「会社の先輩・上司との飲みニケーション」に関する実態調査(20代~50代の働く男女対象) 

2017年04月28日
オエノングループ 福徳長酒類は、20代~50代の働く男女を対象とした「会社の先輩・上司との飲みニケーション」に関する実態調査を実施しました。

また、4月28日(金)で3回目を迎える「プレミアムフライデー」の導入状況と、今年のGW(ゴールデンウィーク)の休暇日数や社会人が貴重な休みをどう過ごしたいかについても調査しましたので、こちらにもご注目ください。

Ⅰ-1 主な調査結果・主旨

<サマリー>

先輩・上司との飲みニケーションで「嫌な思い」をしている人が全体の約8割 (図1)
■飲みに行きたくない先輩・上司の三大要素=「偉そう」「飲み方やマナーが悪い」「パワハラ」
■実際に経験した「嫌な思い」の二大要素=「武勇伝」と「自慢話」を延々と聞かされた

1)「社内飲みニケーション」の平均頻度=月に1.02回
  男性は女性の約1.5倍 ・ 管理職は一般社員の約2倍の頻度

はじめに会社の先輩や上司、もしくは後輩や部下と「どれくらいの頻度で飲みに行く機会があるか」を聞いてみたところ、平均的なペースは1ヶ月におよそ1回(1.02回)であることがわかりました。このデータを性別、職位別で比較してみると、女性の平均値が1ヶ月に0.83回だったのに対して、男性は1.25回と女性の約1.5倍多く、また職位別比較では一般社員が1ヶ月に0.85回だったのに対して、管理職では1.58回と、実に2倍近い頻度(1.86倍)であることがわかりました。(図2)

2)会社の先輩や上司と飲むメリット1位=「先輩や上司と仲良くなれる」
  「仕事体験」や「人脈」など仕事に直結する要素と「良いお店を教えてもらえる」が上位

次に先輩や上司と飲みに行くメリットについて聞いてみたところ、1位は「先輩や上司と仲良くなれる(34.8%)」、2位には「仕事上の体験を教えてもらえる(27.8%)」がランクインしました。この結果は性別・職位別比較でも同様の結果です。3位以降の回答では、性別(図3)・職位別(図4)で若干順位が異なるものの「人脈が広がるチャンス(23.8%)」が3位、ほぼ同率で「良いお店を教えてもらえる(23.0%)」が4位となりました。その他は、「人生の先輩として悩みを聞いてもらえる(全体回答率:18.7%)」、「飲み方やマナーの勉強になる(全体回答率:15.0%)」等、仕事やスキルアップに活かせる要素が続き、「お酒や食事を奢ってもらえる」といった金銭的なメリットは13.5%と少数に留まりました。

3)飲みに行きたい先輩・上司の三大要素=「親しみやすい」「仕事ができる」「頼りがいがある」
  飲みに行きたくない先輩・上司の三大要素=「偉そう」「飲み方やマナーが悪い」「パワハラ」

「飲みに行きたい」会社の先輩や上司、「飲みに行きたくない」会社の先輩や上司の人物像について聞いてみました。まず「飲みに行きたい」と思う会社の先輩や上司の人物像では、性・年代・職位を問わず、「親しみやすい人/おもしろい人」が45.8%で1位、2位は「仕事ができる(実力がある)」で39.5%、3位は「頼もしい(頼りがい/包容力がある)人」の36.0%と、いずれも高い得票率となりました。「親しみやすさ」「仕事ができる」「頼りがいがある」が、飲みに行きたい先輩や上司の「三大要素」と言えそうです。(図5)
「飲みに行きたくない」と思う会社の先輩や上司の人物像についても「三大要素」が確認できました。全体1位は「やたら偉そうに接してくる人」で、全体の約6割(59.3%)、2位には「お酒の飲み方やマナーが悪い人」で57.2%、3位は「パワハラの傾向がある人」で50.8%と、いずれも半数以上の高い得票率となりました。(図6)
「飲みに行きたい先輩や上司」について聞いた設問よりも、「飲みに行きたくない先輩や上司」の人物像を聞いた設問の方が、総じて回答率が高いことから、ストレスの大きさがうかがえます。また男性に比べて女性の方が、ほぼ全ての選択肢で回答率が圧倒的に高いことから、「飲みニケーション」の失敗で、女性に与えるストレスが甚大であることも確認されました。(図5・6)

4)先輩や上司と飲んで「嫌な思い」をしたことがある=全体の約8割

これまでに会社の先輩や上司と飲んで、「嫌な思い」をしたことはあるかどうかについて聞いてみたところ、「ある」の回答は全体の約8割に相当する77.7%となりました。そのうち「たくさんある」は11.5%、「たくさんではないが何度かある」が59.7%と、全体の7割強(71.2%)は、複数回「嫌な思い」をしていたことがわかりました。(図7・8)

