デジタル トランスフォーメーションに関する調査(企業にてIT部門の管理者もしくは役員対象) 

2016年01月27日
EMCコーポレーション(EMC)は、最新の調査から、企業がデジタル時代において競争力を高め成功を収める上で、デジタル トランスフォーメーションとハイブリッド クラウドの活用が鍵になるという点について、ITリーダーと企業経営陣の両者の見解が一致しているという結果を発表しました。

IDG Research Services社が実施した本調査では、企業がカスタマー エクスペリエンスの向上、柔軟性の強化、ビジネス チャンスの促進、コストの削減を実現するためには、「Think Digital(デジタルで考える)」が必要であることが示されました。本調査で、自社の競争戦略にデジタル ビジネス イニシアチブが必要であるとした回答者は92%に上ります。また、変革を促すデジタル ビジネスのパワーは現在のITを推進する大きな原動力となっており、90%がデジタル ビジネスを今後1~3年間における「最優先項目」の1つに挙げています。

企業によるデジタル テクノロジーへの投資の促進要因は次の通りです。

・カスタマー エクスペリエンスの向上(87%が、最も重要、または非常に重要な目標と回答)
・新規顧客の獲得(86%)
・イノベーションの強化(82%)
・ビジネスにおけるリアルタイムの意思決定の実現(82%)

デジタル ビジネスへの変革は複雑で時間を要しますが、回答者の63%がデジタル トランスフォーメーションの当初の目的達成に向けて順調に進んでいると回答しています。一方、IT部門のリーダーは、いまだ越えなければならないハードルとして以下を挙げています。

・予算および人的・物的リソース(38%)
・連携のないサイロ化したコンピューティング環境(30%)
・適切なテクノロジーの不足(29%)

これらの課題に対応するため、ITリーダーは、複数のデリバリ モデル(従来のデータセンター、プライベート クラウド、マネージド プライベート クラウド、パブリック クラウドなど)が共存する最新のインフラを基盤にした、ハイブリッド クラウド環境に目を向けています。ハイブリッド クラウド環境を現在利用している、または利用を予定しているとした回答者は83%にも上り、73%がハイブリッド クラウド モデルはデジタル ビジネスへの道を切り開くと回答しています。

本調査のデータから、ハイブリッド クラウドが実現するデジタル トランスフォーメーションによって、企業はITのアジリティ(俊敏性)を高め、デジタル ビジネスのイニシアチブをより簡単、短時間かつよりコストのかからないプロセスで実行することが可能になります。さらに本調査では、ハイブリッド クラウドによってITコストが削減されるため、デジタル トランスフォーメーションへの投資が可能になることが明らかになりました。また、ハイブリッド クラウドを最も積極的に採用している企業は、デジタル トランスフォーメーションについても最も進んでいることが明らかになりました。さらに、ハイブリッド クラウドのワークロードが高い企業とハイブリッド クラウドを導入していない企業とを比較した場合、デジタル ビジネスとインフラの実現に向けた準備の目的達成度について、前者の方が3倍高いという結果が出ています。


調査手法
本調査は、2015年9月2日~27日の期間において、IDG Research Services社が実施しました。回答者は、米国、カナダ、ブラジル、英国、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、中国、日本、インド、オーストラリア、シンガポール、韓国の従業員500名以上(米国のみ1000名以上)の企業にてIT部門の管理者もしくは役員を務める905名です。

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[Dell EMC]
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