平成29年“冷凍食品の利用状況”実態調査(冷凍食品を「月1回以上」利用している25歳以上の男女対象) 

2017年04月12日
日本冷凍食品協会は、本年3月4日から3月5日にかけて、冷凍食品の利用者を対象に、『“冷凍食品の利用状況”実態調査』を実施しました。

※調査対象:冷凍食品を「月1回以上」利用している25歳以上の男女各625人

<調査結果サマリー>

◎  冷凍食品は、半数以上の人が週1回以上利用。「週2~3回」利用する人が最多。
◎  利用頻度は「増えた」が増加、「減った」が減少。
◎  「ドラッグストア」、「コンビニエンスストア」での購入が5年間で大幅に増加。

■  冷凍食品を利用する頻度は、半数以上(51.3%)の人が週1回以上。「週2~3回」が最多で4人に1人(23.6%)。1年前に比べ、利用頻度が「増えた」(21.0%)が「減った」(9.0%)を大幅に上回る。
■  冷凍食品の購入場所は、男女とも「スーパー」が最多。「ドラッグストア」での購入は、4年前に比べて大幅に増加(女性:2013年8.4%→2017年19.0%、男性:2013年7.5%→2017年22.7%)。「コンビニエンスストア」も増加傾向(同5.7%→9.3%、18.8%→25.9%)。

◎  冷凍食品の魅力は、「おいしい」が男女とも大幅にアップ。
◎  冷凍食品の表示で見るのは、女性は「調理方法」「メーカー名」「内容量」、男性は「メーカー名」「賞味期限」「調理方法」。

■  冷凍食品に感じる魅力は、男女とも「買い置きができる」トップ。「おいしい」の評価が高まり、女性は10ポイント以上アップ、男性は魅力の2位に。
■  冷凍食品の購入や利用時に見るパッケージの表示は、女性は「調理方法」「メーカー名」「内容量」が、男性は「メーカー名」「賞味期限」「調理方法」がそれぞれ7割超。

◎  冷凍食品は、「割引や特売をしていない店」で購入する割合が大幅にアップ。
◎  「初めての料理」は冷凍食品から?小学生の子どもが家庭でする料理は、「冷凍食品をレンジで温める」が最多。

■  冷凍食品の購入先は、「割引や特売をしていない店」の割合が増加(女性:前回19.9%→今回36.9%、男性:前回23.7%→今回44.9%)。
■  同居している子どもが家庭でする料理は、小学生では「冷凍食品をレンジで温める」(低学年 27.6%、高学年44.3%)が最多。

<スクリーニング調査結果>

1.冷凍食品を利用する頻度 
●《女性》 「ほとんど又はまったく使わない」という人は2割強(21.0%)で、“使う”人は8割弱(79.0%)。“使う”人では「週2~3回」(24.0%)が最も多く、以下「週1回」(19.0%)、「月2~3回」(16.9%)といった頻度が多い。
●《男性》では、「ほとんど又はまったく使わない」(23.6%)が《女性》(21.0%)よりもやや多く、総じて《女性》よりも冷凍食品を使う頻度は低め。
●男女とも、若い世代ほど冷凍食品の利用頻度が高く、特に《女性》でその傾向が明確にみられる。《男性》では 55 歳以上になると逆に頻度が高まる。

2.冷凍食品の過去の利用経験【冷凍食品 非利用者】
●《女性》は「ほとんど又はまったく使わない」という人は2割強であるが、そのうち4人に3人強(77.2%)は利用経験が「ある」としており、《男性》(67.1%)よりも多い。
●《女性》では、《55~64 歳》までは年代が上がるほど「ある」の割合は高いが、《65 歳以上》(76.5%)になると逆に下がっている。

