都民等のボランティア活動等に関する実態調査 

2017年03月30日
東京都では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、より多くの都民の皆様にボランティア活動に参加していただくことを目指して、都民のボランティア行動者率(直近1年間にボランティア活動に参加した10歳以上の都民の割合)40%の達成に向け、様々な取組を進めています。
この目標達成に向けた施策の参考とするため、都民のボランティア活動に関する取組状況等について、今年度から継続的に調査を行うこととしました。この度、その調査結果がまとまりましたので、お知らせします。
なお、本調査結果は、平成29年1月18日に報道発表を行った「ボランティア行動等実態調査の結果(速報)について」の確報版となります。

調査対象:10歳以上の都民 5,000人
※住民基本台帳に基づく層化二段抽出法により抽出

【調査結果のポイント】

(1) ボランティア行動者率

・ボランティア活動に関心を寄せる都民は約半数いるが、ボランティア行動者率は22.9%にとどまっている(概要P3、5)(本文P3、6)
・ボランティア活動に関心を寄せながら、直近1年間に行動していない人が全体の約3割に及んでいる(概要P5)(本文P12)
・年齢別では、若い世代の行動者率が低くなっている(概要P6)(本文P10)
・多くの都民が「子供を対象としている活動」に参加しているが、性別・年齢別で比較すると、30代・40代の男性の活動の割合が女性と比べて低くなっている(概要P7、8)(本文P7)

(2) ボランティア活動の情報の入手先、参加したきっかけ

・情報の入手先として「学校、職場、団体が紹介しているものを見て」、「人から直接聞いて」が多く、「インターネットやEメールを見て」「SNSを見て」という回答は少ない。ただし、ボランティア活動への関心がとても高いと回答した人は、インターネット等の割合が高くなる(概要P13、14)(本文P36、39)
・参加したきっかけとして「通っている学校での授業や活動、行事を通じて」、「家族や親戚・友人や知人の話を聞いて」、「自治会や子ども会などの地域の活動を通じて」が多い(概要P15)(本文P40)

(3) ボランティア活動に参加しない理由、参加に必要なこと

・活動に参加しない理由として、「時間的余裕がない」と回答している人が多い(概要P20)(本文P50)
・参加に必要なこととして、「参加するために必要な時間」と回答している人が多い(概要P21)(本文P53)

(4) 参加したいボランティア活動

・「子供を対象とした活動」、「東京2020大会関連のボランティア」、「まちづくりのための活動」が多い(概要P23)(本文P56)
・「東京2020大会関連のボランティア」は、若い世代で高くなり、50代以上で低くなっている(概要P24)(本文P57)
・「東京2020大会関連のボランティア」に参加したいと回答した人は、併せて「スポーツ・文化・芸術に関係した活動」に参加したいと回答している(概要P25)(本文P59)
・「在住・訪日外国人のための活動」「国際協力に関係した活動」に参加したいと回答した人の半数以上が「東京2020大会関連のボランティア」に参加したいと回答している(概要P26)(本文P60)

(5) ボランティアセンターについて

・東京ボランティア・市民活動センターについて知っていると答えている人は6%、ボラ市民ウェブ(東京ボランティア・市民活動センターが運営するウェブサイト)について知っていると答えている人は3%にとどまっている(概要P28)(本文64、67)


その他
上記の都民対象調査の外、都内に事務所又は事業所を有する法人又はその他の団体1,015団体を対象に、団体のボランティア活動に関する取組状況等について郵送調査を実施(調査期間:平成28年9月15日~11月14日)

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[東京都]
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