実際に経験した「嫌な思い」の二大要素 = 「武勇伝」と「自慢話」を延々と聞かされた!
先輩や上司と飲んで「嫌な思い」をしたことが「ある」と回答した人に、実際に経験した「嫌な思い」の内容について聞いてみたところ、1位は「仕事と関係がない過去の武勇伝を延々と聞かされた(36.9%)」、ほぼ同率の2位は「仕事上の武勇伝や自慢話を延々と聞かされた(36.7%)」となり、「武勇伝」と「自慢話」が嫌な思いの二大要素であることがわかりました。3位以降の結果は男女別で異なり、男性は「延々と説教された(33.2%)」、「異性経験など仕事と関係がない自慢話を延々と聞かされた(24.8%)」、「(先輩や上司が)泥酔して絡まれた(22.3%)」が上位。女性では「異性経験など仕事と関係がない自慢話を延々と聞かされた(33.3%)」、「下ネタを延々と聞かされた(27.6%)」が上位となったほか、「ボディタッチなどのセクハラをされた」も24.1%と高い回答率となりました。(図9)

5)お酒の席でやってしまいがちな失敗☆迷惑度ランキング/4段階評価における迷惑度指数

1位 : (先輩や上司が)泥酔して絡まれた        迷惑度指数  3.27
2位 : 延々と説教された               迷惑度指数  3.24
3位 : イッキ飲みなど、適量以上の飲みを強要された  迷惑度指数  3.23
4位 : 関節技を掛けられるなどのパワハラをされた   迷惑度指数  3.22
5位 : ボディタッチなどのセクハラをされた      迷惑度指数  3.16
6位 : (先輩や上司が)泥酔して寝てしまった      迷惑度指数  2.91
7位 : 下ネタを延々と聞かされた           迷惑度指数  2.88

会社の先輩や上司が後輩や部下と飲む際にやってしまいがちな失敗における「迷惑度」について、4段階評価(※4:極めて迷惑、3:なかなか迷惑、2:少し迷惑、1:迷惑には感じない)で聞いてみたところ、上記の様な結果となりました。迷惑度の上位にランクインした項目は、「嫌な思いをしたことがある」の回答内容とは異なり、「泥酔して絡まれた」「延々と説教された」「適量以上の飲みを強要された」「パワハラ」や「セクハラ」など、精神的・肉体的なダメージも伴うことが予想される項目でした。(図10)

Ⅱ-1 主な調査結果・主旨

<サマリー>

3回目を迎えるプレミアムフライデーや来るGWは「まったり過ごしたい派」が優勢と判明!
■会社で「プレミアムフライデー」が導入されたらしたいこと=全体の約7割が「自宅でのんびり過ごす」
■ゴールデンウィークは“アクティブ派”より“まったり派”が上位に!
過ごし方の決め手1位=「リラックスできる」、2位=「混んでいなさそうな場所」

1)働き方改革に関する実態調査の参考情報
  「プレミアムフライデー」の導入は全体の約3割(29.2%)/積極的な推進・運用は少数(14.2%)

働き方改革の一環として政府と経済界が2017年2月から推進している「プレミアムフライデー」について、勤務先の導入状況と導入による影響(効果)について聞いてみたところ、全体の約7割(70.8%)が「導入していない」と回答しました。また、「導入している」と回答した29.2%の内、約半数に該当する15.0%が「導入はしているが積極的には推進していない」と回答していることから、プレミアムフライデーの導入・推進は現状では少数に留まっていることが確認されました。(図11)
また、今年の「ゴールデンウィークの休日数」について、4月28日(金)のプレミアムフライデーを0.5日間換算とし、合計何日間になる予定かを聞いたところ、プレミアムフライデーを活用しないという回答が多く、「プレミアムフライデーの活用」を含む選択肢の回答は合計17.8%。3回目を迎える4月においても活用は少数に留まっているようです。(図12)

2)「プレミアムフライデー」にしたいこと=全体の約7割が「自宅でのんびり過ごす」
  GWは“アクティブ派”より“まったり派”が上位に!

最後に、勤務先が「プレミアムフライデー」を導入するとしたら「どんなことをしたいか?」、また「今年のゴールデンウィークの予定を立てる際の決め手」について聞いてみたところ、「プレミアムフライデー」でしたいことの回答では、「自宅でのんびり過ごす」が圧倒的多数で全体の約7割(68.3%)、2位以降は「外食/飲み(45.7%)」、「ショッピング(31.3%)」、「音楽鑑賞、映画鑑賞(27.0%)」、「旅行(18.3%)」と続きました。(図13)
また、今年のゴールデンウィークの予定を立てる際の決め手で、最も多かった回答は「リラックスできること(44.5%)」、2位は「混んでいなさそうな場所(37.8%)」、3位は「お金を掛けずに過ごせること(30.7%)」と、“まったり派”の回答が上位を占め、「普段の休日には行けない様な場所(24.0%)」や「人気・話題になっているスポット(9.5%)」、「自分の趣味ややりたいことができる場所(17.5%)」などの“アクティブ派”を大きく上回る結果となりました。(図14)


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
有効回答数:
 社内飲みニケーションの平均頻度調査:1,797名(男性:45.6%、女性:54.4%)
 社内飲みニケーション調査:600名 (男性:50%、女性:50%)
調査期間:2017年4月14日~4月16日
調査エリア:全国(日本国内)
対象年齢:20代~50代
 特別条件①有職者:派遣&契約社員・一般社員(一般~主任・係長)・管理職(課長~部長・執行役員)
 特別条件②6ヵ月に1回以上の頻度で会社の先輩や上司、もしくは後輩や部下と飲みに行く機会がある
割付方法:
 年代(20代・30代・40代・50代)×性別で均等割付
 派遣&契約社員+一般社員×管理職で均等割付

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