3.冷凍食品を使わなくなった理由【冷凍食品 非利用者(利用経験あり)】
●《女性》では「お弁当を作らなくなったから」(41.4%)、「できるだけ手づくりにするようになったから」(31.6%)、「中国産が多いから」(20.5%)、「割高に感じるようになったから」(20.1%)など、さまざまな理由がある。
●《男性》でも「中国産が多いから」(16.4%)、「お弁当を作らなくなったから」(15.5%)、「できるだけ手づくりにするようになったから」(15.2%)などが上位だが、《女性》に比べて低い割合の項目がほとんどで、「特に理由はない/わからない」(32.9%)の割合が高い。

4.冷凍食品を利用しない理由【冷凍食品 非利用者(利用経験なし)】
●《女性》では「できるだけ手づくりにしたいから」(35.6%)が最も多く、以下「おいしくなさそうだから」(26.8%)、「割高だから」(23.4%)などの順。
●《男性》では《女性》に比べほとんどの項目で低い割合で、一方「そもそも料理しないから」(女性 3.8%、男性 19.7%)、「特に理由はない/わからない」(同 27.6%、47.2%)は《男性》の方がはるかに高い。

5.冷凍食品に関して知っていること
●《女性》では、【1)低温で急速凍結することで、とれたて・作りたてのおいしさや品質、栄養が損なわれない】(68.9%)の認知率が最も高く、次いで【3)ホームフリージングは緩慢凍結なので、買ってきた冷凍食品に比べて品質劣化が早い】(57.0%)も半数を超えるが、【2)-18℃以下で保存していれば細菌が繁殖しないので、保存料が必要ない】(38.8%)は4割以下。
●《男性》でも、【1)低温で急速凍結することで、とれたて・作りたてのおいしさや品質、栄養が損なわれない】(59.2%)が最も高いが、【2)-18℃以下で保存していれば細菌が繁殖しないので、保存料が必要ない】(36.1%)、【3)ホームフリージングは緩慢凍結なので、買ってきた冷凍食品に比べて品質劣化が早い】(40.6%)はともに低い。いずれの項目も、《女性》に比べて、総じて低い。
●年齢別では、いずれの項目も、男女とも年齢が上がるほど「知っている」割合は高い。

<冷凍食品の利用者調査結果

1.冷凍食品の購入場所
●《女性》では、「スーパーマーケット(店頭)」(92.8%)が圧倒的で、そのほかでは「ドラッグストア」(18.5%)、「宅配サービス」(18.0%)など。「宅配サービス」の利用は、《男性》(6.5%)に比べて高い。
●《男性》でも、「スーパーマーケット(店頭)」(91.3%)が最も多いが、次いで「コンビニエンスストア」(25.9%)が《女性》(10.4%)に比べて多く、第 3 位は「ドラッグストア」(22.7%)。
●時系列では、男女とも「コンビニエンスストア」と「ドラッグストア」が増加傾向となっており、購入場所の多様化が進展。

2.冷凍食品を利用する頻度 
●《女性》は 「週2~3回」(30.4%)が最も多く、以下「週1回」(24.5%)、「月2~3回」(21.3%)の順で、1割が「ほぼ毎日」(10.1%)。平均は「1.8 回/週」で、前回からはほぼ横ばい。
●《男性》も「週2~3回」(29.6%)が最も多く、平均「1.9 回/週」で、前回からはほぼ横ばい。《女性》同様、1割が「ほぼ毎日」(10.6%)。
●男女とも、年齢別では若い人ほど冷凍食品の利用頻度が高い。ライフステージ別では、《女性・同居者なし》よりも《女性・同居者あり》の方が利用頻度は高いが、《女性・有職主婦》と《女性・専業主婦》は同程度。《男性》では、《男性・同居者なし》の方が《男性・同居者あり》より利用頻度は高く、《女性》と逆の結果。また、《お弁当を作っている人》の方が《作っていない人》よりも高い利用頻度。

