、「定時より早上がりした」「いつもより残業が短かった」「いつもより働く時間は短かった」を合わせると過去3回(予定を含む)いずれも15%以上あり、一定数の人は仕事を早めに切り上げられている実態が明らかになった。該当日にそもそも仕事をしていない人が4割程度いることを考えると、就業者に限定した場合は4人に1人程度がプレミアムフライデーに仕事がいつもより早めに終わっているというのが実態のようだ。

2. 男性は50代など中高年で「早上がり」が多く、女性は若年層でやや多い
2月24日(初回プレミアムフライデー)、3月31日(第2回プレミアムフライデー)の2回の実績を、仕事の終了時刻を「早上がり」と「いつも通り」の2セグメントに合算したのが下記の参考図表。2回のうちいずれかでも「早上がり」できた人は18.1%であった。性年代別に見ると、女性では、「仕事をしていない」人が多いため、「早上がり」できている人の割合は男性のほうが多めで、特に男性50代では29.1%が「早上がり」している。男性ではリタイア人口の増える60代を除くと、年代が上がるほど「早上がり」できている割合が増える傾向にあり、プレミアムフライデーの恩恵は働く中高年男性で顕著といえる。逆に女性では、どちらかというと若年層ほど恩恵を受けている傾向にある。

3. プレミアムフライデーに実施したこと、最多は「外食」。続いて「国内旅行」「映画鑑賞」。
過ごした相手は男女20代「ひとり」「恋人」、女性30・40代「子供」、60代「夫婦2人」
これまでのプレミアムフライデーで、何を誰としたかを聞いたところ、実施したこととしては「特に普段と異なる消費行動はしていない」が全体の77.4%であったものの、「外食」が最多の12.2%、次いで「国内旅行」が4.5%、「映画鑑賞」が3.5%など、約4人に1人はなんらか特別な消費行動を行ったとの回答であった。過ごした相手としては「ひとり」が34.2%、「子供を含めた家族」が27.8%、「夫婦2人」が22.5%で、トップ3であった。男性では特に「ひとり」が多いほか、男女20代で「ひとり」「恋人」が多く、女性30・40代では「子供を含めた家族」、男女60代では「夫婦2人」など、それぞれのライフステージに見合った相手と過ごしたという回答が多かった。

4. 今後やりたいこと1位も「外食」。ファミリーレジャーの充実が求められている
今後プレミアムフライデーで、何を誰とやりたいかを聞いたところ、最多は「外食」で28.1%。次いで「映画鑑賞」が14.2%、「国内旅行」が13.4%であった。やりたいことトップ3は前ページのやったことトップ3と同じで「映画鑑賞」 と「国内旅行」の順番が変わった。数値を見るとのびしろはまだまだありそうで、特に女性20代で高い数値が出ている。また、一緒に過ごしたい相手としては「子供を含めた家族」がトップとなり31.0%。ファミリーレジャーに対応したサービスが今後求められそうだ。

5. 「早上がり」できている人ほど、消費行動がアクティブに
今後プレミアムフライデーにやりたいこと、一緒に過ごしたい相手を過去2回の仕事の終了時刻ごとに分析した。就業者で「早上がり」できている人ほど、「外食」「映画鑑賞」やその他の項目でもやりたいことが多く、仕事をしていない人では「特に普段と異なる消費行動はしない」の回答が多いという結果であった。また、一緒に過ごす相手としては、「早上がり」できている人では「友達」「恋人」「仕事の同僚、上司、部下」などで平均よりスコアが高かった。

6. 男性20・30代で活発な外食消費。
「食事のサービス品、目玉メニュー」「普段より豪華なメニュー」を注文
プレミアムフライデーで外食した人(n=1,236)に外食店での消費行動を聞いた。外食各店はプレミアムフライデーに特化したサービスを実施しているケースも多いが、その中では「食事のサービス品、目玉メニューを注文」した人が最も多く19.9%だった。また、プレミアムフライデーに特化しないサービスを利用した場合は、「その他」が最多で25.6%(特別な消費行動をしなかった場合などが含まれると考えられる)なものの、「普段より豪華なメニューを注文」したという、プレミアムフライデーの趣旨に沿った消費行動をした人が22.1%いたという結果になっている。いずれも男性の20・30代で利用が目立っている。

7. 20・30代で消費増につながる可能性あり。圏域別では関西圏が最も高い反応
仕事を早上がりできる・できないにかかわらず、今後プレミアムフライデーを活用したいかについて聞いたところ、「活用したい」「どちらかというと活用したい」計では22.2%という結果で、5人に1人以上はプレミアムフライデーをポジティブに捉えていることがわかった。性年代別に見ると、特に20代・30代の男女で数値が高い傾向にあり、若年層の消費を押し上げる効果が期待されそうだ。また、圏域別では、微妙な差ではあるが、関西圏が最も反応が良く、22.8%の人が「活用したい」「どちらかというと活用したい」と考えている。

8. 体験したいサービスでは「安さ」に軍配も、「プレミアム体験」にも一定のニーズあり
プレミアムフライデーを活用して体験したいサービスについて質問した。現在、名称通り「プレミアムな体験」を用意している店舗や施設と、逆に割引など「より安価な体験」を用意している店舗や施設が見られるため、どちらによりニーズがあるかを聞いた。全体としては「普段より安いサービス」に人気が寄りがちではあるが、男性30・50代や女性20・30代など、「プレミアムな体験」を希望する人が20%以上いる性年代も複数あり、どちらのサービスにも一定のニーズはありそうだ。また圏域別には、関西圏で「プレミアムな体験」のニーズが最も高かった。


【調査概要】
調査名:外食市場調査(2017年3月分)
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食および中食のマーケット規模を把握することを目的に実施した調査(外食マーケット基礎調査)の中で、今年2、3月のプレミアムフライデーでの仕事の終了時刻、実施したこと、一緒に過ごした相手、外食時の特別な行動の有無、プレミアムフライデーに対する考えなどを聴取。
首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)


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