人生100年時代のお金についての意識調査(20代~60代男女対象) 

2017年03月23日
SMBC日興証券が運営する投資情報サービス「FROGGY(フロッギー)」は、2017年3月8日~9日の2日間、20代~60代の男女625名を対象に、「人生100年時代のお金についての意識調査」を実施しました。

▼本調査における、「人生100年時代」の定義
近年、先進国の平均寿命は、10年あたり2〜3年のペースで伸びており、このままのペースで長寿化が進むとすると、近いうちに、誰もが100歳まで生きる「人生100年時代」が到来するといわれています。「人生100年時代」では、同世代が足並みをそろえて「教育、勤労、引退」という3つのステージを生きるのではなく、それぞれに応じて「働き方、ライフイベントのタイミングを選び取っていくこと」が必要になると言われています。つまり、決められたレールに従うのではなく、常に変化する時代にフィットし、自分に合った働き方や余暇のスタイルを見出して、人生のステージを自身で構築していくことが求められるようになっていきます。

<調査結果ダイジェスト>

【1】“ノープラン”と“知識不足”が招く、いつまでも“他人事(ひとごと)”な「資産運用」
≫現在、「資産運用」を行っている人は、わずか3割
≫そして、3人に2人は、将来の資産形成プラン「なし」
≫更に、7割は、お金(貯蓄や投資など)に関する知識に自信「なし」
≫将来、「資産運用」したい人も、わずか2割にとどまる
≫ただし、20代はその中でも「資産運用」に“意欲的”

【2】「お金についてみんなで話す」のが苦手な日本人    
≫半数、家族や友人とのお金の話に抵抗感
≫半数以上、お金のことは “一人”で考えたり調べたりする
≫7割、親の給料や実家の総資産額を「知らない」
≫更に、自分の資産状況を把握できている人も、たった半数

【3】足音が迫る「人生100年時代」!不安なことトップは「お金」!
 しかし、リアリティはなく、老後もまだまだ先で、大事なのはやっぱり“今”  

≫足音が迫る「人生100年時代」、その認知度は3割程度
≫しかし、定義を知ると7割の人が不安を感じる
≫不安の正体、1位:「お金(収入源やお金の問題)」、2位:「健康寿命」、3位:「仕事」
≫老後に必要な資金のイメージ、3人に2人が予想と現実に2,000万以上のギャップ
≫過半数以上が「引退後に備えた資産形成」を“意識してない”
≫「いまこの瞬間の楽しみを優先してお金を使ってしまう」人は、4割も。20代・30代ではその傾向はさらに顕著に

【4】「人生100年時代」を上手く生き抜くための武器=お金!
 勤労所得以外の資産形成を通じ、柔軟なキャリア形成&充実したプライベートを実現

≫「人生100年時代」では、「引退後に備えた資産形成」を最重要視
≫「本業以外の収入源の確保」の重要度も2倍にアップ(38.1%→72.3%)
≫「人生100年時代」は、「ライフスタイルに合わせたジョブチェンジ」や「ワークライフバランス」もポイントに

<調査結果>

【1】 “ノープラン”と“知識不足”が招く、いつまでも“他人事(ひとごと)”な「資産運用」

≫現在、資産運用を行っている人の割合は、わずか3割
20代~60代の男女に「現在、資産運用をしているか」を尋ねたところ、「資産運用している」という回答はわずか27.5%に留まり、約7割(72.5%)が資産運用をしていないという結果となりました。また、現在、資産運用をしている方にその手段を尋ねたところ、1位:「株式投資」(78.5%)、2位:「投資信託」(48.8%)、3位:「債券」(19.2%)という結果となり、資産運用の手段として「株式投資」に強い人気があることが分かりました。

≫3人に2人が将来の資産形成プラン「なし」
「将来に向けた自分なりの資産形成プランがあるか」という問いに対しては、65.8%が「なし」と回答。特に20代においては資産形成プランがない人が72.0%にのぼり、若年層における将来のマネープラン意識の低さが明らかとなりました。

≫7割が、お金(貯蓄や投資など)の知識に自信「なし」
更に、「お金(貯蓄や投資など)に関する知識には、ある程度自信があるか」を尋ねたところ、67.7%が、「自信がない」と回答。年代別に見ても結果に大きな差はなく、20~60代の全年代において、「お金の知識」に対して苦手意識を抱いている方が多いことが分かりました。

