キャリタス就活2018 学生モニター調査結果(2017年4月) 

2017年04月13日
ディスコは、2018年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、4月1日時点の就職活動に関する調査を行いました。(調査時期:2017年4月1日~6日、回答数:1,368人)

【主な調査結果】

1.エントリー状況
○一人あたりのエントリー社数の平均は31.7社で、前年同期調査(37.3社)より5.6社減少しました。
○今後の予定社数の平均は7.6社。前年(10.0社)を2.4社下回っています。

2.セミナー・会社説明会への参加状況
○一人あたりの平均参加社数は31.0社。前年調査(33.6社)より2.6社減少しました。
○企業単独セミナーへの参加社数は10.7社。1カ月間で7.7社増加しました。

3.選考試験の受験状況
○選考試験の平均受験社数は、筆記4.8社、面接2.9社、グループディスカッション2.1社。

4.4月1日現在の内定状況
○内定率は14.6%で、前年(11.8%)より2.8ポイント増加しています。
○内定業界は「情報処理・ソフトウエア」「調査・コンサルタント」「建設・住宅・不動産」の順。

5.学業と就職活動の両立
○学業と就職活動の両立に「不安がある」学生は半数以上(56.3%)でした。
○企業への要望としては、「日程の選択肢を多く」(76.5%)がトップで、次いで「日程を早めに教えてほしい」(65.7%)が続きました。

【調査結果】

1.エントリー状況

就職活動本格スタートから1カ月が経過したが、2018年卒者の就職活動はどのように展開しているのだろうか。4月1日時点の活動量を見てみよう。
一人あたりのエントリー社数の平均は31.7社。前年同期調査(37.3社)を5.6社少ない。3月調査時点では前年をやや上回っていたが、その後の伸びは鈍く、1カ月間のエントリー数は5.4社にとどまった。なお、当社が3月下旬に実施した緊急企業調査でも、エントリー数が前年より減少し母集団形成に苦戦する企業の様子が表れている。
エントリーした企業を知った時期を見ると、「3月より前のインターンシップや業界・企業研究などで知った企業」の割合が前年同期調査よりも増え(2.4割→2.8割)、「もともと知っていた企業」(5.0割)も合わせると、就活解禁前に知った企業を中心に活動する傾向が強まっていると言える。
今後のエントリー予定社数は平均7.6社で、前年同期調査(10.0社)を下回る。「5社以下」が6割を占めるなど(60.5%)、今後エントリーを増やしたい企業にとっては厳しい状況が予想される。

3 月 1 日の採用広報開始後の 1 カ月間に届いたダイレクトメールは 300 通を数えた。郵送(宅配)が平均 10.2 通、Eメール(EDM)が 125.3 通で、就職情報サイト上に届いた Web-DM が 164.5 通だった。
開封率を出してみると、郵送(60.7%)、EDM(50.7%)、Web-DM(26.2%)の順だった。

2.セミナー・会社説明会への参加状況

セミナー・会社説明会の平均参加社数は31.0社で、前年同期(33.6社)を下回る水準だ。これを開催形式ごとに見ると、企業単独開催のもの(企業単独セミナー)は10.7社と、前年同期(10.4社)をやや上回る。先月(3月)調査では3.0社だったので、この1カ月で企業単独セミナーへの参加は順調に増えている。一方で、学内開催のもの(学内セミナー)は前年より減少が目立つ(10.9社→8.8社)。
企業と接点を持てる期間が短い中で、早期の絞り込みが進んでおり、志望する企業の単独セミナーを優先した結果だろう。
インターネットで配信されるセミナー(WEBセミナー)の視聴経験者は過半数に達している(54.5%)。
平均視聴社数は、ライブ中継が2.9社、オンデマンド(録画)放送が2.4社。限られた期間で効率的に企業研究を進めたい就活生に積極的に活用されている様子がわかる。

3.企業セミナーで重要だと思うこと

セミナーや会社説明会は企業研究の格好の場であるが、学生は企業セミナーで何が重要だと考えて参加しているのかを尋ねた。
選択肢から 5 項目まで選んでもらったところ、最もポイントを集めたのは前年同様「社員と直に話せる場が設けられている」で、今回も約 6 割が選んだ(59.2%)。次いで「選考に関する情報が得られる」(45.4%)が続き、具体的な選考日程やプロセスへの関心が強いことがわかる。
全体的に前年調査との大きな変化がない中で、「交通費の補助がある」のポイントが上昇しているのが目立つ。交通費を補助する企業が増えた結果かもしれない。

企業セミナーで重要なこととして「所要時間が適切である」を選んだ人は2割強(23.9%)だったが、学生から見てどの程度の時間を適切だと思うかを尋ねてみた。
30分単位で回答してもらったところ、最も多いのが「1時間30分~2時間未満」(44.9%)で、次いで「1時間~1時間30分未満」(25.5%)、「2時間以上」(18.7%)の順。全体的に前年調査よりも長い時間を選ぶ傾向が見られる。短い期間に参加できる企業セミナーの数は限られるので、絞り込んだ上で参加しているとすると、その企業をより深く知るためにはある程度の時間は必要だと考えているのかもしれない。
合同企業説明会の「ブース内説明」の所要時間については、「20分~30分未満」(39.9%)、「30分~40分未満」(32.7%)の順だった。30分以上と回答した人を合わせると約4割になり(39.6%)、合同企業説明会においてもそれなりの尺は必要という認識のようだ。

