ECについての意識調査【ファッション編】(20~40代の女性対象) 

2017年04月04日
デジタルマーケティングカンパニーのADDIXが運営する、マーケティング情報メディア「BWRITE(ブライト)」は、20~40代の女性300人に対して2016年12月に「ECについての意識調査」を実施。「ファッション編」第1回レポート記事を公開いたしました。

【調査TOPIC】

・ECでのファッションアイテム購入者は30代が最多。もっとも少ないのは20代。
・購入サイトの種類では、どの年代も「メーカー直販以外(その他)のサイト」が最多。
・サイト別では、どの年代でも「楽天市場」がTOPに。
・20代では、他の年代よりも「メーカー直販のサイト」での購入が多め。お気に入りブランドへのこだわり強し? 
・40代は「メーカー直販のサイト」で買う17人のうち7人が「UNIQLO」と回答。

【調査結果】

■ファッションアイテムのEC購入が、もっとも少ないのは20代。多いのは…

「化粧品編」では、化粧品をECで購入したことがない女性がもっとも多かったのは20代でした。ファッションアイテムについても、もっともECでの購入経験者が少ないのは同じく20代。35%が購入したことがないと答えました。

一方、もっとも多いのは30代。約8割が購入したことがあると答えています。30代は購入者に絞った場合の購入頻度も高く、もっともECでファッションアイテムを買っている年代といえそうです。

また、購入しているサイトやアプリを種類別(※1)に見ると、どの年代でもメーカー直販以外のサイト(=その他のサイト)での購入が多いようです。

もっとも購入するサイトやアプリにしぼった場合でも、メーカー直販以外の、その他のサイトが多いようです。ただし20代では、他の年代より「メーカー直販のサイト」と答えた割合が高く、お気に入りのブランドのメーカーサイトで一番買っている、という女性も少なくないようです。

では、実際にはどんなサイトで購入しているのでしょうか。具体的な購入サイトについて調査しました。

■購入サイトでは「楽天」が圧倒的な1位。30代、40代では通販系も人気。

メーカー直販以外のサイト(=その他のサイト)の中では、どの年代でも「楽天市場」での購入がもっとも多いようです。以下、Amazon、ZOZOTOWNなどが上位に入っています。

<ふだん「ファッションアイテム」を買っている「その他のサイト」【全体】>

1位 楽天市場
2位 Amazon
3位 ZOZOTOWN
同率4位 ベルメゾン
同率4位 Yahoo!ショッピング
6位 ニッセン

20代では「Amazon」が「楽天市場」と同率で1位です。「Amazon」は化粧品の購入サイトでも1位となっており、20代によく利用されているECサイトのようです。また、ブランドの商品を扱う「ZOZOTOWN」が3位、手ごろな価格でトレンドアイテムが買える「SHOPLIST」が4位にランクインしており、ファッション性やトレンド性を重視する傾向が伺えます。

30代では、「楽天市場」が2位以下を引き離しての圧倒的な1位に。また、「ZOZOTOWN」が2位と、20代同様にブランドアイテムの購入も多いことが伺えます。また「ベルメゾン」「セシール」といった通販系サイトも上位に入ってきており、家庭を持つ女性も増える30代で、ファッションアイテムのEC購入に求めるものが20代とは異なってきていることが伺えます。

40代でも1位は「楽天市場」。また、2位は「Amazon」でした。同率3位に通販系の「ニッセン」と「ベルメゾン」がランクインしている一方、20代、30代で2~3位の「ZOZOTOWN」が5位に順位を落としています。

<ふだん「ファッションアイテム」を買っている「その他のサイト」【年代別】>

20代
同率1位 Amazon
同率2位 楽天市場
3位 ZOZOTOWN
4位 SHOPLIST
5位 Yahoo!ショッピング

30代
1位 楽天市場
2位 ZOZOTOWN
同率3位 Amazon
同率3位 Yahoo!ショッピング
5位 ベルメゾン
6位 セシール

40代
1位 楽天市場
2位 Amazon
同率3位 ニッセン 
同率3位 ベルメゾン
5位 ZOZOTOWN
6位 Yahoo!ショッピング

■「メーカー直販のサイト」は「UNIQLO」がTOP。20代は購入サイトが細分化。

一方、「メーカー直販のサイト」と回答している女性は、どういうサイトで買っているのでしょうか。回答は細かく分かれましたが、その中では「UNIQLO」がTOPでした。

20代では、全てのサイトで回答数が2、または1であり、回答は大きく分散しました。ファッションブランドにこだわりがあり、自分が気に入っているブランドのサイトで買っている様子が伺えます。

一方40代では「UNIQLO」に回答が集中。「メーカー直販のサイト」と答えた17人のうち7人が「UNIQLO」と答えています。この年代ではファッションブランドへのこだわりよりも、機能性や価格を重視している人が多いことが伺えます。


(※1)
<本調査「ファッションアイテム編」でのサイト分類定義>
◇メーカー直販サイト/アプリ
→商品の企画・製造を主業務とする企業が、自社製品販売のために運営するサイトやアプリ。
◇その他のサイト/アプリ(メーカー直販以外のサイト/アプリ)
→主に、小売業、販売業、通信販売業、ダイレクトマーケティング業を主業務とする企業が、運営するサイトやアプリ。
(例:楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、ロハコ、ベルメゾン、フェリシモ、ニッセン、セシール、高島屋オンライン、マルイウェブチャネル、SHOPLISTなど。)


<調査概要>
「ECについての意識調査【ファッション編】」(調査実施:BWRITE)
実施期間:2016年12月22日(木)~12月26日(月)
調査対象・人数:Fastaskモニター会員である20~40代の女性300名(有効回答から300名を抽出)
(年代別内訳:20代、30代、40代 各100名ずつ)
調査方法:WEBアンケート方式
調査企画・設計/調査主体:BWRITE(運営:株式会社ADDIX)
テキスト分析:ADDIX アナリティクスユニット
調査実施機関:ジャストシステム「Fastask」

※この調査での「EC」はBtoCのみを指し、フリマアプリなどのCtoC(個人間取引)は除きます。
また、「ファッションアイテム」は、衣料品、バッグ、靴、ジュエリーを指します。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[BWRITE]
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