≫将来、「資産運用」したい人も、わずか2割にとどまる
≫ただし、20代はその中でも「資産運用」に“意欲的”
また、現在資産運用をしていない方に、「将来、資産運用してみたいか」を尋ねたところ、「してみたい」という回答はわずか22.7%という結果に。資産運用に対して消極的な姿勢が垣間見える一方、資産運用に興味を示したのが20代。20代の3人に1人(33.1%)が資産運用を「してみたい」と回答しました。“高級ブランドになびかず、所有よりも共有に価値を見いだす”といわれる「ミレニアル世代」(2000年以降に成人や社会人となった20-35歳)ですが、他の世代と比較すると、将来の資産運用には意欲的であることが分かりました。

【2】 「お金についてみんなで話す」のが苦手な日本人

≫半数、家族や友人と“お金”の話に抵抗感
≫半数以上、お金のことは “一人”で考えたり調べたりする
「友人知人や家族とお金の話をすることに抵抗があるか」という問いに対しては、47.7%が「抵抗がある」と回答する結果に。さらに、「お金のことは、周囲に相談するよりひとりで考えたり調べたりすることが多い」という問いについても58.4%が同意し、「投資をしている/考えていることは周囲には話しにくい」という問いに対しても42.8%が当てはまると回答しました。
これらの結果から、いまだに「お金について語る」ことに、漠然とタブー意識を持つ日本人が多いことが分かります。

≫7割が「親の給料」「実家の総資産額」を“知らない”現実
お金についての日本人の内向性が明らかになりましたが、家庭でのお金事情について調査するため「親の給料を知っているか」と尋ねたところ、71.3%が「知らない」と回答する結果となりました。さらに、「現在の実家の総資産額」についても66.9%が「知らない」と答え、家族間ですら“お金についてオープンにすることのタブー意識”が存在することが伺えます。

≫自分の資産状況を把握できている人も、たった半数
他人や家族と“お金を語る”ことに抵抗感があることに加え、「自分の資産状況をしっかり把握できているか」という問いに対しても、「当てはまる」と答えた方は半数(55.7%)に留まる結果に。親の資産状況はもとより、自分の資産状況についても、半数の人は正しく把握できていないという事実が明らかとなりました。

【3】 足音が迫る「人生100年時代」!不安なことトップは「お金」!
しかし、リアリティはなく、老後もまだまだ先で、大事なのはやっぱり“今”

≫足音が迫る「人生100年時代」その認知度は3割程度
誰もが100歳まで生きるようになる「人生100年時代」。決められたレールに従うのではなく、常に変化する時代にフィットし、自分に合った働き方や余暇のスタイルを見出して、人生のステージを自身で構築していくことが求められる、そんな時代の足音が迫っています。
この「人生100年時代」の到来にあたり、まず「人生100年時代」という考え方の認知度を調査したところ、「どのようなものか知っている」方はわずか1割未満(6.4%)、「聞いたことがある」が3割(27.7%)で、残りの7割(65.9%)近くは「知らない」という結果となりました。

≫しかし・・・定義を知ると7割が”不安”を感じるのが「人生100年時代」
「人生100年時代」を知らない方にもその定義を明確にした上で、「人生100年時代が到来することに不安があるか」を尋ねたところ、3人に2人(68.6%)は「不安」を感じることが判明。さらに、世代別に結果を見ると、20代はまだ「100年生きる」といってもイメージが湧きにくいのか、不安感を感じる割合は、全年代で最も低い62.4%となりました。世代別の1位は定年前の50代の75.2%で、20代との比べると10%以上差が開く結果となりました。

≫不安の正体、1位は「お金(収入源やお金の問題)」
「人生100年時代」の不安を紐解いた結果、1位:「お金(収入源や貯蓄の問題)」(94.2%)、2位:「健康寿命」(88.6%)、3位:「仕事」(80.2%)という結果に。近年話題となっている「健康寿命」よりも、「お金問題」に対する不安感が大きいことが分かります。
また、3位の「仕事」においては、今後の労働期間が最も長い“ミレニアル世代”の20代は87.2%、30代は93.1%が「不安」と回答。これから先、長い間生きていく若い世代にとっては、やはり「仕事」が重要な要素であることが分かりました。

≫老後に必要なお金、3人に2人が予想と現実に2,000万以上のギャップ
≫過半数以上が「引退後に備えた資産形成」を“意識してない”
当社のシミュレーションでは、実際に老後に必要となる金額は、ひとり約5,000万円※となっています。
そこで、具体的に、「老後(60歳~100歳)に必要な資金額のイメージ」について尋ねたところ、シミュレーション額の約5,000万円よりも低い金額を答えた人が、実に半数ほどにのぼりました。また、3人に2人(64.8%)は実際に必要とされる金額と2,000万円以上のギャップがあったことからも分かるように、老後に必要な資金に対する認識の曖昧さが伺えます。