4.選考試験の受験状況

エントリーシートを提出した学生は全体の86.0%。就活スタートから1カ月で、早くも8割強が提出経験をもつ。提出社数の平均は7.8社で、前年同期(6.5社)を1.3社上回る。採用日程ルールは変わらないが、前年よりも提出のタイミングが早まっていることがわかる。
筆記・WEB試験を受験した学生は79.8%で、面接試験受験者は61.5%、グループディスカッションの受験者は40.1%。受験社数の平均は、筆記・WEB試験が4.8社、面接試験2.9社、グループディスカッション2.1社だった。特に面接試験が経験率・社数ともに前年同期を上回っているのが特徴的だ。
一人あたりのエントリー社数が減る一方で、選考試験については逆に増えていることから、多くの業界や企業を見ることなく、早いペースで就職活動を進める学生が増えていることが推測できる。

5.4月1日現在の内定状況

4月1日の調査時点で内定を得ている学生は全体の14.6%。先月(3月1日)の6.0%から1カ月間で8.6ポイント増えた。前年同期(11.8%)を2.8ポイント上回り、前年よりも企業の内定出しのペースが早いことがわかる。文理別に見ると、理系は男子が16.3%、女子が17.7%なのに対し、文系はそれぞれ13.8%、12.8%と、理系が先行している様子が表れている。
内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了したのは18.0%で、前年同期(8.2%)より約10ポイント多い。就職先を決めるタイミングも早まっているようだ。

4 月 1 日現在で内定を得ている学生に、内定企業の業界を尋ね、上位業界をまとめた(全 40 業界。複数回答あり)。「情報処理・ソフトウエア・ゲームソフト」が 22.0%で最も多く、「調査・コンサルタント」(18.0%)が 2 位。先月(3 月)調査とは順位が逆転しており、「情報処理・ソフトウエア・ゲームソフト」がこの 1 カ月で多くの内定を出したことがうかがえる。3 位以下は「建設・住宅・不動産」(10.0%)、「情報・インターネットサービス」(9.5%)、「専門店」(7.5%)の順。
内定を得た企業の従業員規模の比率を出してみたところ、3 月調査で「300~999 人」は 2 割弱(18.2%)だったが、4 月は 26.2%と 8 ポイント増加。「1,000 人~4,999 人」も 3 月調査より増加した(33.1%)。
一方「299 人以下」「5,000 人以上」は割合が下がった。就職戦線序盤は、外資系コンサルティングファームや、IT 業界などのメガベンチャーや小規模ベンチャーが先んじて内定を出していたが、3 月以降は中堅企業も内定を出し始めたことがうかがえる。
また、内定を得た企業のインターン参加経験もあわせて尋ね、同様に比率を出してみたところ、内定企業の 57.3%がインターンシップに参加した企業だった。3 月調査(60.9%)より 3.6 ポイント減少したものの、依然として過半数を占める。

6.学業と就職活動の両立

学業と就職活動の両立について尋ねた。学業(授業・ゼミ・研究など)と就職活動の両立に「不安がある」「やや不安がある」と回答した学生は半数以上(56.3%)。文理男女別に見ると、文系より理系で両立に不安を感じる学生が多く、理系男子は 7 割近く(68.5%)、理系女子は 7 割強(72.6%)に上る。研究などで忙しい理系学生は、就職活動に充てる時間の確保が難しいからだろう。また、男子より女子の方が両立に不安を感じる学生が多い。
学業との両立のために、セミナーや選考日程について企業に配慮してもらいたいことを尋ねると、「日程の選択肢を多くしてほしい」が最も多く、7 割以上が選んだ(76.5%)。次いで「日程を早めに教えてほしい」(65.7%)、「土日・祝日に実施してほしい」(36.1%)が続く。選択肢を増やし、スケジュールを調整しやすくなるような配慮を望む声が多い。
また、時間を有効的に使え負担も少ない WEB セミナーを望む声も 3 割を超える(31.7%)。

7.就職活動の難易度(経年比較)

企業の採用意欲は旺盛で、学生優位の売り手市場が続く中、学生の就職活動への見方はどのように変化しているだろうか。就職活動本格スタートから 1 カ月が経過した時点での就職活動の難易度を見てみると、自身の就職活動を「厳しい」と感じている学生は 47.8%で、「やさしい」の 11.9%を大きく上回る。しかし、過去 3 年分を比較すると厳しさは緩和している。身近な先輩達の就職率の改善や、企業の積極的な採用姿勢などから、「厳しい」と見る学生が減少しているのだろう。


【調査概要】
調査対象:2018年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答者数:1,368人(文系男子484人、文系女子383人、理系男子337人、理系女子164人)
調査方法:インターネット調査法
調査期間:2017年4月1日~6日
サンプリング:キャリタス就活2018学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)

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