GMOメディアが運営する、10代の女の子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」は、中学生以上の10代女子を対象に「お小遣い稼ぎに関する調査」を実施いたしました。

【本調査の背景】

昨今では、ポイントサイトやネットオークション、フリマアプリなどを利用して、インターネット上でお小遣い稼ぎをする人が少なくありません。また、こうしたサービスはPCのみならずスマホでも利用できることから、普段の生活の中で気軽にお小遣い稼ぎができる環境になっています。
そこでこの度「プリキャンティーンズラボ」は、スマホネイティブ世代と呼ばれる10代の女の子が、どのような方法でお小遣い稼ぎをしているのかを調査しました。

【調査結果】

■回答者の属性
~中学生が5割超、スマホ所有率は95%以上~
回答者の割合は中学生が過半数を占め、高校生が約4割となり、13歳~16歳がボリュームゾーンとなりました。スマホの所有率は96.8%にのぼり、利用しているスマホのOSは「iOS(56.8%)」が「Android(36.9%)」を上回る結果となりました。

■毎月お小遣いもらっている?10代女子のお小遣い事情

~中高生の6割超が、毎月定額のお小遣い制~
10代女子に「お小遣いの有無」を聞いたところ、中高生はそれぞれ8割超が『お小遣いをもらっている(中学生:87.9%、高校生:85.6%、大学/専門学校生68.9%)』ことがわかりました。一方で大学/専門学校生になると、お小遣いをもらっていない人が約3割(31.1%)と多くなります。
お小遣いのもらい方について詳しくみると、中高生のそれぞれ6割超が「毎月決まった額をもらっている(中学生:60.7%、高校生:63.0%、大学/専門学校生:53.8%)」ことがわかりました。また、毎月決まった額のお小遣いをもらうのではなく、「必要なときに都度もらう(中学生:27.2%、高校生:22.6%、大学/専門学校生:15.1%)」という10代女子も一定数いるようです。

~中学生の約7割が『3,000円未満』、高校生になると『5,000円以上』もらう子が増加~
続いて「毎月決まった額をもらっている」と答えた子に「お小遣いの金額」を尋ね、属性別に比較しました。中学生は「1,000円~3,000円未満(54.8%)」が過半数を占め、『月3,000円未満』という回答を合計すると約7割(70.7%)にのぼりました。
高校生は「3,000円~5,000円未満(31.8%)」が最も多く、続いて「5,000円~10,000円未満(27.9%)」、「1,000円~3,000円未満(26.7%)」の順となりました。『月5,000円以上』もらっている子は、中学生(7.2%)と比較して大きく増加し、全体の3分の1強にのぼります。
大学/専門学校生では、中高生で1割にも満たなかった『月10,000円以上』という回答が、約3割(28.1%)にのぼりました。進学に伴って、もらうお小遣いの平均金額も上昇することが顕著に現れています。

■高校生の6割超が「アルバイト経験なし」
続いて高校生以上の10代女子に「アルバイトの経験」について尋ねたところ、高校生の6割超が「アルバイトをしたことがない(高校生:64.5%、大学/専門学校生:27.7%)」ことがわかりました。高校を卒業して大学/専門学校に進学すると「現在就業中(高校生:20.2%、大学/専門学校生:55.5%)」の割合が大きく伸び、過半数を占めています。このことから、前掲の質問でお小遣いをもらっていない大学/専門学校生が31.1%と多かったのは、アルバイトの影響もあると考えられます。
また、ひと月のアルバイト代については、「20,000円~30,000円未満(20.0%)」が最多となり、「30,000円~40,000円未満(16.6%)」と続きました。アルバイトでは『毎月20,000円~50,000円未満』稼いでいる子が約半数(46.7%)を占める一方で、『50,000円以上』も2割(23.8%)を超える結果となりました。

■インターネットでお小遣い稼ぎの経験がある子は約3割!
~「ポイントサイト」や「不用品の販売」がメイン~
10代女子にインターネットを利用したお小遣い稼ぎの経験を尋ねたところ、「インターネットを利用したお小遣い稼ぎを行ったことがある(29.2%)」が約3割にのぼりました。その方法については「ポイントサイトに登録してポイント交換(40.3%)」と「不用品などを販売(35.3%)」が突出する結果となりました。

~最も稼いだ月でも『1,000円未満』が最多!中には『10,000円以上』稼ぐ子も~
「(ポイントサイト以外を利用して)直近1年以内にインターネット上でお小遣い稼ぎをしたことがある」と答えた子に、「直近1年間で最も稼いだ月の合計金額」を尋ねました。「わからない・おぼえていない」を除くと、「1,000円未満(22.2%)」、「1,000円~3,000円未満(18.4%)」と続き、少額であるほど稼いだ経験のある子が多い傾向にあるようです。一方で、『10,000円以上』稼いだことがある子も17.8%いることがわかりました。

~ポイントの獲得方法は「アンケート」「動画」「アプリダウンロード」~
続いて「ポイントサイトに登録してポイント交換」すると答えた子に、ポイントの獲得方法を聞いたところ、「アンケートに答える(75.9%)」、「動画を視聴する(75.3%)」、「アプリをダウンロードする(66.5%)」という回答が多く、それぞれ6~7割台にのぼりました。

~不用品は「フリマアプリ」で売る!販売理由は「捨てるのはもったいない、お金が足りない」という声も~
「不用品などを販売する」と答えた子にその販売方法を尋ねたところ、ほぼ100%の子が「フリマアプリ(97.8%)」を利用していることがわかりました。中には「SNS(19.9%)」を活用している子も一定数いるようです。また、カテゴリ別では「エンタメグッズ(44.4%)」、「アイドルグッズ(39.7%)」、「衣料品(36.5%)」を販売する子が多いことがわかりました。
さらに販売理由については、「捨てるのはもったいないと思うから(66.4%)」や「お小遣いやアルバイトだけではお金が足りないから(41.9%)」という声が上位に挙がっています。

~インターネットでの不用品販売、親に話す子が7割超~
インターネットでの不用品販売について、保護者に話しているかどうかを尋ねたところ、保護者に話している子が75.5%にのぼりました。一方で、話していない子も2割弱存在していることから、特に未成年の子を持つ保護者は、インターネット上の売買でのトラブルを未然に防ぐ意味でも、不用品の取り扱いについて注視する必要があるかもしれません。


<調査概要>
調査テーマ:お小遣い稼ぎに関する調査
調査対象:中学生以上の10代の女子(中高生・大学生・専門学校生)
調査期間:2017年3月15日~2017年3月17日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:2,685名
調査主体:プリキャンティーンズラボ

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