「妊娠中の医師とのコミュニケーション」についての調査 

2017年03月31日
ベビカムは、妊娠・出産・育児情報サイト「ベビカム」において、「妊娠中の医師とのコミュニケーション」についてのアンケートを実施しました。

【本リサーチ実施の概要】
妊婦健診もしくは入院中(出産時含む)において、妊産婦と医師とのコミュニケーションに関する調査を行いました。

【調査結果の概要】

■妊婦健診は医師に質問するチャンス。でも、質問ができなかった人は26%
「現在もしくは過去、妊婦健診もしくは入院中(出産時含む)など、医師に聞きたかったのに聞けなかったことがありますか?」という質問に「はい」と回答した方は、全体の26%でした。

その理由を複数回答で聞いたところ、「医師が多忙そう」が40%、「診察時間が限られている」が31%となり、忙しそうにしている産婦人科医に、自分の不安や悩みを打ち明けることに、妊婦さんが遠慮していることがわかりました。

■聞けなかったことのトップは「胎児への不安」。「事実を知るのが怖い」と言葉を飲んでしまうケースも
医師に聞きたかったのに、聞けなかったことを尋ねたところ、以下のような回答がありました。

●胎児への不安:13人
●ママの体調(おりもの、痔、おなかの張り、他):12人
●治療・薬について:12人
●出産への不安(無痛分娩、帝王切開、他):5人
●自分の出産時のようす:4人
●旅行について:2人
●つわり:2人
●会陰マッサージ・切開:4人
●仕事について:2人
●その他:11人

■医師に質問をして満足できた人は約66%
「医師に質問をして、満足のいく回答を得られなかったことはありますか?」という質問に対しては、35%が「説明に不満」と回答。せっかく勇気を出して質問しても、思ったような回答が得られず、疑問や不安を抱えたままになってしまっているようです。

医師に質問をして満足のいく回答を得られなかったのはどんな内容についてかを尋ねたところ、以下のような回答がありました。

●ママの体調(不安や疑問):13人
●胎児の性別:6人
●説明が不十分・曖昧:6人
●出産のリスクについて:4人
●先生が変わるとアドバイスも変わる:4人
●むくみの対処法:4人
●胎児の超音波検査の説明:3人
●胎児について:3人
●その他:10人

不満が残った点として、さまざまな自由回答が寄せられました。

○妊娠と同時に子宮筋腫が見つかり、即「帝王切開ですね」と言われました。でも、なぜ帝王切開なのか説明がなく、「通常分娩は無理ですか?」と聞いたら「子宮筋腫がある方は通常分娩は無理です」と言われたので病院を変えました。変えた後の病院で通常分娩で出産しました(30歳 東京都 むっぴさん)

○里帰り出産のため担当の先生が何度か変わったのですが、先生によって言うことが異なって困りました。(1人目は「つわり後の体重増加が少ないからどんどん食べなさい」。2人目は「妊娠する前が標準よりやや肥えていたのでそんなに食べないで」。3人目は「おなかの赤ちゃんに栄養がとられるからどんどん食べなさい」等)(25歳 愛知県 くろみあさん)

満足していると答えた人の中には、予め質問をメモしておく、助産師さんに聞けることは助産師さんに質問してみるなど、診察前の準備で工夫している人が多く、医師と納得のいくコミュニケーションをとるためには、妊婦さん自身にも積極的な姿勢が必要ということがうかがえました。


【調査概要】
調査名: 「妊娠中の医師とのコミュニケーション」について
調査方法: 妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」で調査(インターネットのフォームより回答)
応募期間: 2016年12月21日~12月27日
調査対象: 234名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベビカム]
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