3.冷凍食品を利用する頻度は、1年前に比べて変わったか
●《女性》では、「変わらない」(64.6%)という人が過半数を占め、「増えた」(21.3%)という方が、「減った」(11.7%)を 10ポイント近く上回る。また、「増えた」(前回 13.9%→今回 21.7%)は前回よりかなり増加。一方、「減った」(前回 19.6%→12.2%)はかなり減少。
●《男性》でも「変わらない」(64.5%)が多いが、「増えた」(前回 14.2%→今回 20.6%)が増加しており、「減った」(6.4%)より 14 ポイント上回り、《女性》以上の開き。
●男女とも《55~64 歳》に比べて《65 歳以上》で「増えた」の割合が高く、シニア層に定着していることがうかがえる。

4.冷凍食品を利用する頻度が増えた理由
●《女性》では、「調理が簡単で便利だから」(68.4%)が多く、以下「おいしいと思う商品が増えたから」(42.9%)、「手ごろな値段だから」(31.6%)といった“冷凍食品のメリット”のほか、「お弁当を作るようになったから」(33.1%)、「忙しくなり、食事を作る時間が減ったから」(28.6%)などの“生活の変化による理由”も少なくない。
●《男性》では、「調理が簡単で便利だから」(84.5%)の割合が一層高く、以下「おいしいと思う商品が増えたから」(58.1%)、「手ごろな値段だから」(42.6%)などの順で、“冷凍食品のメリット”は《男性》の方がより強く感じている。
●男女とも前回に比べ「おいしいと思う商品が増えたから」が増えている。

5.冷凍食品を利用する頻度が減った理由は何か
●全体の1割程度である「減った」と回答した人の理由をみると、《女性》では、「できるだけ手作りするようになったから」(39.7%)、「お弁当を作らなくなったから」(26.0%)といった“生活の変化による理由”のほか、「健康に配慮するようになったから」(20.5%)も。
●《男性》でも、「できるだけ手作りするようになったから」(37.5%)が第一、次いで「お弁当を作らなくなったから」(25.0%)。

6.1年前に比べ、利用頻度が増えた冷凍食品
●《女性》では、「ギョウザ」(33.6%)、「冷凍野菜」(29.8%)、「うどん・そば・ラーメン(麺のみ)」(25.8%)、「ピラフ・炒飯」(21.3%)、「スパゲティ」(18.6%)など。“何らかの利用が増えた冷凍食品がある”割合は7割強(73.3%)。
●《男性》では、「ギョウザ」(33.8%)、「うどん・そば・ラーメン(麺のみ)」(24.0%)、「ピラフ・炒飯」(23.2%)がトップ3。“何らかの利用が増えた冷凍食品がある”割合は6割強(64.6%)。《女性》とほぼ同じ傾向であるが、素材型の「冷凍野菜」は《女性》に比べかなり低い。

7.冷凍食品を購入している目的
●《女性》では、「自宅で食べる夕食」(51.5%)が最も多く、前回からも大きく増加。以下、「自宅で食べる昼食」(45.0%)、「お弁当用」(42.2%)、「料理に使う素材として」(31.4%)、「間食・夜食」(15.4%)などの順。
●《男性》でも「自宅で食べる夕食」(62.4%)が最も多く、前回(57.6%)より増加。一方、続く「自宅で食べる昼食」(38.4%)、「お弁当用」(32.6%)、「料理に使う素材として」(18.1%)は《女性》より低いが、「お弁当用」は増加傾向にある。

8.冷凍食品の魅力
●《女性》では、「調理の手間が省ける」(63.7%)、「買い置きができる」(63.2%)、「時間が短縮できる」(54.1%)というメリットを半数以上があげ、以下「おいしい」(45.0%)、「必要な分だけ調理できる」(41.9%)、「品数が足りない時に便利」(37.6%)といったさまざまなメリットがあげられる。時系列では、「おいしい」(前回 28.6%→今回 41.8%)が大幅に増加。「買い置きができる」「調理の手間が省ける」は減少傾向にあるが、冷凍食品の魅力が定着してきたことの表れと思われる。
●《男性》でも、「調理の手間が省ける」(55.4%)が最も多く、以下「おいしい」(49.1%)、「買い置きができる」(47.4%)、「時間が短縮できる」(45.0%)、「価格が安い」(30.1%)、「必要な分だけ調理できる」(28.0%)など続いている。《女性》に比べて「おいしい」「価格が安い」は《女性》より高率だが、全般的に低い割合で、《女性》の方が多くの点に魅力を感じている。時系列では、「おいしい」(37.4%→49.1%)が大きく増加。「買い置きができる」「調理の手間が省ける」は減少傾向。
●年齢別では、男女とも「おいしい」は年齢が若い方が、「買い置きができる」は年齢が上がるほど高い傾向。

