サステイナブル・トラベル(滞在先の保全を優先した、環境に優しい旅行)に関するアンケート調査(11ヶ国対象) 

2017年04月19日
オンライン宿泊予約サイト Booking.com (ブッキング・ドットコム)の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパンは、各国の旅行者を対象に行った「サステイナブル・トラベル(滞在先の保全を優先した、環境に優しい旅行)」に関するアンケート調査の結果を発表しました。国連が「開発のための持続可能な観光の国際年」と定めた2017年、旅行者と宿泊施設の両者に環境へのさらなる配慮が見られます。

本調査は、ブッキング・ドットコムが11ヶ国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、日本、イギリス、アメリカ、中国)各国1,000名以上、日本1,010名以上を対象に行ったアンケート調査の結果に基づきます。回答者は18歳以上で、2016年に1回以上旅行をし、2017年に1回以上旅行を計画、さらに旅行計画時の主要な決断する立場にある、または旅行のプランニングに関わっている旅行者に限られます。

■サステイナブルな旅作り
世界において、最低でも1回はエコ・フレンドリーな宿泊施設に泊まりたいと回答した旅行者は65%にのぼり、去年実際に宿泊した34%の約2倍という結果になりました。日本人においては25%にのぼり、去年実際に宿泊した14%よりも11%増加しました。

さらに68%は宿泊施設がエコ・フレンドリーと知ったら宿泊意欲が高まると答え、中でも中国からの旅行者は93%、ブラジルからの旅行者は83%、スペインからの旅行者は80%とその傾向が顕著に見られました。世界の79%の回答者は旅行時の移動手段にも気を遣い、42%ができるだけ徒歩、または自転車で完結したいと答え、18%は飛行機での移動を避けて温室効果ガス削減に貢献したいと答えました。

それに対し、日本の39%が宿泊施設がエコ・フレンドリーと知ったら宿泊意欲が高まると答え、調査対象となった11カ国と比較し最も少ない割合となりました。一方で日本人の69%の回答者は旅行時の移動手段にも気を遣い、37%ができるだけ徒歩または自転車で完結したいと答え、18%は飛行機での移動を避けて温室効果ガス削減に貢献したいと答えました。日本人の10人に1人は温室効果ガス削減目的で飛行機の利用を減らすと回答しました。

世界の多くの旅行者は、環境への配慮のためなら多少の「贅沢」を我慢することも構わないようです。具体的に94%は低消費電力の照明、89%はゲストが室内にいるときだけ作動する冷暖房、80%は水圧の弱いシャワーでも抵抗はないと回答しました。一方日本人の89%は低消費電力の照明、84%はゲストが室内にいるときだけ作動する冷暖房でも構わないと回答し、世界と比べてもエコの意識が高いといえます。

エコ・フレンドリーな宿泊施設に宿泊した際
「我慢」してもいいと思えるもの
1 位 低消費電力の照明 94%
2 位 ゲストが室内にいるときだけ作動する冷暖房 89%
3 位 水圧の弱いシャワー 80%
4 位 リサイクル紙のトイレットペーパー 79%
5 位 アメニティの再利用 79%
6 位 リネンやタオルの交換頻度が低い 75%
7 位 通常より高い食費(地元産の食材を使用しているため) 64%

エコ・フレンドリーな宿泊施設に宿泊した際
「我慢」してもいいと思えるもの(日本)
1 位 低消費電力の照明 89%
2 位 リサイクル紙のトイレットペーパー 87%
3 位 ゲストが室内にいるときだけ作動する冷暖房 84%
4 位 水圧の弱いシャワー 71%
5 位 アメニティの再利用 65%
6 位 リネンやタオルの交換頻度が低い 51%
7 位 通常より高い食費(地元産の食材を使用しているため) 49%

■サステイナブルな旅のゴール
「サステイナブルな旅」と聞いて連想することをアンケートしたところ、世界では回答者の半数を上回る56%が「エコ・フレンドリーな宿泊施設に泊まること」と回答し、日本人は、32%と世界と比べ低い割合となりました。世界においては特に、旅作りにおける宿泊施設の役割が大きいことがわかります。その他38%はタオルやベッドシーツの交換を控えること、35%はシャンプーや石鹸、歯ブラシ、かみそりなどアメニティの使用を控えることと回答しています。一方、日本人の29%はタオルやベッドシーツの交換を控えることと回答し、世界との認識に開きがあることがわかりました。また、38%はシャンプーや石鹸、歯ブラシ、かみそりなどアメニティの使用を控えることと回答しました。

多くの旅行者にとって、「サステイナブルな旅」には滞在地ならではの体験をすることも含まれるようです。世界では、38%の回答者が「サステイナブルな旅」とは現地の特産品を購入すること、36%がエコ・フレンドリーな宿泊施設に滞在し、現地に根ざした体験をすることと答えています。日本人は、25%の回答者が「サステイナブルな旅」とは現地の特産品を購入すること、25%がエコ・フレンドリーな宿泊施設に滞在し、現地に根ざした体験をすることと答えています。

エコ・フレンドリーな宿泊施設を選ぶ理由 トップ 5
1 位 環境への影響に配慮したいから 52%
2 位 現地に根ざした体験ができるから 36%
3 位 ローカル・コミュニティとより関係が深いから 31%
4 位 地元産やオーガニック食材を使った食事を提供している場合が多いから 30%
5 位 旅行業界のトレンドであるエコな旅をしてみたいから 24%

エコ・フレンドリーな宿泊施設を選ぶ理由 トップ 5(日本)
1 位 環境への影響に配慮したいから 63%
2 位 現地に根ざした体験ができるから 25%
3 位 ローカル・コミュニティとより関係が深いから 23%
4 位 地元産やオーガニック食材を使った食事を提供している場合が多いから 21%
5 位 旅行業界のトレンドであるエコな旅をしてみたいから 18%

■サステイナブルな旅への意欲
「サステイナブルな旅」をすることは簡単であると回答したのは世界では、全体のわずか5%に留まりましたが、海外旅行者の46%は自身をサステイナブルな旅行者とみなしているようです。イタリア、ドイツ、中国からの旅行者は昨年より多くの回答者がそのように答え、反対に日本、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、からの旅行者では回答者の減少が見られました(順に4%、4%、5%、8%の減少)。

海外旅行者が宿泊施設の決定時に注目するエコ関連のポイントを下記にまとめました。

宿泊施設の決定時に判断材料となるエコ関連のポイント トップ 5
1 位 太陽エネルギー 67%
2 位 持続可能な水利用システム 43%
3 位 水圧の弱いシャワー/トイレ 36%
4 位 オーガニック食材/レストラン 31%
5 位 お部屋にリサイクルボックスがある 29%

宿泊施設の決定時に判断材料となるエコ関連のポイント トップ 5 (日本)
1 位 太陽エネルギー 56%
2 位 持続可能な水利用システム 45%
3 位 水圧の弱いシャワー/トイレ 44%
4 位 オーガニック食材/レストラン 43%
5 位 お部屋にリサイクルボックスがある 29%

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