かかりつけ薬剤師に対する患者満足度調査 

2017年04月13日
総合メディカルは、2017年1月からの約1か月間「かかりつけ薬剤師に対する患者満足度調査」を当社薬局で実施しました。2016年4月の制度開始後初となる本調査は、当社のかかりつけ薬剤師に同意を得ている全国の患者さん(各年代の男女)を対象におこなったもので、2,152名の回答(調査方法:調査協力会社 凸版印刷株式会社への郵送回答による)を集計しました。

<調査結果 まとめ>

1.かかりつけ薬剤師をもってからの変化

●複数の病院から処方箋をもらっているか
今回の回答者の約半数が複数の病院から処方を受けていることがわかった。

●薬および健康相談の機会は増えたか
かかりつけ薬剤師への相談の機会は、薬の相談、健康の相談ともに約4割の人が「増えた」と答えた。
一方、「変わらない」と答えた人は、薬の相談に関しては5割強、健康相談に関しては6割弱であり変化していない。「減った」という人も3%前後いるが、満足度には影響していない。

●開局時間外に相談する機会があったか / 主治医へ連絡をとることがあったか
患者さんが開局時間外に、かかりつけ薬剤師に電話などで相談する機会は1割強。相談に対して主治医への連絡は多くおこなわれており、約4割で連絡を取ることがあった。ポジティブなコメントが多く「相談しやすい」「(薬の管理について)安心できる」「医師に聞きにくいことを聞ける」「副作用や飲み合わせの相談ができる」「話をよく聞いてくれる」などおおむね良い反応が得られた。

2.かかりつけ薬剤師に対する満足度

●項目別に見たかかりつけ薬剤師に対する満足度
全体的に満足度が高く、「満足」と「やや満足」を合わせた満足度は、各項目とも9割の後半を占めている。うち、最も「満足」の割合が高い項目は、「相談しやすい雰囲気」(87.1%)となっている。少数ではあるが「やや不満」「不満」と評価した人が不満を感じる点は「忙しそうで時間が取れない」「薬の説明が不足」「待ち時間が長い」などである。

●相談の増加と満足度評価の関係
相談機会の増加別に満足度評価を見てみると、「薬の相談」「健康相談」ともに、相談の機会が増加することで、「満足」の割合も高くなる傾向が見られる。

●薬剤師のレベルと相談増減、満足度評価の関係
当社では、薬剤師の職能を最大限に発揮するための独自の研修制度である、薬剤師階層別OJT教育システム「GOES(ゴーズ)」を活用し、人財育成に取り組んでいる。
このGOES職能発揮レベル(1~8)別に相談機会の増加傾向を見ると、「薬の相談」「健康相談」ともに相談機会の増加はレベルが高いほうが「増えた」割合が高く、低いほうが「変わらない」割合が高い傾向が見られた。GOES職能発揮レベル別に満足度評価を見てみると「薬や病気についての知識」、「相談しやすい雰囲気」、「相談時間」などでレベルが高いほうが「満足」割合が高く、低いほうが「満足」割合が若干下がる傾向が見られた。

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