量子ドットディスプレイ部材世界市場に関する調査(2017年) 

2017年03月31日
矢野経済研究所は、量子ドットディスプレイ部材世界市場の調査を実施した。

<量子ドット(QD)ディスプレイ部材とは>
本調査における量子ドット(以下QD)ディスプレイ部材とは、QDを活用したディスプレイ用の部材であるQD材料(QD粒子とバインダーレジンを配合した溶液)、QDシート用バリアフィルムを指す。

【調査結果サマリー】

◆2016年の世界のQD材料出荷数量は30t、QDシート用バリアフィルム出荷数量は640万㎡
量子ドット(QD)ディスプレイは、LCDディスプレイのバックライト部材にQDシートを加えることで、従来のLCDディスプレイより少ないエネルギー消費量で高輝度・高色再現性を実現する。一方で材料価格が高価であること、QD粒子にカドミウムが含まれることなどがネックとなり、これまでQDディスプレイの量産に踏み切ったのは韓国のディスプレイメーカー1社にとどまっている。2016年のQD材料世界出荷数量は30t、QDシート用バリアフィルム世界出荷数量は640万㎡(いずれもメーカー出荷ベース)であった。

◆2017年の世界のQD材料出荷数量は前年比256.7%の77t、QDシート用バリアフィルム出荷数量は前年比250.0%の1,600万㎡を予測
今後、中国の複数のTVメーカーがQDディスプレイを採用したテレビの量産を開始する予定であり、QDディスプレイ部材市場も大きく伸長する見通しである。2017年におけるQD材料世界出荷数量は前年比256.7%の77t、QD シート用バリアフィルム世界出荷数量は前年比250.0%の1,600万㎡(いずれもメーカー出荷ベース)に拡大すると予測する。

◆QDシート用バリアフィルムでは透明蒸着フィルムを使ったラミネートタイプの採用が始まる
QDシート用バリアフィルムは、2016年前半まではシリカや窒化ケイ素といった無機材料をスパッタリングで多層積層したタイプが主流であったが、コストダウンが強く求められたことから、透明蒸着フィルムとPETフィルムとをラミネートしたタイプの採用が開始されている。


【調査概要】
調査期間:2016年12月~2017年2月
調査対象:量子ドット(Quantum Dots)ディスプレイ部材メーカー、QDディスプレイメーカー、TVメーカー他
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリングならびに文献調査併用

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