9.特徴ある商品で、購入したくなる冷凍食品
●《女性》 「増量商品」(44.0%)が最も多く、以下「カロリーや塩分をカットした商品」(34.9%)、「有名料理店・料理人とタイアップした商品」(28.5%)、「発売期間が限定されている商品」(21.4%)などの順。
●《男性》でも、「増量商品」(37.1%)、「カロリーや塩分をカットした商品」(26.9%)、「有名料理店・料理人とタイアップした商品」(26.9%)、「カルシウムやDHAなどの栄養素を配合した商品」(16.8%)、「テレビCMなどで有名人がPRしている商品」(16.6%)など、《女性》と上位項目の順位はあまり変わらないが、《女性》の方が高い割合の項目が総じて多
い。

10.冷凍食品は割引や特売をしている店で購入するか
●《女性》では、「定期的に割引や特売をしている店で購入することが多い」(62.8%)という人が過半数を占め、「割引や特売をしていない店で購入することが多い」は4割弱(37.2%)。
●《男性》でも、「割引や特売をしていない店で購入することが多い」(44.9%)より「定期的に割引や特売をしている店で購入することが多い」(55.1%)という人の方がやや多い。
●男女とも「割引や特売をしていない店で購入することが多い」が大幅に増加。冷凍食品の小売店での販売が割引から、EDLPなどの一定価格に転換が進んでいることがうかがえる。

11.冷凍食品の割引を行っている場合に購入することが多い価格
●《女性》 は、「5割引」(37.3%)が最も多く、以下「3割引」(23.7%)、「4割引」(14.5%)など、“3~5割引”の範囲が4分の3(75.4%)を占める。
●《男性》でも、「5割引」(31.5%)が最も多く、以下「3割引」(20.4%)、「1~2割引」(21.6%)、「4割引」(12.3%)の順で“3~5割引”の範囲という人が6割強(64.2%)を占めるが、《女性》より 10 ポイント低い。

12.冷凍食品を購入または利用する時、パッケージの表示を見ているか
●《女性》【調理方法】(80.3%)が最も多く、以下【メーカー名】(74.4%)、【内容量】(70.6%)、【原料原産地】(66.7%)、【賞味期限】(65.9%)、【生産地(生産工場)】(63.0%)、【原材料】(60.6%)までの7項目は半数以上が「見ている」。
●《男性》では、【メーカー名】(74.1%)、【賞味期限】(72.5%)、【調理方法】(72.0%)、【内容量】(65.1%)、【原材料】(60.0%)、【原料原産地】(58.6%)、【生産地(生産工場)】(58.4%)までの7項目を半数以上が「見ている」。《女性》と比べ、全般に低い割合の項目が多い。

13.同居している子どもが家庭でする料理
●【1)小学校低学年】でも「冷凍食品をレンジで温める」(27.6%)は3割近くに達し、他の料理に比べて高くなっており、小さな子どもでもなじみやすいようである。そして、【2)小学校高学年】(44.3%)、【3)中学生】(50.0%)、【4)高校生】(64.7%)と、学年が上がるほどその割合は高くなる。


<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象:冷凍食品を「月1回以上」利用している25歳以上の男女各625人
調査期間:2017年3月4日(土)~3月5日(日) 
標本構成:
 スクリーニング調査(回答対象者を絞り込むための調査):有効回収9966人
 本調査:有効回収1250人

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