また、今現在「引退後に備えた資産形成を意識」しているかという問いについては、過半数以上(56.2%)が「意識していない」と回答。
必要な資金額のイメージこそあるものの、3人に2人が将来に向けた自分なりの資産形成プランを持っておらず(【1】参照)、引退後に備えた資産形成も半数以上が意識できていないということは、漠然とお金に不安は抱いているものの、現実では対策をできていないということ。
ここでも、「老後の見通しの甘さ」が垣間見えました。

※ 夫60歳、妻55歳の夫婦世帯の1ヵ月の生活費を約27.6万円*1、妻一人の1ヵ月の生活費を約15.6万円*2、夫婦二人の期間を24年、妻一人の期間を13年*3と想定すると、老後に必要な総額は夫婦2人で約10,400万となる。SMBC日興証券がシミュレーション。
*1 総務省「2015年 家計調査年報 高齢夫婦無職世帯の家計収支」、
*2 総務省「2015 年家計調査年報 高齢単身無職世帯の家計収支」
*3 厚生労働省「2015年簡易生命表の概況」 男性60歳の平均余命は23.55年、女性79歳(夫の死亡)時の平均余命は12.54年

≫更に、「いまこの瞬間の楽しみを優先してお金を使ってしまう」人は、4割も存在
 20代・30代ではその傾向はさらに顕著に
お金の使い方について、「いまこの瞬間の楽しみを優先してお金を使ってしまう」という項目には、全体の4割(39.7%)近くが「当てはまる」と回答。
特に、20・30代においては、それぞれ半数以上が「当てはまる」と回答(20代:52.0%、30代:50.4%)しており、50・60代の約3割(50代  28.0%、60代 28.8%)と比較して、世代間での考えの差がハッキリと出ました。

【4】「人生100年時代」を上手く生き抜くための武器=お金!
勤労所得以外の資産形成を通じ、柔軟なキャリア形成&充実したプライベートを実現

≫「引退後に備えた資産形成」を最重要視
≫「本業以外の収入源の確保」の重要度も2倍にアップ
目の前に迫った「人生100年時代」において、何を重要視するかを質問したところ、最も重要視する方が多かったのは「引退後に備えた資産形成」(82.7%)でした。この項目は、「人生100年時代」という考え方を知る前と知った後では、重要視する割合が約2倍(43.9%→82.7%)に増加する結果に。
また、「本業以外の収入源の確保」の重要度も、「人生100年時代」という考え方を知る前の38.1%から、72.3%と約2倍に増加しており、100年時代の到来で、マネープランに対する意識が高まっていくだろうことが明らかになりました。

≫人生100年時代は、「ライフスタイルに合わせたジョブチェンジ」や「ワークライフバランス」もポイントに
「引退後に備えた資産形成」に次いで重要視する方が多かったのは、「余暇の充実(趣味やレクリエーションなど)」(80.7%)、「健康寿命を意識した生活」(79.3%)で、健康に楽しく長生きすることを望む姿が伺えます。

また、「ライフスタイルに合わせ会社又は職種を変える」ことは、「人生100年時代」では55.8%が重要視し、「ワークライフバランスの充実」も、72.2%が重要視するという結果も出ています。
なお、世代別に結果を見ると、特に20代では7割(70.4%)が「ライフスタイルに合わせ会社又は職種を変える」ことを重要視しており、世代間で最も柔軟な姿勢が見えました。

一方で、「同じ会社で働き続ける」ことについても、約半数の49.1%が重要視するという結果に。「ライフスタイルに合せた会社又は仕事の選択」よりは低いものの、“柔軟なジョブチェンジ”と“ひとつの会社で勤め上げること”という、相反する「働き方」意識が共存しています。
「人生100年時代」は、ライフスタイルに合わせて仕事・職種を変えていく生き方や、同じ会社で勤め上げる生き方など、様々な価値観、多種多様な働き方やワークライフバランスが共存していくことになるのかもしれません。


『SMBC日興証券「FROGGY」調べ』

<調査概要>
調査対象者:625名
調査期間:2017年3月8日(水)~2017年3月9日(木)
■対象者条件
 性別:男女
 年齢:20歳~69歳
 地域:全国
 割付条件:各年代男女合計125名の均一回収
 調査方法:インターネットリサーチ

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